LESSON 01

正負の数の利用

変化量

変化量を「最後の値から最初の値を引いた数」と定め、三つの関係で最初の値・変化量・最後の値を行き来する。複数の増減を符号付きの数の和にまとめ、基準との差と区別して場面の言葉へ戻す。

変化量

このレッスンでできるようになること

  • 変化量を、最後の値から最初の値を引いて求められる
  • 三つの関係を使って、最初の値・変化量・最後の値を行き来できる
  • 複数の増減を符号付きの数の和にまとめ、場面の言葉で答えられる

前のレッスンの確認

  • 絶対値 … ある数を表す点と原点との距離
  • 引かれる数 … 最初に書かれている数のこと
  • 引く数 … 引き算の記号のあとに書かれている数のこと
  • 変えるのは二つだけ … ①引く記号を「たす」に変える ②引く数を反対の数に変える。最初の数は変えない
  • 異なる符号の数をたす三つの段階 … ①二つの絶対値をくらべる ②絶対値が大きいほうの符号を、答えの符号にする ③大きい絶対値から小さい絶対値を引く
  • 加減の四つの手順 … ①項に分ける(符号は項に含める)②並べかえる(加法の交換法則・結合法則が根拠)③正の項の和と、負の項の和をそれぞれ求める ④合わせる
  • 基準との差 … 基準値を引いて出した、符号つきの数
  • 差 = 実際の値 − 基準値
  • 実際の値 = 基準値 + 差
  • 引かれる数になるのは、いつも実際の値です。
  • 差が出たら、基準値にたして、実際の値に戻るかを見る。
  • 答えるときは、基準と単位を言葉で添えてください。

絶対値は記号でも書きます。\(|-11|\)\(11\) です。\(|+7|\)\(7\) です。

時間の流れが、式に入る

前の二つのレッスンでは、同じ時点の値をならべて見てきました。

ここからは、時間の流れが入ります。前の値と、あとの値です。

ある日の気温は、朝が \(-4\) ℃、昼が \(+7\) ℃ でした。朝から昼までに、どれだけ動いたのでしょうか。

変化量を決める

動いた大きさを、一つの数で表します。

最後の値から最初の値を引いた数を、変化量といいます。

変化量 = 最後の値 − 最初の値

朝が最初の値、昼が最後の値です。式にします。

\((+7)-(-4)\)

引き算なので、変えるのは二つだけで書きかえます。

\((+7)+(+4)=+11\)

変化量は \(+11\) ℃ でした。気温は \(11\) ℃ 上がったことになります。

\(+7\) ℃ は昼の気温そのもの、\(+11\) ℃ は朝からのへだたりです。仕事がちがいます。

三つの関係

最初の値・変化量・最後の値は、たがいに行き来できます。

最初の値と変化量と最後の値を数直線で示した図 数直線の上で、朝の気温マイナス四から昼の気温プラス七まで、右向きの矢印がのびている。矢印の長さが変化量プラス十一を表している。下に三つの関係が書かれている。 最初の値 と 変化量 と 最後の値 変化量 +11 −10 −8 −6 −4 −2 0 2 4 6 8 10 最初の値 −4 最後の値 +7 変化量 = 最後の値 − 最初の値 最後の値 = 最初の値 + 変化量 最初の値 = 最後の値 − 変化量

三つの関係を、式で書いておきます。

変化量 = 最後の値 − 最初の値

最後の値 = 最初の値 + 変化量

最初の値 = 最後の値 − 変化量

三つのうち二つが分かれば、残りの一つが出せます。

朝の気温と変化量からは \(-4+(+11)=+7\) で昼の気温が、昼の気温と変化量からは \((+7)-(+11)=-4\) で朝の気温が出ます。

出た変化量を、たし戻して確かめる

前のレッスンで、差が出たら、基準値にたして、実際の値に戻るかを見る。 と決めました。

変化量でも、同じ書きぐせにします。

変化量が出たら、最初の値にたして、最後の値に戻るかを見る。

朝の気温 \(-4\) ℃ で試します。

出た変化量を +11 とすると −4 + (+11) = +7 。昼の気温に戻った
出た変化量を −11 とすると −4 + (−11) = −15 。+7 ℃ に戻らない

戻らないほうが、まちがいです。変化量を出したら、必ずこの一行を書きます。

基準との差と、変化量は別の道具

ここが、このレッスンでいちばん事故の起きやすいところです。

二つはどちらも引き算の形ですが、別の道具です。図で見くらべてください。

基準との差と変化量のちがいをならべた図 左の枠に基準との差、右の枠に変化量が書かれている。どちらも引き算だが、引かれる数になるものがちがうことを示している。 二つの 道具の ちがい 基準との差 変化量 実際の値 − 基準値 最後の値 − 最初の値 引かれる数は 実際の値 引かれる数は 最後の値 基準は こちらで 決める 最初の値が 基準になる 同じ時点の 値を くらべる 前と あとを くらべる 時間の 前後は ない 時間の 前後が ある どちらも 引き算だが 引かれる数が ちがう

基準との差では、基準はこちらで決めます。変化量では、最初の値がそのまま基準になります。

引かれる数になるのは、何か

式の形が似ているので、引かれる数で見分けます。

前のレッスンの 引かれる数になるのは、いつも実際の値です。 は、基準との差の話です。

変化量では、こう決めます。

引かれる数になるのは、いつも最後の値です。

得点で見てみます。前回のテストが \(58\) 点、今回が \(74\) 点でした。

変化量は \(74-58=+16\) 点です。\(65\) 点を基準にした差は、\(58-65=-7\) 点と \(74-65=+9\) 点です。

求めるもの 引かれる数 引く数
前回の基準との差 \(-7\) 前回の得点 基準値
今回の基準との差 \(+9\) 今回の得点 基準値
前回から今回への変化量 \(+16\) 今回の得点 前回の得点

二つの語を混ぜないでください。 基準を決めたなら基準との差、前とあとをくらべたなら変化量です。

複数の増減をまとめる

気温は、一日のあいだに何度も動きます。ある日、朝から順に \(+5\)\(-3\)\(+8\)\(-2\) と動きました。

一つ一つの動きも、変化量です。ぜんぶ合わせると、朝から夜までの変化量になります。

合わせ方は、符号つきの数の和です。加減の四つの手順を使います。

手順1 項に分ける +5 、−3 、+8 、−2
手順2 並べかえる +5 + 8 − 3 − 2
手順3 正の項の和は +13 、負の項の和は −5
手順4 合わせて +13 − 5 = +8

全体の変化量は \(+8\) ℃ でした。朝から夜までに \(8\) ℃ 上がっています。

朝の気温が \(-6\) ℃ なら、夜の気温は \(-6+(+8)=+2\) ℃ です。

通り道は、いくつもある

同じ \(+8\) ℃ に着く動き方は、一とおりではありません。

同じ変化量に着く三つの通り道を示した図 三つの通り道がならんでいる。四回動く道、一回で動く道、二回で動く道があり、どれも合計はプラス八になる。下の数直線では、マイナス六からプラス二まで動いたことを示している。 通り道は いくつもある 着く点は 同じ 通り道 1 +5 −3 +8 −2 合計 +8 通り道 2 +8 合計 +8 通り道 3 +3 +5 合計 +8 変化量 +8 −8 −6 −4 −2 0 2 4 最初の値 −6 最後の値 +2

三つの通り道は、動いた回数がちがいます。それでも、合計はどれも \(+8\) です。

\(-6\) ℃ から出発すれば、どの道でも \(+2\) ℃ に着きます。

全体の変化量は、最初の値と最後の値だけで決まります。

途中の記録がなくても変化量は出せます。

答えを、場面の言葉に戻す

計算が終わっても、まだ答えではありません。\(-3\) ℃ は「\(3\) ℃ 下がった」という意味です。この言葉まで書きます。

出た変化量 場面の言葉
\(+11\) \(11\) ℃ 上がった
\(-3\) \(3\) ℃ 下がった
\(0\) 変わらなかった

前のレッスンで、答えるときは、基準と単位を言葉で添えてください。 と決めました。

変化量でも同じです。単位と、上がったか下がったかを添えてください。入試の記述では、ここで点が引かれます。

例題1 気温の変化量を求める

ある日の気温は、朝が \(-9\) ℃、昼が \(+3\) ℃、夜が \(-5\) ℃ でした。

(1)朝から昼への変化量 (2)昼から夜への変化量 を求めなさい。

式を書く前に、どちらが最後の値かを決めます。

この行でしたこと
(1)\((+3)-(-9)\) 最後の値から最初の値を引いた
(1)\((+3)+(+9)=+12\) 変えるのは二つだけで書きかえた
(2)\((-5)-(+3)\) 最後の値から最初の値を引いた
(2)\((-5)+(-3)=-8\) 書きかえてから、同じ符号どうしをたした

確かめ

(1)−9 + (+12) = +3 。昼の気温に戻った
(2)+3 + (−8) = −5 。夜の気温に戻った

答えの吟味

朝から昼は上がるので \(+\)、昼から夜は下がるので \(-\) です。

答え (1)\(12\) ℃ 上がった (2)\(8\) ℃ 下がった

例題2 三つの関係で行き来する

(1)気温が \(-7\) ℃ から \(13\) ℃ 上がりました。あとの気温を求めなさい。

(2)気温が \(+4\) ℃ から \(9\) ℃ 下がりました。あとの気温を求めなさい。

(3)気温が \(6\) ℃ 下がって、\(-1\) ℃ になりました。もとの気温を求めなさい。

(1)(2)は 最後の値 = 最初の値 + 変化量 を使います。

(3)は 最初の値 = 最後の値 − 変化量 を使います。変化量が引く数です。

この行でしたこと
(1)\(-7+(+13)=+6\) 最初の値に変化量をたした。\(13-7=6\)
(2)\(+4+(-9)=-5\) 下がったので変化量は \(-9\)\(9-4=5\)
(3)\((-1)-(-6)=(-1)+(+6)=+5\) 変えるのは二つだけで書きかえた

確かめ

(1)+6 − (−7) = +13 。変化量に戻った
(2)−5 − (+4) = −9 。変化量に戻った
(3)+5 + (−6) = −1 。あとの気温に戻った

答えの吟味

(3)は下がった話なので、もとの気温は \(-1\) ℃ より高いはずです。合っています。

答え (1)\(+6\) ℃ (2)\(-5\) ℃ (3)\(+5\)

例題3 一日の動きをまとめる

ある日の気温は、朝から順に \(-4\) ℃、\(+9\) ℃、\(-7\) ℃、\(+3\) ℃ と動きました。

朝の気温は \(-2\) ℃ でした。全体の変化量と、夜の気温を求めなさい。

四つの動きを、加減の四つの手順で合わせます。

この行でしたこと
\(-4\)\(+9\)\(-7\)\(+3\) 手順1 項に分けた
\(+9+3-4-7\) 手順2 並べかえた
正の項の和 \(+12\)、負の項の和 \(-11\) 手順3
\(+12-11=+1\) 手順4 合わせた
\(-2+(+1)=-1\) 最後の値 = 最初の値 + 変化量

確かめ

朝から順にたどると
−2 + (−4) = −6
−6 + (+9) = +3
+3 + (−7) = −4
−4 + (+3) = −1 。同じ −1 ℃

答えの吟味

上がった分は合計 \(12\)、下がった分は合計 \(11\) で、\(1\) だけ上がりました。

答え 全体の変化量は \(1\) ℃ 上がった。夜の気温は \(-1\)

例題4 変化量と基準との差を書き分ける

前回のテストは \(71\) 点、今回は \(54\) 点でした。

(1)前回から今回への変化量を求めなさい。

(2)\(60\) 点を基準として、二回の得点を基準との差で表しなさい。

(1)は前とあとをくらべます。(2)は決めた基準とくらべます。

この行でしたこと
(1)\(54-71=54+(-71)=-17\) 最後の値から最初の値を引いた
(2)\(71-60=+11\) 前回の実際の値から基準値を引いた
(2)\(54-60=54+(-60)=-6\) 今回の実際の値から基準値を引いた

確かめ

(1)71 + (−17) = 54 。今回の得点に戻った
(2)60 + (+11) = 71 、60 + (−6) = 54 。二つの得点に戻った

答えの吟味

(1)の引かれる数は今回の得点、(2)はそれぞれの実際の値です。

答え (1)\(17\) 点下がった (2)\(60\) 点を基準にして、前回 \(+11\) 点、今回 \(-6\)

例題5 どちらの変化が大きいか

A市の気温は \(-6\) ℃ から \(+1\) ℃ になりました。B市は \(+8\) ℃ から \(-2\) ℃ になりました。

変化が大きいのは、どちらの市ですか。

大きさを見るので、絶対値をくらべます。

この行でしたこと
\((+1)-(-6)=+7\) A市の変化量を求めた
\((-2)-(+8)=-10\) B市の変化量を求めた

A市の変化量の絶対値は \(|+7|\)\(7\)、B市は \(|-10|\)\(10\) です。大きいのは \(10\) のほうです。

確かめ

−6 + (+7) = +1 。A市のあとの気温に戻った
+8 + (−10) = −2 。B市のあとの気温に戻った

答えの吟味

\(-10\)\(-\) は、下がった向きという意味です。大きさとは別のことです。

答え B市。変化量の絶対値が \(10\) で、A市の \(7\) より大きいから

今日の問い

朝の気温 \(-4\) ℃、昼の気温 \(+7\) ℃ から、変化量 \(+11\) ℃ が出ました。

\(+7\)\(+11\) は、どちらも符号つきの数です。どこがちがうのでしょうか。

\(+7\) ℃ は、\(0\) ℃ からはかった昼の気温です。はかる起点は \(0\) ℃ です。

\(+11\) ℃ は、朝の気温からはかったへだたりです。はかる起点は \(-4\) ℃ です。

はかりはじめる場所がちがいます。変化量では、最初の値がその起点になります。

どちらも「\(+\)」だからといって、同じ意味には読めません。

よくある間違い

まちがい1:最初の値から最後の値を引いてしまう

気温が \(-5\) ℃ から \(+8\) ℃ になったときの、変化量を求める問題です。

✗ (−5) − (+8) = −13
✗ 答え 13 ℃ 下がった

書かれている順に引いています。最初の値が引かれる数になっています。

○ (+8) − (−5) = +13
○ 答え 13 ℃ 上がった
誤答の −13 で戻すと −5 + (−13) = −18 。+8 ℃ に戻っていない
正しい +13 で戻すと −5 + (+13) = +8 。戻った

引かれる数になるのは、いつも最後の値です。 書かれている順で決めてはいけません。

まちがい2:引く数の符号を落とす

気温が \(-6\) ℃ から \(+4\) ℃ になったときの、変化量を求める問題です。

✗ 4 − 6 = −2
✗ 答え 2 ℃ 下がった

\(-6\)\(-\) を、引き算の記号として読んでしまっています。引く数は \(-6\) という一つの数です。

○ (+4) − (−6) = (+4) + (+6) = +10
○ 答え 10 ℃ 上がった
誤答の −2 で戻すと −6 + (−2) = −8 。+4 ℃ に戻っていない
正しい +10 で戻すと −6 + (+10) = +4 。戻った

引く数の符号は、引く数の一部です。

まちがい3:最後の値を、変化量として答える

ある日の気温は、朝から順に \(+6\) ℃、\(-9\) ℃、\(+4\) ℃ と動きました。

朝の気温は \(-2\) ℃ でした。全体の変化量を求める問題です。

✗ 朝から順にたどると
✗ −2 + (+6) = +4 、+4 + (−9) = −5 、−5 + (+4) = −1
✗ 答え 変化量は −1 ℃

計算そのものは合っています。ただし、出たのは夜の気温です。問われているのは、朝からどれだけ動いたかです。

○ 三つの動きを合わせる +6 + 4 − 9 = +1
○ 答え 1 ℃ 上がった
誤答の −1 で戻すと −2 + (−1) = −3 。夜の −1 ℃ に戻っていない
正しい +1 で戻すと −2 + (+1) = −1 。戻った

最後の値と変化量は、別のものです。 何を聞かれているかを、式の前に書いてください。

そのうえで、符号のまま答えて終わらないでください。

自分で確かめよう

紙に書いてから、答えを開いてください。変化量を出したら、最初の値にたして、最後の値に戻るかを毎回見ること。

  1. 気温の変化量を求め、場面の言葉で答えなさい。 (1)\(-8\) ℃ から \(-1\) ℃ (2)\(+6\) ℃ から \(-4\) ℃ (3)\(-3\) ℃ から \(+9\)

  2. あとの気温を求めなさい。 (1)\(-11\) ℃ から \(7\) ℃ 上がった (2)\(+2\) ℃ から \(9\) ℃ 下がった

  3. もとの気温を求めなさい。 (1)\(8\) ℃ 下がって \(+1\) ℃ になった (2)\(5\) ℃ 上がって \(-6\) ℃ になった

  4. 気温が朝から順に \(+2\) ℃、\(-7\) ℃、\(+6\) ℃、\(-4\) ℃ と動きました。全体の変化量を、加減の四つの手順で求めなさい。

  5. 問4で、朝の気温は \(-1\) ℃ でした。夜の気温を求めなさい。

  6. 前回のテストは \(67\) 点、今回は \(82\) 点でした。前回から今回への変化量を求め、場面の言葉で答えなさい。

  7. \(75\) 点を基準とします。問6の二回の得点を、それぞれ基準との差で表しなさい。また、変化量と基準との差は何がちがいますか。

  8. A市の気温は \(-7\) ℃ から \(+2\) ℃、B市は \(+5\) ℃ から \(-6\) ℃ になりました。変化が大きいのはどちらですか。

  9. 次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。

気温が −4 ℃ から +5 ℃ になった。
変化量を (−4) − (+5) = −9 として、9 ℃ 下がったと答えた。
  1. 次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。
気温が −8 ℃ から +3 ℃ になった。
変化量を 3 − 8 = −5 として、5 ℃ 下がったと答えた。
  1. 最初の気温が \(-6\) ℃、最後の気温が \(+1\) ℃ の日がありました。次の二つの通り道で、全体の変化量が同じになることを確かめなさい。

通り道A \(+4\) ℃、\(-2\) ℃、\(+5\) ℃  通り道B \(-3\) ℃、\(+10\)

  1. 「気温は \(+5\) ℃」と「変化量は \(+5\) ℃」は、何がちがいますか。説明しなさい。
答えと考え方

1. 変化量 = 最後の値 − 最初の値 を使います。

この行でしたこと
(1)\((-1)-(-8)=(-1)+(+8)=+7\) 書きかえてから、異なる符号の三つの段階
(2)\((-4)-(+6)=(-4)+(-6)=-10\) 書きかえてから、同じ符号どうしをたした
(3)\((+9)-(-3)=(+9)+(+3)=+12\) 書きかえてから、同じ符号どうしをたした

確かめ

(1)−8 + (+7) = −1 。あとの気温に戻った
(2)+6 + (−10) = −4 。あとの気温に戻った
(3)−3 + (+12) = +9 。あとの気温に戻った

答えの吟味

(2)だけが下がった変化なので、変化量が負の数になりました。

答え (1)\(7\) ℃ 上がった (2)\(10\) ℃ 下がった (3)\(12\) ℃ 上がった

2.〜3. 2は 最後の値 = 最初の値 + 変化量 を使います。3は 最初の値 = 最後の値 − 変化量 です。

この行でしたこと
2(1)\(-11+(+7)=-4\) 上がったので変化量は \(+7\)
2(2)\(+2+(-9)=-7\) 下がったので変化量は \(-9\)
3(1)\((+1)-(-8)=(+1)+(+8)=+9\) 下がったので変化量は \(-8\)
3(2)\((-6)-(+5)=(-6)+(-5)=-11\) 上がったので変化量は \(+5\)

確かめ

2(1)−11 + (+7) = −4 。求めた気温に合う
2(2)+2 + (−9) = −7 。求めた気温に合う
3(1)+9 + (−8) = +1 。あとの気温に戻った
3(2)−11 + (+5) = −6 。あとの気温に戻った

答えの吟味

3(1)は下がった話なので、もとの気温は \(+1\) ℃ より高いはずです。

答え 2(1)\(-4\) ℃ 2(2)\(-7\) ℃ 3(1)\(+9\) ℃ 3(2)\(-11\)

4.〜5. 4は四つの動きを 加減の四つの手順 で合わせ、5はその変化量を朝の気温にたします。

この行でしたこと
4 \(+2\)\(-7\)\(+6\)\(-4\) 手順1 項に分けた
4 \(+2+6-7-4\) 手順2 並べかえた
4 正の項の和 \(+8\)、負の項の和 \(-11\) 手順3
4 \(+8-11=-3\) 手順4 合わせた
5 \(-1+(-3)=-4\) 最後の値 = 最初の値 + 変化量

確かめ

朝から順にたどると
−1 + (+2) = +1 、+1 + (−7) = −6
−6 + (+6) = 0 、0 + (−4) = −4 。同じ −4 ℃
変化量も −1 から −4 までの −3 で同じ

答えの吟味

下がった分の合計のほうが大きいので、全体では下がります。

答え 4は \(3\) ℃ 下がった。5は \(-4\)

6.〜7. 6は今回の得点が最後の値です。7は実際の値から基準値を引きます。

この行でしたこと
6 \(82-67=+15\) 最後の値から最初の値を引いた
7 \(67-75=67+(-75)=-8\) 前回の実際の値から基準値を引いた
7 \(82-75=+7\) 今回の実際の値から基準値を引いた

確かめ

6 67 + (+15) = 82 。今回の得点に戻った
7 75 + (−8) = 67 。前回の得点に戻った
7 75 + (+7) = 82 。今回の得点に戻った

答えの吟味

引かれる数がちがいます。基準との差では実際の値、変化量では最後の値です。

答え 6は \(15\) 点上がった。7は \(75\) 点を基準にして、前回 \(-8\) 点、今回 \(+7\) 点。基準との差は決めた基準とくらべ、変化量は前とあとをくらべる

8. 大きさを見るので、符号ではなく絶対値をくらべます。

この行でしたこと
\((+2)-(-7)=+9\) A市の変化量を求めた
\((-6)-(+5)=-11\) B市の変化量を求めた

\(|+9|\)\(9\)\(|-11|\)\(11\) です。大きいのは \(11\) のほうです。

確かめ

−7 + (+9) = +2 。A市のあとの気温に戻った
+5 + (−11) = −6 。B市のあとの気温に戻った

答えの吟味

向きはちがっても、大きさはくらべられます。

答え B市。変化量の絶対値が \(11\) で、A市の \(9\) より大きいから

9. 引く順番が反対になっているのが、まちがいです。 最初の値を引かれる数にしています。

10. 引く数の符号を落としているのが、まちがいです。 \(-8\)\(-\) を、引き算の記号として読んでいます。

この行でしたこと
9 \((+5)-(-4)=(+5)+(+4)=+9\) 最後の値から最初の値を引いた
10 \((+3)-(-8)=(+3)+(+8)=+11\) 変えるのは二つだけで書きかえた

確かめ

9 誤答の −9 で戻すと −4 + (−9) = −13 。+5 ℃ に戻っていない
9 正しい +9 で戻すと −4 + (+9) = +5 。戻った
10 誤答の −5 で戻すと −8 + (−5) = −13 。+3 ℃ に戻っていない
10 正しい +11 で戻すと −8 + (+11) = +3 。戻った

答えの吟味

どちらも気温は上がっているので、変化量は正の数でなければおかしいはずです。

答え 9は \(9\) ℃ 上がった 10は \(11\) ℃ 上がった

11. 通り道ごとに、動きを全部合わせます。

この行でしたこと
通り道A \(+4+5-2=+7\) 三つの動きを合わせた
通り道B \(-3+10=+7\) 二つの動きを合わせた
\(-6+(+7)=+1\) 最後の気温を求めた

確かめ

通り道A −6 + 4 = −2 、−2 − 2 = −4 、−4 + 5 = +1
通り道B −6 − 3 = −9 、−9 + 10 = +1
どちらも +1 ℃ に着いた

答えの吟味

動いた回数はちがっても、最初と最後が同じなので変化量も同じです。

答え どちらの通り道でも変化量は \(+7\) ℃ で、\(7\) ℃ 上がって \(+1\) ℃ に着く

12. 「気温は \(+5\) ℃」は、ある時点の気温そのもので、\(0\) ℃ からはかっています。

「変化量は \(+5\) ℃」は、最初の気温からはかったへだたりです。

確かめ

最初が −2 ℃ で変化量が +5 ℃ なら、最後は +3 ℃
最後の気温 +3 ℃ と 変化量 +5 ℃ は、別の数

答えの吟味

変化量には、上がったか下がったかという向きの意味があります。

答え 気温はある時点の値で \(0\) ℃ が起点。変化量は最初の気温が起点で、どれだけ動いたかを表す

次のレッスンへ

変化量 = 最後の値 − 最初の値 が出発点です。三つの関係があるので、どの値でも求められます。

基準との差とは、引かれる数がちがいます。この見分けを崩さないでください。

次のレッスンでは、これらの値を表にまとめます。基準を決めて表を作り、取り替えて作り直す方法まで進みます。

次のレッスンへ 表と資料を正負の数で整理する →

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:変化量

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    変化量の説明として、正しいものはどれですか。
  2. 設問 1
    とちゅうの増減の記録がなくても、全体の変化量は求められます。その理由として、正しいものはどれですか。
  3. 設問 2
    ある町の気温が $-13$ ℃ から $+6$ ℃ になりました。変化量はどれですか。
  4. 設問 3
    ある日の気温は、朝が $-3$ ℃ でした。そのあと $+7$ ℃、$-12$ ℃、$+4$ ℃、$-1$ ℃ と動きました。夜の気温はどれですか。
  5. 設問 4
    気温が $-9$ ℃ から $+2$ ℃ になりました。変化量を $2-9=-7$ として、$7$ ℃ 下がったと答えました。このまちがいの説明として、正しいものはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。