変化量
このレッスンでできるようになること
- 変化量を、最後の値から最初の値を引いて求められる
- 三つの関係を使って、最初の値・変化量・最後の値を行き来できる
- 複数の増減を符号付きの数の和にまとめ、場面の言葉で答えられる
前のレッスンの確認
- 絶対値 … ある数を表す点と原点との距離
- 引かれる数 … 最初に書かれている数のこと
- 引く数 … 引き算の記号のあとに書かれている数のこと
- 変えるのは二つだけ … ①引く記号を「たす」に変える ②引く数を反対の数に変える。最初の数は変えない
- 異なる符号の数をたす三つの段階 … ①二つの絶対値をくらべる ②絶対値が大きいほうの符号を、答えの符号にする ③大きい絶対値から小さい絶対値を引く
- 加減の四つの手順 … ①項に分ける(符号は項に含める)②並べかえる(加法の交換法則・結合法則が根拠)③正の項の和と、負の項の和をそれぞれ求める ④合わせる
- 基準との差 … 基準値を引いて出した、符号つきの数
- 差 = 実際の値 − 基準値
- 実際の値 = 基準値 + 差
- 引かれる数になるのは、いつも実際の値です。
- 差が出たら、基準値にたして、実際の値に戻るかを見る。
- 答えるときは、基準と単位を言葉で添えてください。
絶対値は記号でも書きます。\(|-11|\) は \(11\) です。\(|+7|\) は \(7\) です。
時間の流れが、式に入る
前の二つのレッスンでは、同じ時点の値をならべて見てきました。
ここからは、時間の流れが入ります。前の値と、あとの値です。
ある日の気温は、朝が \(-4\) ℃、昼が \(+7\) ℃ でした。朝から昼までに、どれだけ動いたのでしょうか。
変化量を決める
動いた大きさを、一つの数で表します。
最後の値から最初の値を引いた数を、変化量といいます。
変化量 = 最後の値 − 最初の値
朝が最初の値、昼が最後の値です。式にします。
\((+7)-(-4)\)
引き算なので、変えるのは二つだけで書きかえます。
\((+7)+(+4)=+11\)
変化量は \(+11\) ℃ でした。気温は \(11\) ℃ 上がったことになります。
\(+7\) ℃ は昼の気温そのもの、\(+11\) ℃ は朝からのへだたりです。仕事がちがいます。
三つの関係
最初の値・変化量・最後の値は、たがいに行き来できます。
三つの関係を、式で書いておきます。
変化量 = 最後の値 − 最初の値
最後の値 = 最初の値 + 変化量
最初の値 = 最後の値 − 変化量
三つのうち二つが分かれば、残りの一つが出せます。
朝の気温と変化量からは \(-4+(+11)=+7\) で昼の気温が、昼の気温と変化量からは \((+7)-(+11)=-4\) で朝の気温が出ます。
出た変化量を、たし戻して確かめる
前のレッスンで、差が出たら、基準値にたして、実際の値に戻るかを見る。 と決めました。
変化量でも、同じ書きぐせにします。
変化量が出たら、最初の値にたして、最後の値に戻るかを見る。
朝の気温 \(-4\) ℃ で試します。
出た変化量を +11 とすると −4 + (+11) = +7 。昼の気温に戻った
出た変化量を −11 とすると −4 + (−11) = −15 。+7 ℃ に戻らない
戻らないほうが、まちがいです。変化量を出したら、必ずこの一行を書きます。
基準との差と、変化量は別の道具
ここが、このレッスンでいちばん事故の起きやすいところです。
二つはどちらも引き算の形ですが、別の道具です。図で見くらべてください。
基準との差では、基準はこちらで決めます。変化量では、最初の値がそのまま基準になります。
引かれる数になるのは、何か
式の形が似ているので、引かれる数で見分けます。
前のレッスンの 引かれる数になるのは、いつも実際の値です。 は、基準との差の話です。
変化量では、こう決めます。
引かれる数になるのは、いつも最後の値です。
得点で見てみます。前回のテストが \(58\) 点、今回が \(74\) 点でした。
変化量は \(74-58=+16\) 点です。\(65\) 点を基準にした差は、\(58-65=-7\) 点と \(74-65=+9\) 点です。
| 求めるもの | 引かれる数 | 引く数 |
|---|---|---|
| 前回の基準との差 \(-7\) | 前回の得点 | 基準値 |
| 今回の基準との差 \(+9\) | 今回の得点 | 基準値 |
| 前回から今回への変化量 \(+16\) | 今回の得点 | 前回の得点 |
二つの語を混ぜないでください。 基準を決めたなら基準との差、前とあとをくらべたなら変化量です。
複数の増減をまとめる
気温は、一日のあいだに何度も動きます。ある日、朝から順に \(+5\)、\(-3\)、\(+8\)、\(-2\) と動きました。
一つ一つの動きも、変化量です。ぜんぶ合わせると、朝から夜までの変化量になります。
合わせ方は、符号つきの数の和です。加減の四つの手順を使います。
手順1 項に分ける +5 、−3 、+8 、−2
手順2 並べかえる +5 + 8 − 3 − 2
手順3 正の項の和は +13 、負の項の和は −5
手順4 合わせて +13 − 5 = +8
全体の変化量は \(+8\) ℃ でした。朝から夜までに \(8\) ℃ 上がっています。
朝の気温が \(-6\) ℃ なら、夜の気温は \(-6+(+8)=+2\) ℃ です。
通り道は、いくつもある
同じ \(+8\) ℃ に着く動き方は、一とおりではありません。
三つの通り道は、動いた回数がちがいます。それでも、合計はどれも \(+8\) です。
\(-6\) ℃ から出発すれば、どの道でも \(+2\) ℃ に着きます。
全体の変化量は、最初の値と最後の値だけで決まります。
途中の記録がなくても変化量は出せます。
答えを、場面の言葉に戻す
計算が終わっても、まだ答えではありません。\(-3\) ℃ は「\(3\) ℃ 下がった」という意味です。この言葉まで書きます。
| 出た変化量 | 場面の言葉 |
|---|---|
| \(+11\) ℃ | \(11\) ℃ 上がった |
| \(-3\) ℃ | \(3\) ℃ 下がった |
| \(0\) ℃ | 変わらなかった |
前のレッスンで、答えるときは、基準と単位を言葉で添えてください。 と決めました。
変化量でも同じです。単位と、上がったか下がったかを添えてください。入試の記述では、ここで点が引かれます。
例題1 気温の変化量を求める
ある日の気温は、朝が \(-9\) ℃、昼が \(+3\) ℃、夜が \(-5\) ℃ でした。
(1)朝から昼への変化量 (2)昼から夜への変化量 を求めなさい。
式を書く前に、どちらが最後の値かを決めます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\((+3)-(-9)\) | 最後の値から最初の値を引いた |
| (1)\((+3)+(+9)=+12\) | 変えるのは二つだけで書きかえた |
| (2)\((-5)-(+3)\) | 最後の値から最初の値を引いた |
| (2)\((-5)+(-3)=-8\) | 書きかえてから、同じ符号どうしをたした |
確かめ
(1)−9 + (+12) = +3 。昼の気温に戻った
(2)+3 + (−8) = −5 。夜の気温に戻った
答えの吟味
朝から昼は上がるので \(+\)、昼から夜は下がるので \(-\) です。
答え (1)\(12\) ℃ 上がった (2)\(8\) ℃ 下がった
例題2 三つの関係で行き来する
(1)気温が \(-7\) ℃ から \(13\) ℃ 上がりました。あとの気温を求めなさい。
(2)気温が \(+4\) ℃ から \(9\) ℃ 下がりました。あとの気温を求めなさい。
(3)気温が \(6\) ℃ 下がって、\(-1\) ℃ になりました。もとの気温を求めなさい。
(1)(2)は 最後の値 = 最初の値 + 変化量 を使います。
(3)は 最初の値 = 最後の値 − 変化量 を使います。変化量が引く数です。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\(-7+(+13)=+6\) | 最初の値に変化量をたした。\(13-7=6\) |
| (2)\(+4+(-9)=-5\) | 下がったので変化量は \(-9\)。\(9-4=5\) |
| (3)\((-1)-(-6)=(-1)+(+6)=+5\) | 変えるのは二つだけで書きかえた |
確かめ
(1)+6 − (−7) = +13 。変化量に戻った
(2)−5 − (+4) = −9 。変化量に戻った
(3)+5 + (−6) = −1 。あとの気温に戻った
答えの吟味
(3)は下がった話なので、もとの気温は \(-1\) ℃ より高いはずです。合っています。
答え (1)\(+6\) ℃ (2)\(-5\) ℃ (3)\(+5\) ℃
例題3 一日の動きをまとめる
ある日の気温は、朝から順に \(-4\) ℃、\(+9\) ℃、\(-7\) ℃、\(+3\) ℃ と動きました。
朝の気温は \(-2\) ℃ でした。全体の変化量と、夜の気温を求めなさい。
四つの動きを、加減の四つの手順で合わせます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \(-4\)、\(+9\)、\(-7\)、\(+3\) | 手順1 項に分けた |
| \(+9+3-4-7\) | 手順2 並べかえた |
| 正の項の和 \(+12\)、負の項の和 \(-11\) | 手順3 |
| \(+12-11=+1\) | 手順4 合わせた |
| \(-2+(+1)=-1\) | 最後の値 = 最初の値 + 変化量 |
確かめ
朝から順にたどると
−2 + (−4) = −6
−6 + (+9) = +3
+3 + (−7) = −4
−4 + (+3) = −1 。同じ −1 ℃
答えの吟味
上がった分は合計 \(12\)、下がった分は合計 \(11\) で、\(1\) だけ上がりました。
答え 全体の変化量は \(1\) ℃ 上がった。夜の気温は \(-1\) ℃
例題4 変化量と基準との差を書き分ける
前回のテストは \(71\) 点、今回は \(54\) 点でした。
(1)前回から今回への変化量を求めなさい。
(2)\(60\) 点を基準として、二回の得点を基準との差で表しなさい。
(1)は前とあとをくらべます。(2)は決めた基準とくらべます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\(54-71=54+(-71)=-17\) | 最後の値から最初の値を引いた |
| (2)\(71-60=+11\) | 前回の実際の値から基準値を引いた |
| (2)\(54-60=54+(-60)=-6\) | 今回の実際の値から基準値を引いた |
確かめ
(1)71 + (−17) = 54 。今回の得点に戻った
(2)60 + (+11) = 71 、60 + (−6) = 54 。二つの得点に戻った
答えの吟味
(1)の引かれる数は今回の得点、(2)はそれぞれの実際の値です。
答え (1)\(17\) 点下がった (2)\(60\) 点を基準にして、前回 \(+11\) 点、今回 \(-6\) 点
例題5 どちらの変化が大きいか
A市の気温は \(-6\) ℃ から \(+1\) ℃ になりました。B市は \(+8\) ℃ から \(-2\) ℃ になりました。
変化が大きいのは、どちらの市ですか。
大きさを見るので、絶対値をくらべます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \((+1)-(-6)=+7\) | A市の変化量を求めた |
| \((-2)-(+8)=-10\) | B市の変化量を求めた |
A市の変化量の絶対値は \(|+7|\) で \(7\)、B市は \(|-10|\) で \(10\) です。大きいのは \(10\) のほうです。
確かめ
−6 + (+7) = +1 。A市のあとの気温に戻った
+8 + (−10) = −2 。B市のあとの気温に戻った
答えの吟味
\(-10\) の \(-\) は、下がった向きという意味です。大きさとは別のことです。
答え B市。変化量の絶対値が \(10\) で、A市の \(7\) より大きいから
今日の問い
朝の気温 \(-4\) ℃、昼の気温 \(+7\) ℃ から、変化量 \(+11\) ℃ が出ました。
\(+7\) と \(+11\) は、どちらも符号つきの数です。どこがちがうのでしょうか。
\(+7\) ℃ は、\(0\) ℃ からはかった昼の気温です。はかる起点は \(0\) ℃ です。
\(+11\) ℃ は、朝の気温からはかったへだたりです。はかる起点は \(-4\) ℃ です。
はかりはじめる場所がちがいます。変化量では、最初の値がその起点になります。
どちらも「\(+\)」だからといって、同じ意味には読めません。
よくある間違い
まちがい1:最初の値から最後の値を引いてしまう
気温が \(-5\) ℃ から \(+8\) ℃ になったときの、変化量を求める問題です。
✗ (−5) − (+8) = −13
✗ 答え 13 ℃ 下がった
書かれている順に引いています。最初の値が引かれる数になっています。
○ (+8) − (−5) = +13
○ 答え 13 ℃ 上がった
誤答の −13 で戻すと −5 + (−13) = −18 。+8 ℃ に戻っていない
正しい +13 で戻すと −5 + (+13) = +8 。戻った
引かれる数になるのは、いつも最後の値です。 書かれている順で決めてはいけません。
まちがい2:引く数の符号を落とす
気温が \(-6\) ℃ から \(+4\) ℃ になったときの、変化量を求める問題です。
✗ 4 − 6 = −2
✗ 答え 2 ℃ 下がった
\(-6\) の \(-\) を、引き算の記号として読んでしまっています。引く数は \(-6\) という一つの数です。
○ (+4) − (−6) = (+4) + (+6) = +10
○ 答え 10 ℃ 上がった
誤答の −2 で戻すと −6 + (−2) = −8 。+4 ℃ に戻っていない
正しい +10 で戻すと −6 + (+10) = +4 。戻った
引く数の符号は、引く数の一部です。
まちがい3:最後の値を、変化量として答える
ある日の気温は、朝から順に \(+6\) ℃、\(-9\) ℃、\(+4\) ℃ と動きました。
朝の気温は \(-2\) ℃ でした。全体の変化量を求める問題です。
✗ 朝から順にたどると
✗ −2 + (+6) = +4 、+4 + (−9) = −5 、−5 + (+4) = −1
✗ 答え 変化量は −1 ℃
計算そのものは合っています。ただし、出たのは夜の気温です。問われているのは、朝からどれだけ動いたかです。
○ 三つの動きを合わせる +6 + 4 − 9 = +1
○ 答え 1 ℃ 上がった
誤答の −1 で戻すと −2 + (−1) = −3 。夜の −1 ℃ に戻っていない
正しい +1 で戻すと −2 + (+1) = −1 。戻った
最後の値と変化量は、別のものです。 何を聞かれているかを、式の前に書いてください。
そのうえで、符号のまま答えて終わらないでください。
自分で確かめよう
紙に書いてから、答えを開いてください。変化量を出したら、最初の値にたして、最後の値に戻るかを毎回見ること。
気温の変化量を求め、場面の言葉で答えなさい。 (1)\(-8\) ℃ から \(-1\) ℃ (2)\(+6\) ℃ から \(-4\) ℃ (3)\(-3\) ℃ から \(+9\) ℃
あとの気温を求めなさい。 (1)\(-11\) ℃ から \(7\) ℃ 上がった (2)\(+2\) ℃ から \(9\) ℃ 下がった
もとの気温を求めなさい。 (1)\(8\) ℃ 下がって \(+1\) ℃ になった (2)\(5\) ℃ 上がって \(-6\) ℃ になった
気温が朝から順に \(+2\) ℃、\(-7\) ℃、\(+6\) ℃、\(-4\) ℃ と動きました。全体の変化量を、加減の四つの手順で求めなさい。
問4で、朝の気温は \(-1\) ℃ でした。夜の気温を求めなさい。
前回のテストは \(67\) 点、今回は \(82\) 点でした。前回から今回への変化量を求め、場面の言葉で答えなさい。
\(75\) 点を基準とします。問6の二回の得点を、それぞれ基準との差で表しなさい。また、変化量と基準との差は何がちがいますか。
A市の気温は \(-7\) ℃ から \(+2\) ℃、B市は \(+5\) ℃ から \(-6\) ℃ になりました。変化が大きいのはどちらですか。
次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。
気温が −4 ℃ から +5 ℃ になった。
変化量を (−4) − (+5) = −9 として、9 ℃ 下がったと答えた。
- 次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。
気温が −8 ℃ から +3 ℃ になった。
変化量を 3 − 8 = −5 として、5 ℃ 下がったと答えた。
- 最初の気温が \(-6\) ℃、最後の気温が \(+1\) ℃ の日がありました。次の二つの通り道で、全体の変化量が同じになることを確かめなさい。
通り道A \(+4\) ℃、\(-2\) ℃、\(+5\) ℃ 通り道B \(-3\) ℃、\(+10\) ℃
- 「気温は \(+5\) ℃」と「変化量は \(+5\) ℃」は、何がちがいますか。説明しなさい。
答えと考え方
1. 変化量 = 最後の値 − 最初の値 を使います。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\((-1)-(-8)=(-1)+(+8)=+7\) | 書きかえてから、異なる符号の三つの段階 |
| (2)\((-4)-(+6)=(-4)+(-6)=-10\) | 書きかえてから、同じ符号どうしをたした |
| (3)\((+9)-(-3)=(+9)+(+3)=+12\) | 書きかえてから、同じ符号どうしをたした |
確かめ
(1)−8 + (+7) = −1 。あとの気温に戻った
(2)+6 + (−10) = −4 。あとの気温に戻った
(3)−3 + (+12) = +9 。あとの気温に戻った
答えの吟味
(2)だけが下がった変化なので、変化量が負の数になりました。
答え (1)\(7\) ℃ 上がった (2)\(10\) ℃ 下がった (3)\(12\) ℃ 上がった
2.〜3. 2は 最後の値 = 最初の値 + 変化量 を使います。3は 最初の値 = 最後の値 − 変化量 です。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| 2(1)\(-11+(+7)=-4\) | 上がったので変化量は \(+7\) |
| 2(2)\(+2+(-9)=-7\) | 下がったので変化量は \(-9\) |
| 3(1)\((+1)-(-8)=(+1)+(+8)=+9\) | 下がったので変化量は \(-8\) |
| 3(2)\((-6)-(+5)=(-6)+(-5)=-11\) | 上がったので変化量は \(+5\) |
確かめ
2(1)−11 + (+7) = −4 。求めた気温に合う
2(2)+2 + (−9) = −7 。求めた気温に合う
3(1)+9 + (−8) = +1 。あとの気温に戻った
3(2)−11 + (+5) = −6 。あとの気温に戻った
答えの吟味
3(1)は下がった話なので、もとの気温は \(+1\) ℃ より高いはずです。
答え 2(1)\(-4\) ℃ 2(2)\(-7\) ℃ 3(1)\(+9\) ℃ 3(2)\(-11\) ℃
4.〜5. 4は四つの動きを 加減の四つの手順 で合わせ、5はその変化量を朝の気温にたします。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| 4 \(+2\)、\(-7\)、\(+6\)、\(-4\) | 手順1 項に分けた |
| 4 \(+2+6-7-4\) | 手順2 並べかえた |
| 4 正の項の和 \(+8\)、負の項の和 \(-11\) | 手順3 |
| 4 \(+8-11=-3\) | 手順4 合わせた |
| 5 \(-1+(-3)=-4\) | 最後の値 = 最初の値 + 変化量 |
確かめ
朝から順にたどると
−1 + (+2) = +1 、+1 + (−7) = −6
−6 + (+6) = 0 、0 + (−4) = −4 。同じ −4 ℃
変化量も −1 から −4 までの −3 で同じ
答えの吟味
下がった分の合計のほうが大きいので、全体では下がります。
答え 4は \(3\) ℃ 下がった。5は \(-4\) ℃
6.〜7. 6は今回の得点が最後の値です。7は実際の値から基準値を引きます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| 6 \(82-67=+15\) | 最後の値から最初の値を引いた |
| 7 \(67-75=67+(-75)=-8\) | 前回の実際の値から基準値を引いた |
| 7 \(82-75=+7\) | 今回の実際の値から基準値を引いた |
確かめ
6 67 + (+15) = 82 。今回の得点に戻った
7 75 + (−8) = 67 。前回の得点に戻った
7 75 + (+7) = 82 。今回の得点に戻った
答えの吟味
引かれる数がちがいます。基準との差では実際の値、変化量では最後の値です。
答え 6は \(15\) 点上がった。7は \(75\) 点を基準にして、前回 \(-8\) 点、今回 \(+7\) 点。基準との差は決めた基準とくらべ、変化量は前とあとをくらべる
8. 大きさを見るので、符号ではなく絶対値をくらべます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \((+2)-(-7)=+9\) | A市の変化量を求めた |
| \((-6)-(+5)=-11\) | B市の変化量を求めた |
\(|+9|\) は \(9\)、\(|-11|\) は \(11\) です。大きいのは \(11\) のほうです。
確かめ
−7 + (+9) = +2 。A市のあとの気温に戻った
+5 + (−11) = −6 。B市のあとの気温に戻った
答えの吟味
向きはちがっても、大きさはくらべられます。
答え B市。変化量の絶対値が \(11\) で、A市の \(9\) より大きいから
9. 引く順番が反対になっているのが、まちがいです。 最初の値を引かれる数にしています。
10. 引く数の符号を落としているのが、まちがいです。 \(-8\) の \(-\) を、引き算の記号として読んでいます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| 9 \((+5)-(-4)=(+5)+(+4)=+9\) | 最後の値から最初の値を引いた |
| 10 \((+3)-(-8)=(+3)+(+8)=+11\) | 変えるのは二つだけで書きかえた |
確かめ
9 誤答の −9 で戻すと −4 + (−9) = −13 。+5 ℃ に戻っていない
9 正しい +9 で戻すと −4 + (+9) = +5 。戻った
10 誤答の −5 で戻すと −8 + (−5) = −13 。+3 ℃ に戻っていない
10 正しい +11 で戻すと −8 + (+11) = +3 。戻った
答えの吟味
どちらも気温は上がっているので、変化量は正の数でなければおかしいはずです。
答え 9は \(9\) ℃ 上がった 10は \(11\) ℃ 上がった
11. 通り道ごとに、動きを全部合わせます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| 通り道A \(+4+5-2=+7\) | 三つの動きを合わせた |
| 通り道B \(-3+10=+7\) | 二つの動きを合わせた |
| \(-6+(+7)=+1\) | 最後の気温を求めた |
確かめ
通り道A −6 + 4 = −2 、−2 − 2 = −4 、−4 + 5 = +1
通り道B −6 − 3 = −9 、−9 + 10 = +1
どちらも +1 ℃ に着いた
答えの吟味
動いた回数はちがっても、最初と最後が同じなので変化量も同じです。
答え どちらの通り道でも変化量は \(+7\) ℃ で、\(7\) ℃ 上がって \(+1\) ℃ に着く
12. 「気温は \(+5\) ℃」は、ある時点の気温そのもので、\(0\) ℃ からはかっています。
「変化量は \(+5\) ℃」は、最初の気温からはかったへだたりです。
確かめ
最初が −2 ℃ で変化量が +5 ℃ なら、最後は +3 ℃
最後の気温 +3 ℃ と 変化量 +5 ℃ は、別の数
答えの吟味
変化量には、上がったか下がったかという向きの意味があります。
答え 気温はある時点の値で \(0\) ℃ が起点。変化量は最初の気温が起点で、どれだけ動いたかを表す
次のレッスンへ
変化量 = 最後の値 − 最初の値 が出発点です。三つの関係があるので、どの値でも求められます。
基準との差とは、引かれる数がちがいます。この見分けを崩さないでください。
次のレッスンでは、これらの値を表にまとめます。基準を決めて表を作り、取り替えて作り直す方法まで進みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。