LESSON 01

正負の数の減法と項

4つの型の減法を計算する

正から正を引く、正から負を引く、負から正を引く、負から負を引くの4つの型を、書きかえてから加法の種類を見分ける二段階で処理する。小数と分数まで確実にする。

4つの型の減法を計算する

このレッスンでできるようになること

  • 減法の4つの型を、書きかえてから加法の種類を見分ける二段階で計算できる
  • 書きかえたあと、同じ符号のたし算になるか異なる符号のたし算になるかを言える
  • 引く数と引かれる数を入れかえると答えが変わることを、式で示せる

前のレッスンの確認

  • 反対の数 … 符号だけを変えた数のこと
  • 変えるのは二つだけ … ①引く記号を「たす」に変える ②引く数を反対の数に変える。最初の数は変えない
  • 同じ符号の数をたす二つの段階 … ①共通の符号を、そのまま答えの符号にする ②二つの絶対値をたす
  • 異なる符号の数をたす三つの段階 … ①二つの絶対値をくらべる ②絶対値が大きいほうの符号を、答えの符号にする ③大きい絶対値から小さい絶対値を引く

絶対値は記号でも書きます。\(|-18|\)\(18\) です。\(|+24|\)\(24\) です。

このレッスンでも、答えの符号を決めるのは絶対値です。

引き算には4つの型がある

前のレッスンで、引き算をたし算に直せるようになりました。

引き算に出てくる数は二つです。引かれる数引く数です。

引かれる数は、最初に書かれている数のことです。引く数は、引き算の記号のあとに書かれている数のことです。

どちらも正か負のどちらかです。だから組み合わせは4通りになります。

型の名前 引かれる数 引く数
正から正を引く 正の数 正の数 \((+24)-(+13)\)
正から負を引く 正の数 負の数 \((+13)-(-12)\)
負から正を引く 負の数 正の数 \((-18)-(+24)\)
負から負を引く 負の数 負の数 \((-12)-(-30)\)

型は4つありますが、覚えることは増えません。

どの型も、まったく同じ二段階で処理できます。

減法を計算する二段階

減法を計算する二段階の流れ図 上から順に、引き算の式、たし算に書きかえる段階、たし算の式がならぶ。そこから左右に分かれ、同じ符号の数をたす二つの段階と、異なる符号の数をたす三つの段階へ進む。 減法を計算する二段階 引き算の式 ① 引く記号と引く数を変えて たし算に書きかえる たし算の式 ② 同じ符号の数をたす 二つの段階へ ② 異なる符号の数をたす 三つの段階へ

段階①は、前のレッスンでやったことです。引く記号と引く数の二か所を変えます。

段階②は、セクション3でやったことです。書きかえた式が同じ符号か異なる符号かを見分け、その段階で計算します。

減法を計算する二段階

  1. 引く記号と引く数を変えて、たし算に書きかえる
  2. 書きかえた式の二つの符号を見て、同じ符号か異なる符号かで計算する

段階②で見るのは、書きかえたあとの式です。元の式の符号ではありません。

書きかえると、符号の関係が入れかわる

4つの型を実際に書きかえて、加法の種類まで書き入れます。

元の式 書きかえた式 加法の種類 答え
\((+24)-(+13)\) \((+24)+(-13)\) 異なる符号 \(+11\)
\((+13)-(-12)\) \((+13)+(+12)\) 同じ符号 \(+25\)
\((-18)-(+24)\) \((-18)+(-24)\) 同じ符号 \(-42\)
\((-12)-(-30)\) \((-12)+(+30)\) 異なる符号 \(+18\)

表をたてに見てください。元の式で符号が同じだった1行目と4行目は、異なる符号のたし算になりました。

元の式で符号がちがう2行目と3行目は、同じ符号のたし算になりました。

すっかり入れかわっています。理由は、書きかえで手を入れる場所にあります。

書きかえで変わるのは引く数の符号だけであることを示す図 書きかえる前と書きかえたあとを左右にならべた表。引かれる数はマイナス十二のまま変わらず、引く数はマイナス三十からプラス三十に変わる。二つの符号の関係は、同じからちがうに変わる。 変わるのは 引く数の符号だけ 書きかえる前 書きかえたあと 引かれる数 −12 −12 引く数 −30 +30 二つの符号 同じ ちがう 符号がちがうので 三つの段階で計算する

書きかえで符号が変わるのは、引く数だけです。引かれる数はそのまま残ります。

片方だけ符号が変われば、二つの符号の関係は反対になります。

元の式の二つの符号 書きかえたあと 使う道具
同じ(正から正、負から負) 異なる符号のたし算 三つの段階
ちがう(正から負、負から正) 同じ符号のたし算 二つの段階

元の式の見た目で決めると、必ず反対の道具を選んでしまいます。 書きかえてから見てください。

例題1 4つの型を続けて計算する

次の計算をしなさい。

(1)\((+17)-(+24)\) (2)\((+24)-(-18)\) (3)\((-30)-(+13)\) (4)\((-30)-(-13)\)

4つの型が1問ずつ出ています。まず書きかえ、それから加法の種類を見ます。

元の式 書きかえた式と答え この行でしたこと
(1)\((+17)-(+24)\) \((+17)+(-24)=-7\) 異なる符号。三つの段階
(2)\((+24)-(-18)\) \((+24)+(+18)=+42\) 同じ符号。二つの段階
(3)\((-30)-(+13)\) \((-30)+(-13)=-43\) 同じ符号。二つの段階
(4)\((-30)-(-13)\) \((-30)+(+13)=-17\) 異なる符号。三つの段階

(1)では \(|+17|\)\(17\)\(|-24|\)\(24\) です。大きいのは \(24\) なので符号は \(-\) になり、\(24-17=7\) です。(4)も同じ見方で、\(|-30|\)\(30\) が大きいので \(-17\) になります。

(2)では共通の符号が \(+\) なので、\(24\)\(18\) をたして \(42\) です。(3)は共通の符号が \(-\) なので、\(30\)\(13\) をたして \(43\) になります。

確かめ

(1)(−7) + (+24) = +17 。元の数に戻った
(2)(+42) + (−18) = +24 。元の数に戻った
(3)(−43) + (+13) = −30 。元の数に戻った
(4)(−17) + (−13) = −30 。元の数に戻った

答えの吟味

(1)と(3)は正の数を引いたので、元の数より小さくなりました。(2)と(4)は負の数を引いたので大きくなりました。

引く数の符号を見れば、答えが元の数より大きいか小さいかが先に分かります。

答え (1)\(-7\) (2)\(+42\) (3)\(-43\) (4)\(-17\)

例題2 0 を含む減法

次の計算をしなさい。

(1)\(0-(-12)\) (2)\((-12)-0\) (3)\(0-(+17)\)

(1)と(2)には同じ数が出てきます。ちがうのは、どちらが引かれる数かだけです。

この行でしたこと
(1)\(0-(-12)=0+(+12)=+12\) \(0\) から引いた。\(0\) から右へ \(12\) 進んだ
(2)\((-12)-0=(-12)+0=-12\) \(0\) を引いた。\(0\) の反対の数は \(0\) なので動かない
(3)\(0-(+17)=0+(-17)=-17\) \(0\) から引いた。\(0\) から左へ \(17\) 進んだ

確かめ

(1)(+12) + (−12) = 0 。元の数に戻った
(2)(−12) + 0 = −12 。元の数に戻った
(3)(−17) + (+17) = 0 。元の数に戻った

答えの吟味

(1)と(2)は出てくる数が同じなのに、答えは \(+12\)\(-12\) でちがいました。

\(0\) が引かれる数のときは \(0\) から動きます。\(0\) が引く数のときは動きません。

どちらが引かれる数かで、答えが変わります。

答え (1)\(+12\) (2)\(-12\) (3)\(-17\)

例題3 小数と分数

ここまでは、小数点のつかない数だけを使ってきました。小数や分数でも、二段階はそのまま使えます。

次の計算をしなさい。

(1)\((+5.1)-(-0.8)\) (2)\(\left(-\dfrac{3}{10}\right)-\left(+\dfrac{5}{8}\right)\)

分数は、書きかえたあとで通分します。順番を守ってください。

この行でしたこと
(1)\((+5.1)+(+0.8)\) 記号を \(+\) に、\(-0.8\)\(+0.8\) に変えた
(1)\((+5.1)+(+0.8)=+5.9\) 同じ符号の二つの段階。\(5.1+0.8=5.9\)
(2)\(\left(-\dfrac{3}{10}\right)+\left(-\dfrac{5}{8}\right)\) 記号を \(+\) に、\(+\dfrac{5}{8}\)\(-\dfrac{5}{8}\) に変えた
(2)\(-\dfrac{12}{40}\)\(-\dfrac{25}{40}\) にそろえる 分母を \(40\) にそろえた
(2)\(\left(-\dfrac{12}{40}\right)+\left(-\dfrac{25}{40}\right)=-\dfrac{37}{40}\) 同じ符号の二つの段階

(2)は書きかえたあと、どちらも負の数です。だから共通の符号 \(-\) をそのまま使います。通分を先にすると、符号を変えるのを忘れやすくなります。

確かめ

(1)(+5.9) + (−0.8) = +5.1 。元の数に戻った
(2)40 分の −37 に、引いた 8 分の 5 をたし戻す
8 分の 5 は 40 分の 25
40 分の −37 と 40 分の 25 の和は 40 分の −12
40 分の −12 は 10 分の −3 。元の数に戻った

答えの吟味

(1)は負の数を引いたので大きくなり、(2)は正の数を引いたので \(0\) から遠くなりました。

答え (1)\(+5.9\) (2)\(-\dfrac{37}{40}\)

引く数と引かれる数を入れかえると、答えが変わる

たし算では、二つの数を入れかえても答えが変わりませんでした。\((+13)+(+17)\)\((+17)+(+13)\)\(+30\) です。

引き算はちがいます。入れかえると、答えまで変わります。

例題4 入れかえて計算する

\((+13)-(+17)\)\((+17)-(+13)\) をそれぞれ計算しなさい。

どちらも正から正を引く型です。書きかえると、異なる符号のたし算になります。

この行でしたこと
\((+13)-(+17)\) 元の式
\((+13)+(-17)\) 記号を \(+\) に、\(+17\)\(-17\) に変えた
\((+13)+(-17)=-4\) 異なる符号の三つの段階
\((+17)-(+13)\) 元の式
\((+17)+(-13)\) 記号を \(+\) に、\(+13\)\(-13\) に変えた
\((+17)+(-13)=+4\) 異なる符号の三つの段階

上の式では \(|-17|\)、下の式では \(|+17|\)\(17\) が大きい絶対値です。だから符号が反対になります。

絶対値の差は、どちらも \(17-13=4\) です。ちがうのは符号だけでした。

引く順番を入れかえた二つの引き算の数直線 目盛りのそろった二本の数直線。上の線ではプラス十三から左へ十七進んでマイナス四に着き、下の線ではプラス十七から左へ十三進んでプラス四に着く。着いた二点は原点から同じだけ離れている。 入れかえると 答えが変わる (+13) − (+17) +13 から左へ 17 進む 左へ 17 −6 −4 −2 0 +2 +4 +6 +8 +10 +12 +14 +16 +18 (+13) − (+17) = −4 (+17) − (+13) +17 から左へ 13 進む 左へ 13 −6 −4 −2 0 +2 +4 +6 +8 +10 +12 +14 +16 +18 (+17) − (+13) = +4 着く点は 0 をはさんで反対がわ 答えは反対の数になる

確かめ

出た答え −4 に、引いた +17 をたし戻す
(−4) + (+17) = +13 。元の数に戻った
出た答え +4 に、引いた +13 をたし戻す
(+4) + (+13) = +17 。元の数に戻った

答えの吟味

\(-4\)\(+4\) は、符号だけがちがう数です。つまり反対の数どうしです。

数直線で見ると、\(0\) をはさんで同じだけ離れています。

答え \((+13)-(+17)=-4\)\((+17)-(+13)=+4\)

例題5 二つの月の増減をくらべる

あるお店では、1か月でお金が増えた月を正の数、減った月を負の数で表しています。

先月の増減は \(-18\) 万円、今月は \(+13\) 万円でした。

(1)今月の増減は、先月より何万円大きいですか。

(2)先月の増減から今月の増減を引くと、どうなりますか。

(1)は大きいほうから小さいほうを引きます。(2)は引く順番を入れかえた式です。

この行でしたこと
(1)\((+13)-(-18)\) 今月の増減から、先月の増減を引いた
(1)\((+13)+(+18)\) 記号を \(+\) に、\(-18\)\(+18\) に変えた
(1)\((+13)+(+18)=+31\) 同じ符号の二つの段階
(2)\((-18)-(+13)\) 引く順番を入れかえた
(2)\((-18)+(-13)\) 記号を \(+\) に、\(+13\)\(-13\) に変えた
(2)\((-18)+(-13)=-31\) 同じ符号の二つの段階

確かめ

先月の −18 に、求めた差 31 をたし戻す
(−18) + (+31) = +13 。今月の増減に合った

答えの吟味

(2)の答え \(-31\) は、先月が今月より \(31\) 万円小さいという意味です。

ちがいそのものは \(31\) 万円です。引く順番が変わると、符号が変わります。

答え (1)\(31\) 万円 (2)\(-31\) になり、先月が今月より \(31\) 万円小さいことを表す

今日の問い

\((-12)-(-30)\) の答えは \(+18\) でした。

負の数から負の数を引いたのに、答えは正の数です。おかしくないでしょうか。

おかしくありません。引き算の式のままでは、答えの符号は見えないからです。

書きかえると \((-12)+(+30)\) になります。ここで初めて、符号を決める材料がそろいます。

材料は絶対値です。\(|-12|\)\(12\)\(|+30|\)\(30\) なので、大きいのは \(30\) です。

だから答えの符号は \(+\) になります。

見ているもの 答えの符号を決めるか
元の式の二つの符号 決めない
書きかえたあとの二つの符号 同じか異なるかを決める
書きかえたあとの二つの絶対値 異なる符号のときに決める

式を見た瞬間に符号を当てようとしないでください。 書きかえてから、絶対値を見ます。

よくある間違い

まちがい1:元の式を見て、同じ符号のたし算だと決めてしまう

\((-18)-(-12)\) を計算する問題です。

✗ (−18) − (−12)
✗ (−18) + (+12)      ← 書きかえはできている
✗ 元の式が負と負なので同じ符号 。18 + 12 = 30
✗ = −30

書きかえまでは合っています。落ちているのは、そのあとの見分けです。

書きかえたあとの式は \(-18\)\(+12\) で、符号がちがいます。使うのは三つの段階です。

○ (−18) − (−12)
○ (−18) + (+12)
○ 絶対値は 18 と 12 。大きいのは 18 で、その数は −18
○ 答えの符号は − 。18 − 12 = 6 なので −6

たし戻して確かめます。

誤答 −30 に、引いた −12 をたし戻す
(−30) + (−12) = −42
元の数は −18 なので、戻っていない

見分けに使うのは、書きかえたあとの式だけです。

まちがい2:引く数のほうが大きいと、順番を入れかえてしまう

\((+13)-(+24)\) を計算する問題です。

✗ (+13) − (+24)
✗ 13 から 24 は引けないので 24 − 13 = 11
✗ = +11

小学校では、小さい数から大きい数を引けませんでした。その感覚が残っています。負の数を作ったので、いまは引けます。

○ (+13) − (+24)
○ (+13) + (−24)
○ 絶対値は 13 と 24 。大きいのは 24 で、その数は −24
○ 答えの符号は − 。24 − 13 = 11 なので −11

たし戻して確かめます。

誤答 +11 に、引いた +24 をたし戻す
(+11) + (+24) = +35
元の数は +13 なので、戻っていない

絶対値の差を求めるときは、大きいほうから引きます。式そのものを入れかえるのとは、ちがう話です。

まちがい3:元の式にプラスとマイナスが見えて、異なる符号だと決めてしまう

\((-24)-(+12)\) を計算する問題です。

✗ (−24) − (+12)
✗ (−24) + (−12)      ← 書きかえはできている
✗ 元の式に − と + があるので異なる符号 。24 − 12 = 12
✗ = −12

まちがい1と反対の取りちがえです。やはり元の式を見てしまっています。

書きかえたあとの式は \(-24\)\(-12\) で、符号がそろっています。使うのは二つの段階です。

○ (−24) − (+12)
○ (−24) + (−12)
○ 共通の符号は − 。24 + 12 = 36 なので −36

たし戻して確かめます。

誤答 −12 に、引いた +12 をたし戻す
(−12) + (+12) = 0
元の数は −24 なので、戻っていない

答えの符号を決める手がかりには、元の式の符号は使えません。

自分で確かめよう

紙に書いてから、答えを開いてください。書きかえた式を必ず1行残すこと。

  1. 次の計算をしなさい。書きかえた式も、答えといっしょに書きなさい。 (1)\((+30)-(+17)\) (2)\((-13)-(-30)\) (3)\((+12)-(-17)\) (4)\((-24)-(+13)\)

  2. 次の計算をしなさい。 (1)\(0-(-24)\) (2)\((-24)-0\) (3)\(0-(+30)\)

  3. 次の計算をしなさい。 (1)\((-0.8)-(+5.1)\) (2)\(\left(-\dfrac{3}{10}\right)-\left(-\dfrac{5}{8}\right)\)

  4. \((+18)-(+30)\)\((+30)-(+18)\) をそれぞれ計算しなさい。二つの答えにどんな関係があるかも書きなさい。

  5. 次の計算はまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。

(−17) − (−24)
引く記号と引く数を変えて (−17) + (+24)
どちらも 0 から遠い数なので、絶対値をたして 41
答えは +41
  1. 負の数から負の数を引くと、答えが正の数になることも負の数になることもあります。どんなときに正の数になりますか。絶対値の言葉で説明しなさい。
答えと考え方

1. まず引く記号と引く数の二か所を変えます。そのあと、書きかえた式の符号を見ます。

元の式 書きかえた式と答え この行でしたこと
(1)\((+30)-(+17)\) \((+30)+(-17)=+13\) 異なる符号。三つの段階
(2)\((-13)-(-30)\) \((-13)+(+30)=+17\) 異なる符号。三つの段階
(3)\((+12)-(-17)\) \((+12)+(+17)=+29\) 同じ符号。二つの段階
(4)\((-24)-(+13)\) \((-24)+(-13)=-37\) 同じ符号。二つの段階

(1)では \(|+30|\)\(30\) が大きいので、符号は \(+\) です。\(30-17=13\) になります。

(2)では \(|+30|\)\(30\) が大きいので、符号は \(+\) です。\(30-13=17\) になります。

確かめ

(1)(+13) + (+17) = +30 。元の数に戻った
(2)(+17) + (−30) = −13 。元の数に戻った
(3)(+29) + (−17) = +12 。元の数に戻った
(4)(−37) + (+13) = −24 。元の数に戻った

答えの吟味

(1)と(2)は元の式の符号がそろっていたので、書きかえると符号がちがいます。(3)と(4)はその反対でした。

答え (1)\(+13\) (2)\(+17\) (3)\(+29\) (4)\(-37\)

2. \(0\) がどちら側にあるかを、先に見ます。

この行でしたこと
(1)\(0-(-24)=0+(+24)=+24\) \(0\) から引いたので、\(-24\) の反対の数
(2)\((-24)-0=(-24)+0=-24\) \(0\) を引いたので、そのまま
(3)\(0-(+30)=0+(-30)=-30\) \(0\) から引いたので、\(+30\) の反対の数

確かめ

(1)(+24) + (−24) = 0 。元の数に戻った
(2)(−24) + 0 = −24 。元の数に戻った
(3)(−30) + (+30) = 0 。元の数に戻った

答えの吟味

(1)と(2)は同じ \(-24\)\(0\) が出てきますが、答えは反対の数になりました。

\(0\) が引かれる数なら動きます。\(0\) が引く数なら動きません。

答え (1)\(+24\) (2)\(-24\) (3)\(-30\)

3. 小数でも分数でも、二段階は変わりません。

この行でしたこと
(1)\((-0.8)+(-5.1)\) 記号を \(+\) に、\(+5.1\)\(-5.1\) に変えた
(1)\((-0.8)+(-5.1)=-5.9\) 同じ符号の二つの段階。\(0.8+5.1=5.9\)
(2)\(\left(-\dfrac{3}{10}\right)+\left(+\dfrac{5}{8}\right)\) 記号を \(+\) に、\(-\dfrac{5}{8}\)\(+\dfrac{5}{8}\) に変えた
(2)\(-\dfrac{12}{40}\)\(+\dfrac{25}{40}\) にそろえる 分母を \(40\) にそろえた
(2)\(\left(-\dfrac{12}{40}\right)+\left(+\dfrac{25}{40}\right)=+\dfrac{13}{40}\) 異なる符号の三つの段階

(2)では \(\dfrac{25}{40}\) のほうが大きい数です。だから符号は \(+\) になります。

確かめ

(1)(−5.9) + (+5.1) = −0.8 。元の数に戻った
(2)40 分の 13 に、引いた 8 分の −5 をたし戻す
8 分の −5 は 40 分の −25
40 分の 13 と 40 分の −25 の和は 40 分の −12
40 分の −12 は 10 分の −3 。元の数に戻った

答えの吟味

(1)は正の数を引いたので \(0\) から遠くなり、(2)は負の数を引いたので \(0\) を通りこしました。

答え (1)\(-5.9\) (2)\(+\dfrac{13}{40}\)

4. どちらも正から正を引く型です。書きかえると、異なる符号のたし算になります。

この行でしたこと
\((+18)-(+30)\) を書きかえて \((+18)+(-30)=-12\) 異なる符号の三つの段階
\((+30)-(+18)\) を書きかえて \((+30)+(-18)=+12\) 異なる符号の三つの段階

上の式では \(|-30|\)、下の式では \(|+30|\)\(30\) が大きい絶対値です。だから符号が反対になります。

絶対値の差は、どちらも \(30-18=12\) です。

確かめ

(−12) + (+30) = +18 。元の数に戻った
(+12) + (+18) = +30 。元の数に戻った

答えの吟味

\(-12\)\(+12\) は符号だけがちがうので、反対の数どうしです。

答え \((+18)-(+30)=-12\)\((+30)-(+18)=+12\)。二つは反対の数どうし

5. まちがっているのは、3行目です。

\((-17)+(+24)\) に書きかえたところまでは合っています。

書きかえたあとの符号は \(-\)\(+\) でちがいます。だから絶対値をたしてはいけません。

絶対値は 17 と 24 。大きいのは 24 で、その数は +24
だから答えの符号は +
大きい絶対値から小さい絶対値を引いて 24 − 17 = 7
答えは +7

確かめ

(+7) に、引いた −24 をたし戻す
(+7) + (−24) = −17 。元の数に戻った

答えの吟味

\(-17\) から右へ \(24\) 進みました。\(24\)\(17\) より大きいので、\(0\) を通りこします。

だから答えは正の数になります。誤答の \(+41\) では、右へ行きすぎです。

答え \(+7\)

6. 書きかえてから、絶対値をくらべます。

負の数から負の数を引く型は、書きかえると異なる符号のたし算になります。答えの符号は、絶対値が大きいほうの数の符号です。

書きかえたあと、引く数だけが正の数になっています。だから引く数の絶対値のほうが大きいとき、答えは正の数になります。

答え 引く数の絶対値が、引かれる数の絶対値より大きいとき

次のレッスンへ

4つの型が、どれも同じ二段階で計算できました。書きかえてから、加法の種類を見分けるだけです。

引く順番を入れかえると答えが変わることも確かめました。ここまでの式には、いつもかっこが付いています。

次のレッスンは「かっこを外して和の形に書く」です。かっこを外して、もっと短く書けるようにします。

次のレッスンへ かっこを外して和の形に書く →

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:4つの型の減法を計算する

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    $(-43)-(+6)$ は、減法の4つの型のうちどれにあたりますか。
  2. 設問 1
    元の式の二つの符号を見て加法の種類を決めると、いつも反対の道具を選んでしまいます。それはなぜですか。
  3. 設問 2
    $(-20)-(-45)$ を計算した答えはどれですか。
  4. 設問 3
    $\left(-\dfrac{1}{6}\right)-\left(-\dfrac{5}{9}\right)$ を計算した答えはどれですか。
  5. 設問 4
    $(-46)-(+10)$ を、次のように計算しました。書きかえて $(-46)+(-10)$ としたあと、「元の式に $-$ と $+$ があるので異なる符号だ」と考え、$46-10=36$ から答えを $-36$ としました。この誤答の原因はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。