その範囲でいつでも計算できるか
このレッスンでできるようになること
- 一つの仲間の中で、四つの計算がいつでもできるかどうかを調べられる
- 「できないことがある」ことを、答えが仲間の外に出る例を一つ挙げて示せる
- 整数から、小数や分数もふくめた数の全体へ広げた理由を、わり算で説明できる
前のレッスンの確認
- 自然数 … \(1\)、\(2\)、\(3\)、… のような正の整数
- 整数 … 自然数と \(0\) と負の整数を合わせたもの
- 内がわの箱に入っている数は、外がわの箱にも入っています。
- あてはまらない例のことを、反例といいます。
- 「すべての〜」は、反例を一つ挙げればくずれます。
- くずすときは反例を一つ、示すときは理由を一つ。
- 答えが出せないのなら、答えが出せるように数の範囲を広げてしまう。
- 引く数が引かれる数より大きいときは、引けない。
- ある数を引くことは、その数の反対の数をたすこと
- かけ算は、同じ数を何回かたすこと
- 符号が先、絶対値があと … ①符号を先に決める ②絶対値どうしをかける
- わる数を逆数にして、かけ算に直す。
- 逆数がないのは \(0\) だけです。
- \(0\) で割ってはいけないのではなく、商を決められないのです。
- 「一つもない」と「一つに決まらない」は、別のことです。
- 計算できないのは、わる数が \(0\) のときだけです。
絶対値は記号でも書きます。\(|-5|\) は \(5\) です。
新しい問いを立てます
前のレッスンで、数を三つの仲間に分けました。自然数と、整数と、小数や分数もふくめた数の全体です。
今日は、その仲間の中に入ったまま計算します。
その仲間の中だけで、四つの計算がいつでもできるだろうか。
計算をすると、答えが仲間の外へ出てしまうことがあります。
仲間は、図では箱で表します。答えが箱の中に残れば、その計算は仲間の中でできました。
外へ出れば、できなかったことになります。
自然数の中で調べる
いちばん内がわの仲間から始めます。
たし算とかけ算は、いつでもできます
\(3+5\) は \(8\) で、自然数です。自然数に自然数をたすと、もとより大きい自然数になります。\(1\)、\(2\)、\(3\)、… のならびから出ません。
\(7\times 10\) は \(70\) で、これも自然数です。理由は かけ算は、同じ数を何回かたすこと から出ます。
自然数のたし算をくり返しても、答えは自然数のままです。
引き算は、できないことがあります
\(3-5\) の答えは \(-2\) で、自然数ではありません。
小学校では、こう習いました。引く数が引かれる数より大きいときは、引けない。
\(3-5\) は、まさにその形です。セクション1のレッスン1「引けない引き算があった」の出発点でした。
ただし \(5-3\) は \(2\) で、自然数の中に残ります。
自然数の中では、引き算ができないことがあります。
わり算も、できないことがあります
\(3\div 5\) の答えは \(0.6\) です。小数点より下が \(0\) ではないので、自然数ではありません。
こちらも \(20\div 4\) は \(5\) で、自然数の中に残ります。
自然数の中では、わり算ができないことがあります。
整数の中で調べる
一つ外がわの仲間へ移ります。負の整数と \(0\) が加わりました。
たし算・引き算・かけ算は、いつでもできます
| 計算 | 式 | 答え | 整数か |
|---|---|---|---|
| たし算 | \((-9)+4\) | \(-5\) | 整数 |
| 引き算 | \(3-5\) | \(-2\) | 整数 |
| かけ算 | \((-7)\times 10\) | \(-70\) | 整数 |
引き算の行を見てください。自然数の箱から外へ出た \(3-5\) が、整数の箱には残っています。セクション1で数を広げた成果です。
理由も書けます。ある数を引くことは、その数の反対の数をたすこと でした。整数の反対の数も整数なので、引き算はたし算に直せます。
かけ算の理由は 符号が先、絶対値があと から出ます。手順②で絶対値どうしをかけると、自然数どうしのかけ算になります。
わり算は、できないことがあります
ここが今日の山場です。\(3\div 5\) の答えは \(0.6\) でした。整数の箱からも、外へ出てしまいました。
できるわり算もあります。\((-35)\div 7\) は \(-5\) で、整数の中に残ります。
だから「整数の中では、わり算はできません」と書いてはいけません。言いすぎです。
整数の中では、わり算ができないことがあります。
反例が一つあれば足ります
「すべての〜」は、反例を一つ挙げればくずれます。
調べる文は「すべての整数どうしのわり算の答えは、整数である」です。反例は \(3\div 5\) です。
\(3\) も \(5\) も整数で、答えの \(0.6\) は整数ではありません。
だから、さらに広げました
\(3\div 5\) の答えは \(\dfrac{3}{5}\) とも書けます。小数や分数もふくめた数の全体には、この数があります。
セクション1と同じ手を、もう一度使いました。答えが出せないのなら、答えが出せるように数の範囲を広げてしまう。
広げた先では、わり算もできます
理由は、セクション6のレッスン4の手順から出ます。わる数を逆数にして、かけ算に直す。
わる数に逆数があれば、わり算はかけ算に直せます。かけ算はいつでもできるので、商もいつでもあります。
0 で割ることだけは、どこまで広げてもできません
例外は \(0\) です。逆数がないのは \(0\) だけです。
実際にやってみます。\(3\div 0\) は「\(0\) に何をかけたら \(3\) になるか」でした。
0 × 1 = 0
0 × 100 = 0
0 × (−48) = 0
どんな数をもってきても 0 になり、3 にはならない
数を広げても、この行がふえるだけです。\(3\) に着く数は一つもありません。
\(0\) で割ってはいけないのではなく、商を決められないのです。
計算できないのは、わる数が \(0\) のときだけです。
二つの「できない」は、理由がちがいます
| できない式 | 理由 |
|---|---|
| 整数の中の \(3\div 5\) | 答えを書く数が、整数の仲間になかった |
| \(3\div 0\) | あてはまる数が、どこにもない |
\(3\div 5\) は、答えそのものはあります。整数という仲間が、せますぎただけです。
\(3\div 0\) は、仲間の広さの問題ではありません。「一つもない」と「一つに決まらない」は、別のことです。
数が足りないのと、商を決められないのは、別のことです。
一枚の表にまとめる
○はいつでもできる、×はできないことがある、という意味です。
| 数の仲間 | たし算 | 引き算 | かけ算 | わり算 |
|---|---|---|---|---|
| 自然数 | ○ | × | ○ | × |
| 整数 | ○ | ○ | ○ | × |
| 小数や分数もふくめた数の全体 | ○ | ○ | ○ | ○ |
いちばん下の行のわり算だけ、ただし書きが付きます。\(0\) で割ることは、のぞいてあります。
×の三つは、\(3-5\) と \(3\div 5\) の二つの反例でくずせます。\(3\div 5\) は、自然数の仲間からも整数の仲間からも外へ出ます。
表を下へ読むと、○がふえます。×に戻った計算はありません。
内がわの箱に入っている数は、外がわの箱にも入っています。 内がわでできた計算は、外がわでもそのままできます。
○と×は、示し方がちがいます
くずすときは反例を一つ、示すときは理由を一つ。
×のところは、外へ出る例を一つ書けば足ります。
○のところは、例をいくつ並べても足りません。調べていない式が残るからです。だから○には、理由を書きます。
最初の問いに、答えが出ました
セクション1のレッスン1は、\(3-5\) から始まりました。答えを書く数が、そこにはなかったのです。
そして、こう決めました。答えが出せないのなら、答えが出せるように数の範囲を広げてしまう。
今日、同じことが起きました。\(3\div 5\) の答えが整数の中になかったので、また広げました。
広げてきた道すじは、一枚の地図にまとめます。それはセクション10のレッスン5「単元の地図と、次の単元へ」の仕事です。
例題1 自然数の中に残るかどうか
次の計算の答えは、自然数ですか。自然数でないものは、整数かどうかも答えなさい。
(1)\(8+13\) (2)\(8-13\) (3)\(16\div 2\) (4)\(9\div 4\)
先に計算して、答えを自然数の仲間にあてはめます。
| 式 | 答え | 自然数か | 整数か |
|---|---|---|---|
| (1) | \(21\) | 自然数 | 整数 |
| (2) | \(-5\) | 自然数ではない | 整数 |
| (3) | \(8\) | 自然数 | 整数 |
| (4) | \(2.25\) | 自然数ではない | 整数ではない |
確かめ
(1)21 − 13 = 8 (2)−5 + 13 = 8 (3)8 × 2 = 16 (4)2.25 × 4 = 9
どれも もどった
答えの吟味
外へ出たのは(2)と(4)です。自然数の行の×と合います。
答え (1)自然数 (2)自然数ではない。整数である (3)自然数 (4)自然数ではない。整数でもない
例題2 整数の中に残るかどうか
次の計算の答えは、整数ですか。
(1)\((-16)+7\) (2)\((-16)-7\) (3)\((-12)\times 14\) (4)\((-18)\div 5\)
小数点より下が \(0\) でなければ、整数ではありません。
| 式 | 答え | 整数か |
|---|---|---|
| (1) | \(-9\) | 整数 |
| (2) | \(-23\) | 整数 |
| (3) | \(-168\) | 整数 |
| (4) | \(-3.6\) | 整数ではない |
確かめ
(1)−9 − 7 = −16 (2)−23 + 7 = −16
(3)(−168) ÷ 14 = −12 (4)(−3.6) × 5 = −18
どれも もどった
答えの吟味
外へ出たのは(4)だけです。整数の行の×は、わり算だけでした。
答え (1)整数 (2)整数 (3)整数 (4)整数ではない
例題3 わり算だけを集めて調べる
次のわり算の答えは、整数ですか。計算できないものは、そう書きなさい。
(1)\((-28)\div 4\) (2)\((-33)\div 11\) (3)\((-13)\div 5\) (4)\((-26)\div 0\)
わる数が \(0\) のものがないか、はじめに見ます。
| 式 | 答え | 整数か |
|---|---|---|
| (1) | \(-7\) | 整数 |
| (2) | \(-3\) | 整数 |
| (3) | \(-2.6\) | 整数ではない |
| (4) | 計算できない | — |
確かめ
(1)(−7) × 4 = −28 (2)(−3) × 11 = −33 (3)(−2.6) × 5 = −13
どれも もどった
(4)0 にかけて −26 になる数は 一つもない
答えの吟味
(1)と(2)はできました。だから「できないことがある」という言い方です。
答え (1)整数 (2)整数 (3)整数ではない (4)計算できない
例題4 文が正しいかどうかを決める
次の文が正しいかどうかを答えなさい。正しくないものは、反例を一つ挙げなさい。
- (1)すべての自然数どうしのたし算の答えは、自然数である
- (2)すべての自然数どうしの引き算の答えは、自然数である
- (3)すべての整数どうしのかけ算の答えは、整数である
- (4)すべての整数どうしのわり算の答えは、整数である
「すべての〜」なので、まず反例をさがします。見つからなければ、理由を書きます。
(4)で使う \(-19\) の絶対値は \(|-19|\) で \(19\) です。\(19\) は \(4\) で割り切れません。
| 文 | さがしたもの | 見つかったか | 正しいか |
|---|---|---|---|
| (1) | 反例 | ない | 正しい |
| (2) | 反例 | \(7-12\) | 正しくない |
| (3) | 反例 | ない | 正しい |
| (4) | 反例 | \((-19)\div 4\) | 正しくない |
確かめ
(1)自然数はたすほど大きくなる → ならびから出ない
(2)7 − 12 = −5 −5 は自然数ではない → 反例
(3)絶対値どうしの積は自然数か 0 → 符号を付けても整数
(4)(−19) ÷ 4 = −4.75 −4.75 は整数ではない → 反例
答えの吟味
反例は、話題に入っている数で作ります。(4)の \(-19\) と \(4\) は、どちらも整数です。
答え (1)正しい (2)正しくない。反例は \(7-12\) (3)正しい (4)正しくない。反例は \((-19)\div 4\)
例題5 ○のところの理由を書く
次の二つに、理由を書きなさい。反例をさがすのではありません。
- (1)整数の中では、たし算がいつでもできる
- (2)小数や分数もふくめた数の全体では、わり算がいつでもできる(\(0\) で割るときをのぞく)
○のときは、理由を一つ書きます。使う道具は、どちらも前のセクションのものです。
| 文 | 使う道具 | 理由の骨組み |
|---|---|---|
| (1) | 絶対値と符号 | 絶対値は自然数か \(0\)。その和や差も同じ。符号を付ければ整数 |
| (2) | わる数を逆数にして、かけ算に直す。 | \(0\) 以外には逆数がある。かけ算はいつでもできる |
確かめ
(1)同じ符号なら 絶対値どうしをたす → 自然数か 0
(1)ちがう符号なら 大きい絶対値から 小さい絶対値を引く → 自然数か 0
(2)逆数がないのは 0 だけ → わる数が 0 でなければ かけ算に直せる
答えの吟味
例をいくつ並べても、○は示せません。だから理由の形で書きました。
答え (1)絶対値は自然数か \(0\) で、その和や差も自然数か \(0\) になる。符号を付ければ整数になるから (2)\(0\) 以外の数にはかならず逆数があり、かけ算に直せるから
今日の問い
「その仲間の中でいつでもできるか」を調べると、何がうれしいのでしょうか。
うれしいのは、計算を始める前に分かることです。○なら、答えは必ず仲間の中にあります。
セクション1のレッスン1では、計算できる式とできない式を見分ける手間について書きました。
自然数だけで引き算をしていたころは、\(8-3\) はよくて \(3-8\) はだめでした。
整数まで広げたあとは、その手間が消えます。わり算でも同じでした。
計算できないのは、わる数が \(0\) のときだけです。
よくある間違い
まちがい1:×のところを、全部できないと言い切る
整数の中でのわり算について答える問題です。
✗ 整数の中では、わり算はできません
言いすぎです。実際に一つ計算してみます。
(−56) ÷ 8 = −7 −7 は整数
(−7) × 8 = −56 もどった
整数どうしのわり算で、答えが整数になりました。だから言い切りはくずれます。
○ 整数の中では、わり算ができないことがあります
×の意味は「いつもできるとはかぎらない」です。「一度もできない」ではありません。
まちがい2:例をいくつか挙げて、○と決めてしまう
自然数の中で引き算がいつでもできるか、を答える問題です。
✗ 9 − 2 = 7 7 は自然数
✗ 15 − 6 = 9 9 は自然数
✗ だから 自然数の中では 引き算が いつでも できる
二つとも自然数になったのは本当です。それでも、調べていない式が残っています。
○ 2 − 9 = −7 −7 は自然数ではない
○ だから 自然数の中では 引き算が できないことが ある
くずすときは反例を一つ、示すときは理由を一つ。 例を並べるのは、どちらでもありません。
まちがい3:0 で割れないのは、数が足りないからだと思う
\(23\div 0\) について答える問題です。
✗ 23 ÷ 0 の答えは、まだ習っていない数だ
✗ もっと数を広げれば、そのうち見つかる
実際にためします。\(0\) にかけて \(23\) になる数をさがします。
0 × 5 = 0
0 × 0.25 = 0
どんな数をもってきても 0 になり、23 にはならない
広げても、この行がふえるだけです。\(23\) に着く数はありません。
○ 23 ÷ 0 は 商を決められない
数が足りないのと、商を決められないのは、別のことです。
自分で確かめよう
紙に書いてから、答えを開いてください。「いつでもできるか」の問題では、反例と理由のどちらを書くのかを先に決めること。
- 次の計算の答えは自然数ですか。自然数ではないものは、整数かどうかも答えなさい。
(1)\(6+17\) (2)\(6-17\) (3)\(36\div 6\) (4)\(11\div 2\)
- 次の計算の答えは整数ですか。
(1)\((-13)+(-8)\) (2)\((-13)-(-8)\) (3)\((-9)\times 15\) (4)\((-13)\div 8\)
次の文は正しいですか。正しくないものは反例を、正しいものは理由を書きなさい。 「すべての自然数どうしのかけ算の答えは、自然数である」
同じことを「すべての整数どうしの引き算の答えは、整数である」について答えなさい。
同じことを「すべての自然数どうしのわり算の答えは、自然数である」について答えなさい。
\((-45)\div 5\) と \((-45)\div 0\) は、できないことのちがいがありますか。
(1)自然数から整数へ広げたとき、新しくいつでもできるようになった計算は何ですか。 (2)整数からさらに広げたとき、新しくいつでもできるようになった計算は何ですか。
「小数や分数もふくめた数の全体では、わり算がいつでもできる」と言える理由を書きなさい。\(0\) で割るときはのぞきます。
次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを説明し、正しく直しなさい。
(−15) ÷ 4 は 整数にならないので 答えはない
- 同じように、次の答えを直しなさい。
19 ÷ 0 の答えは 0
\(-31\) の絶対値は自然数ですか。また、\((-31)\div 4\) の答えは整数ですか。
次の数は整数ですか。整数なら、自然数かどうかも答えなさい。
(1)\(-\dfrac{10}{4}\) (2)\(\dfrac{63}{7}\)
答えと考え方
1.・2. 先に計算してから、仲間にあてはめます。小数点より下が \(0\) でなければ、整数ではありません。
| 問題 | 答え | 自然数か | 整数か |
|---|---|---|---|
| 1(1) | \(23\) | 自然数 | 整数 |
| 1(2) | \(-11\) | 自然数ではない | 整数 |
| 1(3) | \(6\) | 自然数 | 整数 |
| 1(4) | \(5.5\) | 自然数ではない | 整数ではない |
| 2(1) | \(-21\) | — | 整数 |
| 2(2) | \(-5\) | — | 整数 |
| 2(3) | \(-135\) | — | 整数 |
| 2(4) | \(-1.625\) | — | 整数ではない |
確かめ
1(1)23 − 17 = 6 1(2)−11 + 17 = 6 1(3)6 × 6 = 36 1(4)5.5 × 2 = 11
2(1)−21 − (−8) = −13 2(2)−5 + (−8) = −13
2(3)(−135) ÷ 15 = −9 2(4)(−1.625) × 8 = −13
どれも もどった
答えの吟味
外へ出たのは引き算とわり算です。表の×と合っています。
答え 1(1)自然数 1(2)自然数ではない。整数である 1(3)自然数 1(4)自然数ではない。整数でもない 2(1)整数 2(2)整数 2(3)整数 2(4)整数ではない
3.〜5. 「すべての〜」なので、まず反例をさがします。見つからなければ理由を書きます。
| 文 | さがしたもの | 見つかったか | 正しいか |
|---|---|---|---|
| 3. | 反例 | ない | 正しい |
| 4. | 反例 | ない | 正しい |
| 5. | 反例 | \(5\div 8\) | 正しくない |
確かめ
3. かけ算は、同じ数を何回かたすこと 。自然数をたし続けても自然数のまま
4. ある数を引くことは、その数の反対の数をたすこと 。整数の反対の数は整数
5. 5 ÷ 8 = 0.625 5 も 8 も自然数 。0.625 は自然数ではない → 反例
5. 0.625 × 8 = 5 もどった
答えの吟味
- と 4. は反例が見つからないので、理由の形で書きました。
答え 3. 正しい。かけ算は同じ数を何回かたすことで、自然数をたし続けても自然数のままだから 4. 正しい。整数の反対の数も整数で、引き算はたし算に直せるから 5. 正しくない。反例は \(5\div 8\) で、\(0.625\) は自然数ではない
6. 二つは、理由がちがいます。
確かめ
(−45) ÷ 5 = −9 (−9) × 5 = −45 もどった
(−45) ÷ 0 0 にかけて −45 になる数は 一つもない
答えの吟味
\((-45)\div 5\) は、じつは整数になりました。外へも出ていません。
答え ちがいがある。\((-45)\div 5\) は \(-9\) で計算できる。\((-45)\div 0\) は \(0\) にかけて \(-45\) になる数が一つもないので、商を決められない
7.・8. 表を上から下へたどり、×から○に変わったところをさがします。
確かめ
自然数の行 … 引き算 × わり算 ×
整数の行 … 引き算 ○ わり算 ×
全体の行 … 引き算 ○ わり算 ○
8. 逆数がないのは 0 だけ → わる数が 0 でなければ かけ算に直せる
答えの吟味
○から×に戻った計算はありません。広げても、できていたことは失われません。
答え 7. (1)引き算 (2)わり算 8. \(0\) 以外の数にはかならず逆数があり、かけ算に直せる。かけ算はいつでもできるので、商もいつでもあるから
9. まちがっているのは、「答えはない」と書いたところです。
整数にならないことと、答えがないことは別です。\((-15)\div 4\) の答えは \(-3.75\) です。
確かめ
(−3.75) × 4 = −15 もどった
−3.75 は 整数ではないが、答えとしては ある
答えの吟味
数が足りないのと、商を決められないのは、別のことです。
答え 答えがないのではなく、答えが整数の外にあるだけ。正しくは \(-3.75\)
10. まちがっているのは、商を \(0\) と決めたところです。
\(19\div 0\) は「\(0\) に何をかけたら \(19\) になるか」でした。
確かめ
答えが 0 なら 0 × 0 = 19 になるはず
0 × 0 = 0 19 ではないので この答えは合っていない
0 にかけて 19 になる数は 一つもない
答えの吟味
\(0\) で割ってはいけないのではなく、商を決められないのです。
答え 商は \(0\) ではない。\(0\) にかけて \(19\) になる数が一つもないので、計算できない
11.・12. 絶対値と、その書き方が表している数を、分けて見ます。
| 問題 | 見るもの | どの仲間か |
|---|---|---|
| 11 の絶対値 | \(31\) | 自然数 |
| 11 の商 | \(-7.75\) | 整数ではない |
| 12(1) | \(-2.5\) | 整数ではない |
| 12(2) | \(9\) | 整数であり自然数 |
確かめ
−31 の絶対値は 31 31 は正の整数 → 自然数
(−31) ÷ 4 = −7.75 (−7.75) × 4 = −31 もどった
12(1)10 ÷ 4 = 2.5 なので −2.5 2.5 × 4 = 10 もどった
12(2)63 ÷ 7 = 9 9 × 7 = 63 もどった
答えの吟味
絶対値が自然数でも、わり算の答えが整数になるとはかぎりません。
答え 11. 絶対値は \(31\) で自然数。\((-31)\div 4\) は \(-7.75\) で整数ではない 12.(1)整数ではない (2)整数であり自然数
次のレッスンへ
今日で、単元の最初の問いに答えが出ました。その仲間の中だけで、四つの計算がいつでもできるだろうか。
この問いが、数を二度広げさせました。
そして 数が足りないのと、商を決められないのは、別のことです。 \(0\) で割ることだけは、どこまで広げても残ります。
次のレッスンは「素数」です。\(1\) とその数自身でしか割り切れない、特別な整数をあつかいます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。