分配法則
このレッスンでできるようになること
- かっこの中を先に計算する道と、それぞれにかける道が、同じ答えになることを説明できる
- 負の数や分数をふくむ式で、分配法則を使って計算できる
- 同じ数でくくって、計算しやすい形に直せる
前のレッスンの確認
- 絶対値 … ある数を表す点と原点との距離
- 反対の数 … 符号だけを変えた数のこと
- かっこがあるときは、中が先です。
- どちらの道を通っても、答えは同じです。
- 符号が先、絶対値があと … ①符号を先に決める(同じ符号どうしなら \(+\)、ちがう符号どうしなら \(-\)) ②絶対値どうしをかける
- 同じ符号どうしなら積は正、ちがう符号どうしなら積は負になります。
- どんな数に \(0\) をかけても、積は \(0\) です。
- 負の数どうしをかけると、積は正の数になります。
- きまりを切らさない … 表の規則を切らさないように積を決める
- 場面と合う … 負の時間として読んだ「◯分前」が、場面と食いちがわない
- 約分は、かける前に … 分子どうし・分母どうしをかける
絶対値は記号でも書きます。\(|-9|\) は \(9\) です。
かっこのついた式には、道が二つあります。
このレッスンで見るのは、かっこの中がたし算か引き算の式だけです。累乗はあつかいません。
道が二つある式
\(3\times(5+2)\) を計算します。小学校で習った、正の数だけの式です。
一つ目は、かっこの中を先に計算する道です。かっこがあるときは、中が先です。
\(5+2=7\) なので、\(3\times 7=21\) になります。
二つ目は、かっこの外の \(3\) を、中の \(5\) と \(2\) のそれぞれにかける道です。
\(3\times 5=15\) と \(3\times 2=6\) をたして、\(15+6=21\) です。
確かめ
中が先の道 5 + 2 = 7 、3 × 7 = 21
それぞれにかける道 3 × 5 = 15 、3 × 2 = 6 、15 + 6 = 21
どちらも 21
図を見ると理由が分かります。
長方形を切り分けても、面積は変わらない
たてが \(3\)、横が \(5+2\) の長方形をかきます。横の長さは \(7\) です。
面積は \(3\times 7=21\) です。これが、かっこの中を先に計算する道にあたります。
長方形を、横の \(5\) のところで切り分けます。
左はたて \(3\)・横 \(5\) で面積が \(15\)、右はたて \(3\)・横 \(2\) で面積が \(6\) です。
切っても、紙がふえたり減ったりしません。合計は \(15+6=21\) のままです。
切る前の面積と、切ったあとの面積の合計は、いつも等しくなります。 これが、二つの道で答えがそろう理由です。
法則に名前をつける
分配法則 … かっこの外の数を、かっこの中のそれぞれにかけて、たすこと。
式で書くと、次の形です。
\(3 \times (5 + 2) = 3 \times 5 + 3 \times 2\)
左側がかっこの中を先に計算する道、右側がそれぞれにかける道です。
「分配」は「配る」という意味です。配り残しがあってはいけません。
負の数でも成り立つ
面積で確かめたのは正の数でした。負の数ではどうでしょうか。
\((-4)\times(7-3)\) で試します。中が先の道から書きます。
\(7-3=4\) なので、\((-4)\times 4\) です。
同じ符号どうしなら積は正、ちがう符号どうしなら積は負になります。 符号は \(-\) です。
\(|-4|\) は \(4\) なので、絶対値は \(4\times 4=16\) です。答えは \(-16\) になります。
引いた形のまま配ります
もう一つの道を通ります。\(-4\) を、\(7\) と \(3\) のそれぞれに配ります。
かっこの中は引き算です。引き算のときは、引いた形のまま配ります。
\((-4)\times(7-3)=(-4)\times 7-(-4)\times 3\)
\((-4)\times 7=-28\)、\((-4)\times 3=-12\) なので、\(-28-(-12)\) になります。
引き算は、反対の数 をたす形に直せました。\(-28+12=-16\) です。
確かめ
中が先の道 7 − 3 = 4 、(−4) × 4 = −16
それぞれにかける道 (−4) × 7 = −28 、(−4) × 3 = −12
−28 − (−12) = −28 + 12 = −16
どちらも −16
負の数でも、二つの道の答えはそろいました。配る数は、符号ごと配ります。
かっこの外の数が、右にあるとき
かっこの外の数は、右にあることもあります。\((6-9)\times(-5)\) を見てください。
かっこの外の数が右にあっても、配り方は同じです。
中が先の道から書きます。\(6-9=-3\) なので、\((-3)\times(-5)\) です。
負の数どうしをかけると、積は正の数になります。 答えは \(15\) です。
それぞれにかける道も通ります。\(6\times(-5)=-30\)、\(9\times(-5)=-45\) です。
\((6-9)\times(-5)=6\times(-5)-9\times(-5)\)
引いた形のまま書くと \(-30-(-45)\) で、\(-30+45=15\) です。
確かめ
中が先の道 6 − 9 = −3 、(−3) × (−5) = 15
それぞれにかける道 6 × (−5) = −30 、9 × (−5) = −45
−30 − (−45) = −30 + 45 = 15
どちらも 15
分数のときに、いちばん効きます
ここまでは、どちらの道でも手間があまり変わりませんでした。分数が入ると、手間が大きくちがいます。\(\left(\dfrac{1}{2}-\dfrac{2}{3}\right)\times 12\) で見ます。
中が先の道では、まず通分がいります。\(\dfrac{3}{6}-\dfrac{4}{6}=-\dfrac{1}{6}\) に \(12\) をかけて \(-2\) です。
それぞれにかける道では、約分は、かける前に を使います。
\(\dfrac{1}{2}\times 12=6\)、\(\dfrac{2}{3}\times 12=8\) で、どちらも整数になりました。
\(6-8=-2\) です。通分をしないまま、答えに着きました。
確かめ
中が先の道 6 分の 3 − 6 分の 4 = − 6 分の 1 、( − 6 分の 1 ) × 12 = −2
それぞれにかける道 2 分の 1 × 12 = 6 、3 分の 2 × 12 = 8 、6 − 8 = −2
どちらも −2
分母がちがう分数のかっこに整数をかけるときは、それぞれにかける道が速くなります。
逆の向きにも使えます
分配法則は、右から左へも読めます。
\(17\times 8+17\times 2=17\times(8+2)\)
左側には、\(17\) が二か所に出てきます。この \(17\) を、かっこの外へ出しました。
かっこの中は \(8+2=10\) です。\(17\times 10=170\) と、すぐ求められます。
確かめ
そのまま計算 17 × 8 = 136 、17 × 2 = 34 、136 + 34 = 170
くくって計算 8 + 2 = 10 、17 × 10 = 170
どちらも 170
同じ数が二か所にかけられていたら、その数をかっこの外へ出せます。
どちらの道を選ぶか
分配法則は、いつも使わなければならない道具ではありません。
\((-25)\times(4+8)\) なら、中を先に計算して \((-25)\times 12=-300\) で終わります。
それぞれにかけると、\(-100\) と \(-200\) を出してたします。
答えはどちらも \(-300\) ですが、手間はちがいます。
| 式の形 | 楽な道 | 理由 |
|---|---|---|
| かっこの中がすぐ計算できる | 中が先 | 一回のかけ算ですむ |
| 分母のちがう分数が入っている | それぞれにかける | 通分をしなくてよい |
| 同じ数が二か所にかけられている | かっこの外へ出す | かっこの中がきりのよい数になる |
選ぶのは、計算が楽なほうの道です。
セクション6のレッスン5の どちらの道を通っても、答えは同じです。 は、ここでも成り立ちます。答えが変わらないから、楽なほうを選べるのです。
例題1 かっこの外が負の数のとき
\((-9)\times(28-18)\) を、二つの道で計算しなさい。
かっこの中は引き算です。引き算のときは、引いた形のまま配ります。
符号が先、絶対値があと を使います。配る数は \(-9\) で、絶対値は \(|-9|\) の \(9\) です。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \((-9)\times(28-18)\) | 元の式 |
| \((-9)\times 10\) | かっこの中を先に計算した |
| \(-90\) | 符号は \(-\)、絶対値は \(9\times 10=90\) |
| \((-9)\times 28-(-9)\times 18\) | もう一つの道。引いた形のまま配った |
| \(-252-(-162)\) | 二つの積を求めた |
| \(-252+162=-90\) | 引き算を、反対の数をたす形に直した |
確かめ
中が先の道 28 − 18 = 10 、(−9) × 10 = −90
それぞれにかける道 (−9) × 28 = −252 、(−9) × 18 = −162
−252 − (−162) = −252 + 162 = −90
どちらも −90
答えの吟味
符号がちがう \(2\) 数の積なので、答えは負の数になるはずです。
答え \(-90\)
例題2 かっこの外が右にあるとき
\((15-23)\times(-4)\) を、二つの道で計算しなさい。
かっこの外の数が右にあっても、配り方は同じです。 \(15\) と \(23\) に配ります。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \((15-23)\times(-4)\) | 元の式 |
| \((-8)\times(-4)\) | かっこの中を先に計算した |
| \(32\) | 負の数どうしなので正の数。\(8\times 4=32\) |
| \(15\times(-4)-23\times(-4)\) | もう一つの道。引いた形のまま配った |
| \(-60-(-92)\) | 二つの積を求めた |
| \(-60+92=32\) | 引き算を、反対の数をたす形に直した |
確かめ
中が先の道 15 − 23 = −8 、(−8) × (−4) = 32
それぞれにかける道 15 × (−4) = −60 、23 × (−4) = −92
−60 − (−92) = −60 + 92 = 32
どちらも 32
答えの吟味
かっこの中もかける数も負の数なので、答えは正の数になりました。
答え \(32\)
例題3 分数のかっこに整数をかける
\(\left(\dfrac{3}{8}-\dfrac{5}{6}\right)\times 24\) を計算しなさい。
分母がちがうので、中が先の道だと通分がいります。それぞれにかける道を選びます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \(\left(\dfrac{3}{8}-\dfrac{5}{6}\right)\times 24\) | 元の式 |
| \(\dfrac{3}{8}\times 24-\dfrac{5}{6}\times 24\) | それぞれに \(24\) をかけた |
| \(9-20\) | \(8\) と \(24\)、\(6\) と \(24\) を約分した |
| \(-11\) | 引き算をした |
確かめ
中が先の道 24 分の 9 − 24 分の 20 = − 24 分の 11
( − 24 分の 11 ) × 24 = −11
それぞれにかける道 8 分の 3 × 24 = 9 、6 分の 5 × 24 = 20 、9 − 20 = −11
どちらも −11
答えの吟味
\(\dfrac{3}{8}\) より \(\dfrac{5}{6}\) のほうが大きいので、答えは負の数になります。
答え \(-11\)
例題4 かっこの外へ出す
次の計算をしなさい。
(1)\(23\times 12+23\times 8\) (2)\(34\times 7-34\times 5\)
同じ数が二か所にかけられています。その数をかっこの外へ出します。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\(23\times 12+23\times 8\) | \(23\) が二か所にある |
| \(23\times(12+8)\) | \(23\) をかっこの外へ出した |
| \(23\times 20=460\) | かっこの中を計算してからかけた |
| (2)\(34\times 7-34\times 5\) | \(34\) が二か所にある |
| \(34\times(7-5)\) | \(34\) をかっこの外へ出した |
| \(34\times 2=68\) | かっこの中を計算してからかけた |
確かめ
(1)23 × 12 = 276 、23 × 8 = 184 、276 + 184 = 460
(2)34 × 7 = 238 、34 × 5 = 170 、238 − 170 = 68
くくった式の答えと そろっている
答えの吟味
(2)は引き算なので、かっこの中も引き算のまま書きます。
答え (1)\(460\) (2)\(68\)
例題5 買い物の代金を二通りで求める
\(1\) 個 \(38\) 円の消しゴムを、きのう \(7\) 個、きょう \(3\) 個買いました。
代金の合計を、二通りの式で求めなさい。日ごとに代金を出す式と、先に個数を合わせる式を作ります。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \(38\times 7+38\times 3\) | 日ごとの代金をたす式 |
| \(266+114=380\) | それぞれの代金を求めてたした |
| \(38\times(7+3)\) | \(38\) をかっこの外へ出した |
| \(38\times 10=380\) | 個数を合わせてからかけた |
確かめ
きのう 38 × 7 = 266 、きょう 38 × 3 = 114 、266 + 114 = 380
個数の合計 7 + 3 = 10 、38 × 10 = 380
どちらも 380
答えの吟味
\(1\) 個 \(38\) 円が \(10\) 個なので、\(400\) 円より少し安い代金になるはずです。
答え \(380\) 円
今日の問い
セクション5のレッスン2で、負の数どうしをかけると、積は正の数になります。 を確かめました。
理由は二つありました。一つ目は きまりを切らさない、つまり 表の規則を切らさないように積を決める ことです。
二つ目は 場面と合う、つまり 負の時間として読んだ「◯分前」が、場面と食いちがわない ことです。
給水タンクの場面では、\((-3)\times(-5)=15\) を確かめていました。
セクション5のレッスン2には、数直線は、それを目で確かめる三つ目の見方です。 とあります。
三つ目の見方の席は、数直線が取っています。ここで加わるのは、三つ目の理由です。
分配法則を使うと、その理由がひらけます。
かっこの中が 0 になる式を作る
\((-3)\times\left(5+(-5)\right)\) を考えます。かっこの中は \(5+(-5)=0\) です。
中が先の道を通ると、\((-3)\times 0\) になります。
どんな数に \(0\) をかけても、積は \(0\) です。 全体は \(0\) です。
もう一つの道では、\(-3\) を \(5\) と \(-5\) のそれぞれに配ります。
\((-3)\times\left(5+(-5)\right)=(-3)\times 5+(-3)\times(-5)\)
\((-3)\times 5=-15\) です。ここまで、負の数どうしの積は使っていません。
だから右側は \(-15+(-3)\times(-5)\) という形になります。
二つの道の答えがそろうことから決める
中が先の道の答えは \(0\) でした。もう一つの道も、同じ \(0\) です。
\(-15+(-3)\times(-5)=0\)
たして \(0\) になる相手は、反対の数 です。\(-15\) の反対の数は \(15\) です。
だから \((-3)\times(-5)\) は \(15\) でなければなりません。
確かめ
中が先の道 5 + (−5) = 0 、(−3) × 0 = 0
それぞれにかける道 (−3) × 5 = −15
−15 + (−3) × (−5) = 0
たして 0 になる相手は 15
よって (−3) × (−5) = 15
| 理由 | 決めた場所 | 出た答え |
|---|---|---|
| きまりを切らさない | セクション5のレッスン2 | \(15\) |
| 場面と合う | セクション5のレッスン2 | \(15\) |
| 分配法則から | このレッスン | \(15\) |
二つの理由で確かめたことに、三つ目の理由が加わりました。着いた答えは、三つとも同じです。
三つ目の理由で使ったのは、分配法則だけです。表も場面も使わずに、同じ \(15\) に着きました。
よくある間違い
まちがい1:かっこの中の一方にしか配らない
\((-15)\times(11+5)\) を計算する問題です。
✗ (−15) × 11 + 5
✗ = −165 + 5
✗ = −160
\(-15\) を \(11\) には配りましたが、\(5\) には配っていません。配り残しです。
○ (−15) × 11 + (−15) × 5
○ = −165 + (−75)
○ = −240
中が先の道でも確かめます。
11 + 5 = 16 、(−15) × 16 = −240
誤答は −160 。正しい答え −240 とちがうので、まちがい
配り残しがあってはいけません。 かっこの中の数を、指でおさえながら配ってください。
まちがい2:引く数の符号を落とす
\((-8)\times(26-18)\) を計算する問題です。
✗ (−8) × 26 = −208 、(−8) × 18 = −144
✗ −208 − 144
✗ = −352
\(2\) つの積は合っています。ちがうのは \(3\) 行目で、\(-144\) を引くのに \(144\) を引いています。
○ −208 − (−144)
○ = −208 + 144
○ = −64
中が先の道でも確かめます。
26 − 18 = 8 、(−8) × 8 = −64
誤答は −352 。正しい答え −64 とちがうので、まちがい
引いた形のまま配ったら、引く数の符号も見てください。 そこで反対の数をたす形に直します。
まちがい3:かっこの外へ出すとき、中をかけ算にしてしまう
\(19\times 7+19\times 3\) を、かっこの外へ出して計算する問題です。
✗ 19 × (7 × 3)
✗ = 19 × 21
✗ = 399
もとの式は、\(19\times 7\) と \(19\times 3\) の和です。かっこの中の記号は、出す前の記号をそのまま使います。
○ 19 × (7 + 3)
○ = 19 × 10
○ = 190
出す前の式で確かめます。
19 × 7 = 133 、19 × 3 = 57 、133 + 57 = 190
誤答は 399 。正しい答え 190 とちがうので、まちがい
かっこの外へ出しても、中の記号は変わりません。 たし算はたし算のまま残ります。
自分で確かめよう
紙に書いてから、答えを開いてください。配り残しがないかを毎回見ること。
\((-21)\times(6+5)\) を計算しなさい。
\((-4)\times(26-19)\) を、二つの道で計算しなさい。
\((14-23)\times(-7)\) を、二つの道で計算しなさい。
\(\left(\dfrac{1}{3}-\dfrac{3}{4}\right)\times 36\) を計算しなさい。
\(\left(\dfrac{7}{10}+\dfrac{2}{5}\right)\times 20\) を計算しなさい。
\(\left(\dfrac{4}{9}-\dfrac{7}{12}\right)\times 36\) を計算しなさい。
\(26\times 9+26\times 11\) を、かっこの外へ出して計算しなさい。
\(47\times 15-47\times 5\) を、かっこの外へ出して計算しなさい。
\((-16)\times 6+(-16)\times 4\) を、かっこの外へ出して計算しなさい。
次の計算はまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく計算しなさい。
(−3) × (28 − 22)
= (−3) × 28 − 3 × 22
= −84 − 66
= −150
たてが \(18\) cm、横が \(7+13\) cm の長方形があります。面積を二つの道で求めなさい。
\(18\times(37+63)\) は、どちらの道で計算するのが楽ですか。理由を書き、答えも求めなさい。
答えと考え方
1.〜3. かっこの外が負の数のときも、配り方は同じです。
問題 \(1\) で配る数は \(-21\) で、絶対値は \(|-21|\) の \(21\) です。
確かめ
1. 中が先 6 + 5 = 11 、(−21) × 11 = −231
1. それぞれ (−21) × 6 = −126 、(−21) × 5 = −105 、−126 + (−105) = −231
2. 中が先 26 − 19 = 7 、(−4) × 7 = −28
2. それぞれ (−4) × 26 = −104 、(−4) × 19 = −76 、−104 − (−76) = −104 + 76 = −28
3. 中が先 14 − 23 = −9 、(−9) × (−7) = 63
3. それぞれ 14 × (−7) = −98 、23 × (−7) = −161 、−98 − (−161) = −98 + 161 = 63
どの問題も 二つの道の答えがそろった
答えの吟味
\(3\) はかっこの中も負の数、かける数も負の数です。だから答えは正の数になりました。
答え 1. \(-231\) 2. \(-28\) 3. \(63\)
4.〜6. 分母がちがう分数です。それぞれにかける道を選びます。
| 問題 | それぞれにかける道 | 計算 | 答え |
|---|---|---|---|
| 4. | \(\dfrac{1}{3}\times 36-\dfrac{3}{4}\times 36\) | \(12-27\) | \(-15\) |
| 5. | \(\dfrac{7}{10}\times 20+\dfrac{2}{5}\times 20\) | \(14+8\) | \(22\) |
| 6. | \(\dfrac{4}{9}\times 36-\dfrac{7}{12}\times 36\) | \(16-21\) | \(-5\) |
確かめ
4. 中が先 12 分の 4 − 12 分の 9 = − 12 分の 5 、( − 12 分の 5 ) × 36 = −15
5. 中が先 10 分の 7 + 10 分の 4 = 10 分の 11 、10 分の 11 × 20 = 22
6. 中が先 36 分の 16 − 36 分の 21 = − 36 分の 5 、( − 36 分の 5 ) × 36 = −5
どの問題も それぞれにかける道の答えと そろった
答えの吟味
\(4\) と \(6\) は、引かれる分数のほうが小さいので、答えは負の数になります。
答え 4. \(-15\) 5. \(22\) 6. \(-5\)
7.〜9. 同じ数が二か所にかけられています。その数をかっこの外へ出します。
| 問題 | 外へ出した形 | かっこの中 | 答え |
|---|---|---|---|
| 7. | \(26\times(9+11)\) | \(20\) | \(520\) |
| 8. | \(47\times(15-5)\) | \(10\) | \(470\) |
| 9. | \((-16)\times(6+4)\) | \(10\) | \(-160\) |
確かめ
7. 26 × 9 = 234 、26 × 11 = 286 、234 + 286 = 520
8. 47 × 15 = 705 、47 × 5 = 235 、705 − 235 = 470
9. (−16) × 6 = −96 、(−16) × 4 = −64 、−96 + (−64) = −160
くくった式の答えと そろっている
答えの吟味
\(9\) は \(-16\) が二か所にあるので、符号ごとかっこの外へ出します。
答え 7. \(520\) 8. \(470\) 9. \(-160\)
10. まちがっているのは、\(2\) 行目の後ろ半分です。 配る数の符号が落ちています。
配る数は \(-3\) です。\(22\) にも、符号ごと \(-3\) をかけます。
○ (−3) × 28 − (−3) × 22
○ = −84 − (−66)
○ = −84 + 66
○ = −18
確かめ
中が先 28 − 22 = 6 、(−3) × 6 = −18
誤答は −150 。正しい答え −18 とちがうので、まちがい
答えの吟味
かっこの中は正の数で、かける数は負の数です。だから答えは負の数になります。
答え 配る数の符号を落としたのがまちがい。正しくは \(-18\)
11. 横が \(7+13\) なので、切り分けた長方形の面積をたす形になります。
確かめ
中が先 7 + 13 = 20 、18 × 20 = 360
それぞれ 18 × 7 = 126 、18 × 13 = 234 、126 + 234 = 360
どちらも 360
答えの吟味
面積なので、答えは平方センチメートルで表します。切り分けても合計は変わりません。
答え \(360\) 平方センチメートル
12. かっこの中をたすと、\(37+63=100\) ときりのよい数になります。
確かめ
中が先 37 + 63 = 100 、18 × 100 = 1800
それぞれ 18 × 37 = 666 、18 × 63 = 1134 、666 + 1134 = 1800
どちらも 1800
答えの吟味
答えはそろいますが、中が先の道はかけ算 \(1\) 回ですみます。
答え 中が先の道が楽(かっこの中が \(100\) になり、かけ算が \(1\) 回ですむから)。答えは \(1800\)
次のレッスンへ
かっこの中を先に計算しても、それぞれにかけても、答えは同じでした。
分配法則 … かっこの外の数を、かっこの中のそれぞれにかけて、たすこと。
\(3 \times (5 + 2) = 3 \times 5 + 3 \times 2\)
引き算のときは、引いた形のまま配ります。 かっこの外の数が右にあっても、配り方は同じです。
逆の向きにも使えます。同じ数が二か所にかけられていたら、その数をかっこの外へ出せます。
そして 選ぶのは、計算が楽なほうの道です。
次のレッスンは「四則の混じった計算の順序」です。
累乗と四則が一つの式にならびます。どれから計算するかを決めます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。