LESSON 01

正負の数の利用

表と資料を正負の数で整理する

基準を決めて基準との差の表を作り、実際の値と差を行き来する。基準を取り替えて作り直し、値どうしのちがい・合計・平均・最高と最低の差を差の欄から求められるようにする。

表と資料を正負の数で整理する

このレッスンでできるようになること

  • 基準との差の表を作り、実際の値と差を行き来できる
  • 基準を取り替えて表を作り直し、変わるものと変わらないものを見分けられる
  • 差の欄から、合計・平均・値どうしのちがいを求められる

前のレッスンの確認

  • 絶対値 … ある数を表す点と原点との距離
  • 基準との差 … 基準値を引いて出した、符号つきの数
  • 差 = 実際の値 − 基準値
  • 実際の値 = 基準値 + 差
  • 差が出たら、基準値にたして、実際の値に戻るかを見る。
  • 答えるときは、基準と単位を言葉で添えてください。
  • 基準を取り替えても、値どうしのちがいは変わりません。
  • 仮平均の四つの手順 … 1. 値の近くに、計算しやすい仮平均を決める 2. 各値について「実際の値−仮平均」で差を求める 3. 差の合計を個数で割り、差の平均を求める 4. 「仮平均+差の平均」で本当の平均に戻す
  • 加減の四つの手順 … ①項に分ける(符号は項に含める)②並べかえる(加法の交換法則・結合法則が根拠)③正の項の和と、負の項の和をそれぞれ求める ④合わせる
  • 変化量 = 最後の値 − 最初の値
  • 二つの語を混ぜないでください。

絶対値は記号でも書きます。\(|-13|\)\(13\) です。\(|+9|\)\(9\) です。

記録が増えると、文では追えなくなる

五つの地点で、ある夏の日の最高気温をはかりました。

地点アは \(33\) ℃、地点イは \(27\) ℃、地点ウは \(34\) ℃、地点エは \(29\) ℃、地点オは \(22\) ℃ でした。

いちばん高い地点はどこでしょうか。五つになると、文のままでは追えません。

基準との差の表

そこで、記録を三つの列の表に置きかえます。

項目、実際の値、基準との差の三つの列でつくる表を、基準との差の表といいます。

左の列に記録を区別する名前、まん中の列にはかった値、右の列に基準との差を書きます。

基準は、表の外に一度だけ書きます。

表を作る

基準を \(25\) ℃ にします。値の近くにある、きりのよい数だからです。

差 = 実際の値 − 基準値 を、五つの行で順に使います。

地点ア 33 − 25 = +8
地点イ 27 − 25 = +2
地点ウ 34 − 25 = +9
地点エ 29 − 25 = +4
地点オ 22 − 25 = −3

地点オだけ、引く数のほうが大きく、答えは負の数です。

項目 実際の値 基準との差
地点ア \(33\) \(+8\)
地点イ \(27\) \(+2\)
地点ウ \(34\) \(+9\)
地点エ \(29\) \(+4\)
地点オ \(22\) \(-3\)

基準は \(25\) ℃、単位は ℃ です。右の列だけで、いちばん高いのが地点ウだと分かります。

表ができたら、全部の行でたし戻す

差が出たら、基準値にたして、実際の値に戻るかを見る。 を、五つの行すべてで行います。

25 + (+8) = 33 、25 + (+2) = 27 、25 + (+9) = 34
25 + (+4) = 29 、25 + (−3) = 22
五行とも、はかった気温に戻った

表を作ったら、行を飛ばさずに全部たし戻してください。 一行でも書きまちがえると、あとの合計も平均もずれます。

25度の基準線から上下にのびた五つの棒の図 よこに引いた基準の線から、気温の高い地点は上へ、低い地点は下へ棒がのびている。線からの高さが、基準との差の大きさを表している。 25 ℃ を 基準に した 五つの 地点 33 ℃ 27 ℃ 34 ℃ 29 ℃ 22 ℃ 25 ℃ 基準 +8 +2 +9 +4 −3 線より 上が 正の 差 下が 負の 差

基準を取り替えて、作り直す

前のレッスンで、基準を取り替えても、値どうしのちがいは変わりません。 と書きました。ここでくわしく調べます。

\(35\) ℃ 以上の日を猛暑日といいます。同じ記録を、\(35\) ℃ を基準にして作り直します。

地点ア 33 − 35 = −2
地点イ 27 − 35 = −8
地点ウ 34 − 35 = −1
地点エ 29 − 35 = −6
地点オ 22 − 35 = −13

前の表の差とならべます。

項目 実際の値 基準が \(25\) 基準が \(35\)
地点ア \(33\) \(+8\) \(-2\)
地点イ \(27\) \(+2\) \(-8\)
地点ウ \(34\) \(+9\) \(-1\)
地点エ \(29\) \(+4\) \(-6\)
地点オ \(22\) \(-3\) \(-13\)

五つとも負の差で、猛暑日の地点はありませんでした。

基準を上げた分だけ、差は下がる

どの行も、右の列が \(10\) 小さくなりました。

基準を \(10\) 増やすと、差はぜんぶ \(10\) 減ります。 実際の値は動かず、引く数だけが \(10\) 大きくなったからです。

変わらないのは、棒どうしの高さのちがい

それでも、変わらないものがあります。地点ウと地点オで見ます。

基準が 25 ℃ のとき (+9) − (−3) = +12
基準が 35 ℃ のとき (−1) − (−13) = +12
実際の値で 34 − 22 = 12

三つとも \(12\) ℃ です。基準を取り替えても、値どうしのちがいは変わりません。

基準線を上げても棒どうしの高さのちがいは変わらない図 五つの棒の高さは動かないまま、よこの基準の線が二本えがかれている。線を上げると、線からのずれはぜんぶ小さくなるが、棒どうしの高さのちがいは変わらない。 基準線を 上げても 棒の 高さは 動かない 35 ℃ 25 ℃ 33 27 34 29 22 ウ と オ の 高さの ちがいは どちらの 線でも 12

だから、基準は、計算が楽になるように選んでよいのです。 ただし、答えるときは、基準と単位を言葉で添えてください。

高いほうと低いほうの、ちがいを求める

いちばん高い値といちばん低い値のちがいは、実際の値に戻さなくても、差の欄だけで求められます。

差の最大は地点ウの \(+9\)、最小は地点オの \(-3\) です。

\((+9)-(-3)=(+9)+(+3)=+12\)

ここでいう「差」は基準からのずれ、「ちがい」は二つの値のへだたりです。 使い分けてください。

合計と平均を、差から求める

合計も、差の欄から出せます。どの値も基準値と差に分かれるからです。

合計 = 基準値 × 個数 + 差の合計

差の合計は、加減の四つの手順で求めます。

手順1 項に分ける +8 、+2 、+9 、+4 、−3
手順2 並べかえる +8 + 2 + 9 + 4 − 3
手順3 正の項の和は +23 、負の項の和は −3
手順4 合わせて +23 − 3 = +20

基準値の \(5\) つ分と、差の合計を合わせます。

25 × 5 = 125 、125 + 20 = 145

平均は、仮平均の四つの手順 がそのまま使えます。基準を仮平均とみるだけです。

差の合計 \(+20\)\(5\) で割ると、差の平均は \(+4\) ℃ です。\(25+(+4)=29\) で、平均は \(29\) ℃ です。

平均の \(29\) ℃ は、\(22\) ℃ と \(34\) ℃ のあいだにあります。

基準が 35 ℃ でも 35 × 5 + (−30) = 145 、平均は 29 ℃

資料を読み取るときの順序

表や資料を渡されたら、この順に見てください。

  1. まず基準と単位を確かめる
  2. 差の欄を見て、正の行と負の行を分ける
  3. 問われているのが、実際の値か、差か、値どうしのちがいかを見分ける

この三つの手順を、資料を読み取るときの順序といいます。

問われているものを三つに見分ける図 三つの箱がならんでいる。左は実際の値、まん中は基準との差、右は値どうしのちがいで、それぞれの求め方が書かれている。 問われて いるのは どれか 実際の値 基準との差 値どうしのちがい 基準値 + 差 実際の値 − 基準値 差 − 差 基準が いる 基準が いる 基準は いらない 単位を つける 符号を つける 基準を 変えても 同じ 式を 書く 前に どれを 聞かれたか 決める

式を書く前に、何を聞かれたかを紙に書いてください。

この表は、同じ時点の値をならべたものです。前とあとをくらべる 変化量 = 最後の値 − 最初の値 とは別の道具です。二つの語を混ぜないでください。

例題1 基準を決めて表を作る

四つのクラスが集めた古紙は、\(1\) 組から順に \(86\)\(93\)\(79\)\(98\) kg でした。\(90\) kg を基準として、基準との差の表を作りなさい。

差 = 実際の値 − 基準値 を、四つの行で順に使います。

この行でしたこと
\(86-90=86+(-90)=-4\) 実際の値から基準値を引いた
\(93-90=+3\) \(2\) 組の差
\(79-90=79+(-90)=-11\) \(3\) 組の差
\(98-90=+8\) \(4\) 組の差
項目 実際の値 基準との差
\(1\) \(86\) kg \(-4\) kg
\(2\) \(93\) kg \(+3\) kg
\(3\) \(79\) kg \(-11\) kg
\(4\) \(98\) kg \(+8\) kg

確かめ

90 + (−4) = 86 、90 + (+3) = 93
90 + (−11) = 79 、90 + (+8) = 98 。四行とも戻った

答えの吟味

\(90\) kg より重い二つが正、軽い二つが負です。

答え \(90\) kg を基準にして、\(1\)\(-4\) kg、\(2\)\(+3\) kg、\(3\)\(-11\) kg、\(4\)\(+8\) kg

例題2 基準を取り替えて作り直す

例題1と同じ記録で、基準を \(100\) kg に取り替えます。表を作り直しなさい。また、\(2\) 組と \(3\) 組のちがいが変わらないことを確かめなさい。

動かしたのは基準だけです。

この行でしたこと
\(86-100=-14\) \(1\) 組の差を求め直した
\(93-100=-7\) \(2\) 組の差を求め直した
\(79-100=-21\) \(3\) 組の差を求め直した
\(98-100=-2\) \(4\) 組の差を求め直した

確かめ

100 + (−14) = 86 、100 + (−7) = 93
100 + (−21) = 79 、100 + (−2) = 98 。四行とも戻った
基準が 90 kg のとき (+3) − (−11) = +14
基準が 100 kg のとき (−7) − (−21) = +14
実際の値で 93 − 79 = 14 。三つとも同じ

答えの吟味

基準を \(10\) 増やしたので、差は四つとも \(10\) 減りました。

答え \(100\) kg を基準にして、\(1\)\(-14\) kg、\(2\)\(-7\) kg、\(3\)\(-21\) kg、\(4\)\(-2\) kg。\(2\) 組と \(3\) 組のちがいは \(14\) kg で変わらない

例題3 高いほうと低いほうのちがい

四つの地点の最高気温を、\(20\) ℃ を基準にして表にしました。

項目 実際の値 基準との差
地点カ \(26\) \(+6\)
地点キ \(15\) \(-5\)
地点ク \(32\) \(+12\)
地点ケ \(21\) \(+1\)

(1)いちばん高い地点といちばん低い地点の、気温のちがいを差の欄だけで求めなさい。

(2)基準からいちばん遠い地点はどこですか。

(1)は差の最大と最小を選び、(2)は絶対値をくらべます。

この行でしたこと
(1)\((+12)-(-5)\) 差の最大と最小を引いた
(1)\((+12)+(+5)=+17\) 引き算をたし算に書きかえた
(2)\(32-20=+12\) 地点クの差を確かめた

差の絶対値は \(|+6|=6\)\(|-5|=5\)\(|+12|=12\)\(|+1|=1\) で、いちばん大きいのは \(12\) です。

確かめ

実際の値で 32 − 15 = 17 。差の欄で出した 17 と同じ
20 + (+12) = 32 、20 + (−5) = 15 。気温に戻った

答えの吟味

\(-5\)\(-\) は、基準より低い側だという意味です。遠さとは別です。

答え (1)\(17\) ℃ (2)地点ク(差の絶対値が \(12\) でいちばん大きいから)

例題4 合計と平均を、差から求める

五つのクラスが集めた古紙の重さは、\(82\)\(77\)\(91\)\(89\)\(96\) kg でした。\(85\) kg を基準として、合計と平均を差から求めなさい。

まず五つの差を出し、合計 = 基準値 × 個数 + 差の合計 を使います。

この行でしたこと
\(82-85=-3\) \(1\) 組の差
\(77-85=-8\) \(2\) 組の差
\(91-85=+6\) \(3\) 組の差
\(89-85=+4\) \(4\) 組の差
\(96-85=+11\) \(5\) 組の差
\(+6+4+11-3-8=+10\) 加減の四つの手順で差を合計した
\(85\times 5+10=435\) 基準値の分と差の合計を合わせた
\(10\div 5=+2\) 差の平均を求めた
\(85+(+2)=87\) 仮平均に戻した

確かめ

82 + 77 + 91 + 89 + 96 = 435 。同じ合計
435 ÷ 5 = 87 。同じ平均

答えの吟味

\(87\) kg は、いちばん小さい \(77\) kg といちばん大きい \(96\) kg のあいだにあります。

答え 合計は \(435\) kg、平均は \(87\) kg

例題5 差の表から、問われたものを読み取る

四つのクラスの古紙を、\(95\) kg を基準にして記録しました。実際の値は書かれていません。

項目 基準との差
\(1\) \(-14\) kg
\(2\) \(-7\) kg
\(3\) \(+5\) kg
\(4\) \(+8\) kg

(1)いちばん重かったクラスの実際の重さを求めなさい。

(2)いちばん重いクラスといちばん軽いクラスのちがいを求めなさい。

(1)は実際の値を聞かれています。差のままで答えてはいけません。

この行でしたこと
(1)\(95+(+8)=103\) 基準値に差をたした
(2)\((+8)-(-14)=(+8)+(+14)=+22\) 差の最大と最小を引いた

確かめ

95 + (+8) = 103 、95 + (−14) = 81
103 − 81 = 22 。差の欄で出した 22 と同じ

答えの吟味

(1)は実際の値、(2)はちがいです。問われたものがちがいます。

答え (1)\(103\) kg (2)\(22\) kg

今日の問い

基準を \(25\) ℃ から \(35\) ℃ に取り替えると、五つの差はぜんぶ変わりました。

それなのに、地点ウと地点オのちがいは \(12\) ℃ のままでした。なぜでしょうか。

どちらの実際の値も 実際の値 = 基準値 + 差 の形で、基準値の部分は同じです。

ちがいを求めると、その基準値どうしが打ち消し合います。残るのは差どうしのちがいです。

だから、基準をどこに置いても答えは動きません。

よくある間違い

まちがい1:基準を取り替えるとき、一部の行しか直さない

三つのクラスの古紙 \(84\)\(79\)\(91\) kg を、基準 \(85\) kg から \(95\) kg に取り替える問題です。もとの差は \(-1\)\(-6\)\(+6\) kg でした。

✗ 84 − 95 = −11
✗ 答え −11 kg 、−6 kg 、+6 kg

いちばん上の行だけ直して、下の二行をそのまま写しています。

○ 84 − 95 = −11
○ 79 − 95 = −16
○ 91 − 95 = −4
○ 答え −11 kg 、−16 kg 、−4 kg

たし戻して確かめます。

誤答の −6 で戻すと 95 + (−6) = 89 。79 kg に戻っていない
誤答の +6 で戻すと 95 + (+6) = 101 。91 kg に戻っていない

基準を取り替えたら、全部の行を書き直してください。 一行でも残すと、表の中で基準が二つになります。

まちがい2:問われているのが実際の値なのに、差を答える

基準が \(26\) ℃ の表で、ある地点の差が \(+5\) ℃ でした。その地点の気温を求める問題です。

✗ 答え +5 ℃

表に書かれた数を、そのまま写しています。\(+5\) ℃ は基準からのずれです。

○ 26 + (+5) = 31
○ 答え 31 ℃

たし戻して確かめます。

誤答の +5 ℃ を実際の気温とすると 5 − 26 = −21
表の差は +5 ℃ なので、合わない

問われたものを答えないまちがいは、計算が合っていても点になりません。

自分で確かめよう

紙に書いてから、答えを開いてください。表を作ったら、毎回たし戻して確かめること。

  1. 四つのクラスの古紙は \(92\)\(83\)\(99\)\(94\) kg でした。\(90\) kg を基準として、基準との差の表を作りなさい。

  2. 問1の表で、いちばん重いクラスといちばん軽いクラスのちがいを、差の欄だけを使って求めなさい。

  3. 問1と同じ記録で、基準を \(100\) kg に取り替えて表を作り直しなさい。差はどう変わりますか。

  4. 問1の記録で、合計と平均を差の欄から求めなさい。

  5. 三つの地点サ・シ・スの最高気温は \(30\) ℃、\(23\) ℃、\(28\) ℃ でした。\(25\) ℃ を基準として表を作りなさい。

  6. 問5の表で、いちばん高い地点といちばん低い地点のちがいを、差の欄だけで求めなさい。

  7. 四つのクラスの古紙を、\(97\) kg を基準にして記録しました。差は \(+6\)\(-9\)\(+2\)\(-3\) kg です。四つの実際の重さを求めなさい。

  8. 問7の記録で、合計と平均を求めなさい。

  9. 問5の表で、基準からいちばん遠い地点はどこですか。絶対値を使って説明しなさい。

  10. 次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。

基準 66 kg の表に、3 組の差が +12 kg とあった。
3 組の実際の重さを聞かれて、+12 kg と答えた。
  1. 次の答えはまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。
基準 110 kg 、4 つのクラスの差が +3 、−5 、+9 、−3 の表がある。
4 つの合計を、差の合計の +4 として 4 kg と答えた。
  1. 基準を取り替えても、値どうしのちがいが変わらないのはなぜですか。説明しなさい。
答えと考え方

1. 差 = 実際の値 − 基準値 を、四つの行で順に使います。

この行でしたこと
\(92-90=+2\) 実際の値から基準値を引いた
\(83-90=83+(-90)=-7\) 書きかえてから計算した
\(99-90=+9\) \(3\) 組の差
\(94-90=+4\) \(4\) 組の差

確かめ

90 + (+2) = 92 、90 + (−7) = 83
90 + (+9) = 99 、90 + (+4) = 94 。四行とも戻った

答えの吟味

軽いのは \(2\) 組だけで、負の差もその行だけです。

答え \(90\) kg を基準にして、\(1\)\(+2\) kg、\(2\)\(-7\) kg、\(3\)\(+9\) kg、\(4\)\(+4\) kg

2. 差の最大と最小を選びます。

この行でしたこと
\((+9)-(-7)\) 差の最大と最小を引いた
\((+9)+(+7)=+16\) 引き算をたし算に書きかえた

確かめ

実際の値で 99 − 83 = 16 。差の欄で出した 16 と同じ

答えの吟味

実際の値に戻さなくても、同じ答えです。

答え \(16\) kg

3. 動かしたのは基準だけです。

この行でしたこと
\(92-100=-8\) \(1\) 組の差を求め直した
\(83-100=-17\) 同じように求め直した
\(99-100=-1\) 同じように求め直した
\(94-100=-6\) 同じように求め直した

確かめ

100 + (−8) = 92 、100 + (−17) = 83
100 + (−1) = 99 、100 + (−6) = 94 。四行とも戻った

答えの吟味

基準を \(10\) 増やしたので、差は四つとも \(10\) 減りました。

答え \(100\) kg を基準にして \(-8\) kg、\(-17\) kg、\(-1\) kg、\(-6\) kg。差はぜんぶ \(10\) 減る

4. 合計 = 基準値 × 個数 + 差の合計 を使います。

この行でしたこと
\(+2+9+4-7=+8\) 加減の四つの手順で差を合計した
\(90\times 4+8=368\) 基準値の分と差の合計を合わせた
\(8\div 4=+2\) 差の平均を求めた
\(90+(+2)=92\) 仮平均に戻した

確かめ

92 + 83 + 99 + 94 = 368 。同じ合計
368 ÷ 4 = 92 。92 は 83 と 99 のあいだにある

答えの吟味

平均が \(1\) 組と同じ \(92\) kg になりました。

答え 合計は \(368\) kg、平均は \(92\) kg

5. 気温でも、式は変わりません。

この行でしたこと
\(30-25=+5\) 地点サの差
\(23-25=23+(-25)=-2\) 書きかえてから計算した
\(28-25=+3\) 地点スの差

確かめ

25 + (+5) = 30 、25 + (−2) = 23 、25 + (+3) = 28 。三行とも戻った

答えの吟味

\(25\) ℃ より高い二つが正、低い一つが負です。

答え \(25\) ℃ を基準にして \(+5\) ℃、\(-2\) ℃、\(+3\)

6. 差の最大と最小を選んで引きます。

この行でしたこと
\((+5)-(-2)=(+5)+(+2)=+7\) 差の最大と最小を引いた

確かめ

実際の値で 30 − 23 = 7 。差の欄で出した 7 と同じ

答えの吟味

基準の \(25\) ℃ は、答えのどこにも出てきません。

答え \(7\)

7. 実際の値 = 基準値 + 差 を使います。

この行でしたこと
\(97+(+6)=103\) 基準値に差をたした
\(97+(-9)=88\) 基準値に差をたした
\(97+(+2)=99\) 基準値に差をたした
\(97+(-3)=94\) 基準値に差をたした

確かめ

103 − 97 = +6 、88 − 97 = −9
99 − 97 = +2 、94 − 97 = −3 。四行とも記録の差に戻った

答えの吟味

差が負の二つが、\(97\) kg より軽くなりました。

答え \(103\) kg、\(88\) kg、\(99\) kg、\(94\) kg

8. 合計 = 基準値 × 個数 + 差の合計 を使います。

この行でしたこと
\(+6+2-9-3=-4\) 加減の四つの手順で差を合計した
\(97\times 4+(-4)=384\) 基準値の分と差の合計を合わせた
\((-4)\div 4=-1\) 差の平均を求めた
\(97+(-1)=96\) 仮平均に戻した

確かめ

103 + 88 + 99 + 94 = 384 。同じ合計
384 ÷ 4 = 96 。96 は 88 と 103 のあいだにある

答えの吟味

差の合計が負なので、平均は基準より軽くなりました。

答え 合計は \(384\) kg、平均は \(96\) kg

9. 遠さを見るので、符号ではなく絶対値をくらべます。

差の絶対値は \(|+5|=5\)\(|-2|=2\)\(|+3|=3\) です。

確かめ

25 ℃ から 30 ℃ までのはなれは 5
ほかの地点は 2 と 3 で、5 より小さい

答えの吟味

\(-2\)\(-\) は、基準より低い側だという意味です。

答え 地点サ(差の絶対値が \(5\) でいちばん大きいから)

10. 差をそのまま実際の重さとして答えたのが、まちがいです。

問われているのは実際の値です。

誤答の +12 kg を実際の重さとすると 12 − 66 = −54
表の差は +12 kg なので、合わない
この行でしたこと
\(66+(+12)=78\) 基準値に差をたした

確かめ

78 − 66 = +12 。表の差に戻った

答えの吟味

\(+12\) kg は基準からのずれで、重さそのものではありません。

答え \(78\) kg

11. 基準値の分をたしていないのが、まちがいです。

差の合計は、ずれを合わせただけです。基準値 \(110\) kg の \(4\) つ分が入っていません。

この行でしたこと
\(+3+9-5-3=+4\) 加減の四つの手順で差を合計した
\(110\times 4=440\) 基準値の分を求めた
\(440+4=444\) 差の合計と合わせた

確かめ

110 + (+3) = 113 、110 + (−5) = 105 、110 + (+9) = 119 、110 + (−3) = 107
113 + 105 + 119 + 107 = 444 。合った

答えの吟味

合計は、いちばん重いクラスより大きくなるはずです。

答え \(444\) kg

12. どの実際の値も、実際の値 = 基準値 + 差 の形に書けます。

二つの値のちがいを求めると、同じ基準値どうしが打ち消し合います。残るのは差どうしのちがいです。

確かめ

基準が 90 kg のとき (+9) − (−7) = 16
基準が 100 kg のとき (−1) − (−17) = 16
実際の値でも 99 − 83 = 16

答えの吟味

差の変わり方が同じなので、打ち消し合います。

答え どちらの値も基準値をふくんでいて、引くと基準値どうしが打ち消し合うから

次のレッスンへ

項目、実際の値、基準との差の三つの列でつくる表を、基準との差の表といいます。

基準を取り替えても、値どうしのちがいは変わりません。

合計と平均も動きません。基準は、計算が楽になるように選んでよいのです。

次のレッスンは、このセクションのまとめです。平均が分かっていて欠けた一つを求め直す問題や、二つの地点の時刻のずれをあつかいます。

次のレッスンへ 入試型の利用問題 →

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:表と資料を正負の数で整理する

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    基準との差の表の説明として、正しいものはどれですか。
  2. 設問 1
    基準を取り替えても、値どうしのちがいが変わらないのはなぜですか。
  3. 設問 2
    $4$ 人の小テストの得点を、$70$ 点を基準にして表にしました。基準との差は $+9$、$-6$、$+2$、$-11$ 点です。いちばん高い人といちばん低い人の得点のちがいはどれですか。
  4. 設問 3
    $5$ 人の得点を $65$ 点を基準にすると、差は $+8$、$-5$、$+12$、$-9$、$+4$ 点でした。合計と平均はどれですか。
  5. 設問 4
    基準 $60$ 点の表に、差が $-4$、$+9$、$-7$ 点と書いてありました。基準を $70$ 点に取り替えるとき、$-14$、$+9$、$-7$ 点と書き直しました。このまちがいの説明として、正しいものはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。