LESSON 01

正負の数の乗法

乗法の計算:符号と絶対値

かけ算の4つの場合を2行にまとめ、符号を先に決めてから絶対値どうしをかける「符号が先、絶対値があと」で整数の積を求める。0と1と−1をかける場合もあつかう。

乗法の計算:符号と絶対値

このレッスンでできるようになること

  • かけ算の \(4\) つの場合を、同じ符号どうしとちがう符号どうしの \(2\) 行にまとめられる
  • 符号を先に決めてから絶対値どうしをかけて、整数の積を計算できる
  • \(0\)\(1\)\(-1\) をかける計算を、理由をつけて説明できる

前のレッスンの確認

  • 符号 … 数が正か負かを表す \(+\)\(-\) のしるし。\(+\) は省略できるが、\(-\) は省略できない
  • 絶対値 … ある数を表す点と原点との距離
  • 反対の数 … 符号だけを変えた数のこと
  • … かけ算の答えのこと
  • かけ算は、同じ数を何回かたすこと
  • 符号がちがう \(2\) 数をかけると、積は負の数になります。(レッスン1で分かったこと)
  • どんな数に \(0\) をかけても、積は \(0\) です。(レッスン1で分かったこと)
  • 負の数どうしをかけると、積は正の数になります。(レッスン2で分かったこと)
  • かける数を反対の数にすると、積も反対の数になっています。(レッスン2で分かったこと)
  • 異なる符号の数をたす三つの段階 … ①二つの絶対値をくらべる ②絶対値が大きいほうの符号を、答えの符号にする ③大きい絶対値から小さい絶対値を引く

絶対値は記号でも書きます。\(|-7|\)\(7\) です。\(|+9|\)\(9\) です。

このレッスンでは、二つのレッスンで分かったことを、一つの計算の道具にまとめます。

タイトルの乗法は、かけ算のこと

かけ算のことを 乗法 といいます。\(6\times 8\)\((-9)\times(-7)\) も乗法の式です。

問題文では、かけ算のかわりに乗法と書かれることがあります。

レッスン1と2で分かったことを、1枚の表にする

かける \(2\) 数の符号の組み合わせは、\(4\) 通りしかありません。

正と正、正と負、負と正、負と負の \(4\) つです。

同じ数の組で、この \(4\) 通りをならべてみます。使う数は \(6\)\(8\) です。

かける \(2\) 分かったところ
正と正 \(6\times 8\) \(48\) 小学校
正と負 \(6\times(-8)\) \(-48\) レッスン1
負と正 \((-6)\times 8\) \(-48\) レッスン1
負と負 \((-6)\times(-8)\) \(48\) レッスン2

\(4\) つとも、かけた数の絶対値は \(6\)\(8\) です。ちがうのは符号だけです。

それなのに、積は \(48\)\(-48\)\(2\) 種類しかありません。

4つの場合は、2行に縮められる

表をよく見てください。積が正になったのは、\(1\) 行目と \(4\) 行目です。

この \(2\) つは、どちらも同じ符号どうしのかけ算です。正と正、負と負だからです。

残りの \(2\) 行は、どちらもちがう符号どうしのかけ算でした。積は負の数です。

同じ符号どうしをとなりに並べかえると、表は \(2\) 行に縮みます。

四つの場合を二行にまとめる図 上に四つの四角がならび、それぞれのかけ算と積が書かれている。左の二つは下の同じ符号どうしの四角へ、右の二つは下のちがう符号どうしの四角へ矢印でつながっている。 同じ符号どうしを となりに並べると 正と正 6×8 = 48 負と負 (−6)×(−8) = 48 正と負 6×(−8) = −48 負と正 (−6)×8 = −48 同じ符号どうし 正と正 負と負 積は 正 ちがう符号どうし 正と負 負と正 積は 負 4 つの場合が 2 行にまとまった

縮めた表が、これです。

かける \(2\) 数の符号 積の符号
同じ符号どうし \(+\)
ちがう符号どうし \(-\)

同じ符号どうしなら積は正、ちがう符号どうしなら積は負になります。

覚えることは、この \(2\) 行だけです。\(4\) 通りを別々に覚える必要はありません。

絶対値は、符号と切りはなしてかける

符号の話が終わりました。次は絶対値です。

さきほどの \(4\) つの式を、もう一度見てください。積の絶対値はどれも \(48\) でした。

かけた \(2\) 数の絶対値は \(6\)\(8\) です。\(6\times 8\)\(48\) です。

つまり、積の絶対値は、\(2\) 数の絶対値をかけたものになっています。

記号で書くと、はっきりします。\(|-6|\)\(6\)\(|-8|\)\(8\) です。

だから \(|-6|\times|-8|=6\times 8=48\) となります。

ここで大事なのは、絶対値の計算にマイナスが出てこないことです。

絶対値は距離なので、いつも \(0\) 以上でした。かけ算をしても負にはなりません。

符号のことは忘れて、絶対値どうしをそのままかければよいのです。

道具に名前をつける

符号の決め方と、絶対値の計算がそろいました。二つを順番に並べれば、計算の道具になります。

順番は、符号が先です。この二つの手順を、符号が先、絶対値があと と呼びます。

  1. 符号を先に決める(同じ符号どうしなら \(+\)、ちがう符号どうしなら \(-\)
  2. 絶対値どうしをかける

手順②は、記号を使うとこう書けます。\((-9)\times(-7)\) なら \(|-9|\times|-7|=9\times 7=63\) です。

手順①で符号は \(+\) と決まっています。積は \(+63\)、つまり \(63\) です。

符号が先、絶対値があとの流れ図 いちばん上の式から下へ矢印がのび、はじめの四角で符号を決め、次の四角で絶対値どうしをかけ、いちばん下の四角に答えが出ている。 符号が先、絶対値があと (−9) × (−7) 手順① 符号を先に決める 同じ符号どうし だから 積の符号は + 手順② 絶対値どうしをかける |−9| × |−7| = 9 × 7 = 63 +63

書くときは、符号の行と絶対値の行を分けてください。一行に二つのことを書かないためです。

\((-14)\times 5\) で、書き方を見せます。

この行でしたこと
\((-14)\times 5\) 元の式
符号は \(-\) 手順① ちがう符号どうし
絶対値は \(14\times 5=70\) 手順②
\(-70\) 二つを合わせた

0 をかけるときは、特別あつかい

ここで、\(0\) をかける場合を考えます。

\((-11)\times 0\) を、手順①にかけてみてください。\(0\) は正の数でしょうか、負の数でしょうか。

\(0\) は正の数でも負の数でもない、境目の数でした。

だから「同じ符号どうし」とも「ちがう符号どうし」とも言えません。符号が決められないのです。

レッスン1で確かめたとおりです。どんな数に \(0\) をかけても、積は \(0\) です。

\(0\) には符号がありません。だから積の \(0\) にも、\(+\)\(-\) は付けません。

\((-11)\times 0\) \(0\)
\(0\times 6\) \(0\)

\(0\) を見つけたら、手順①へ進む前に答えが出ます。ここだけは別あつかいにしてください。

1 をかけると、そのまま

次は \(1\)\(-1\) です。この二つは、あとのレッスンでよく出てきます。

まず \(1\) をかける場合です。\(1\) をかけると、数は変わりません。

\(8\times 1=8\) です。\((-8)\times 1=-8\) です。

道具でも確かめられます。\((-8)\times 1\) は、ちがう符号どうしなので積の符号は \(-\) です。

絶対値は \(8\times 1=8\) です。合わせて \(-8\) になります。

−1 をかけると、反対の数になる

では \(-1\) をかけると、どうなるでしょうか。

\(7\times(-1)\) で見ます。ちがう符号どうしなので、積の符号は \(-\) です。

絶対値は \(7\times 1=7\) で、\(7\) のままです。だから積は \(-7\) です。

\(7\)\(-7\) に変わりました。絶対値はそのままで、符号だけが変わっています。

もう一つ見ます。\((-5)\times(-1)\) は、同じ符号どうしなので積の符号は \(+\) です。

絶対値は \(5\times 1=5\) です。だから積は \(5\) です。今度は \(-5\)\(5\) になりました。

符号だけを変えた数を、反対の数といいました。

\(-1\) をかけると、その数の反対の数になります。

数直線で見ると、原点をはさんで反対がわにうつります。

マイナス一をかけると反対の数になることを示す二本の数直線 上の数直線では、七の点から原点をこえて左のマイナス七の点へ矢印がのびている。下の数直線では、マイナス五の点から原点をこえて右の五の点へ矢印がのびている。 −1 をかけると 反対の数になる ① 7 × (−1) = −7 ×(−1) −7 0 7 ② (−5) × (−1) = 5 ×(−1) −5 0 5 原点からのきょりは同じ 向きだけが反対

黒くぬった点が元の数、白い点が \(-1\) をかけたあとの数です。

どちらも原点からのきょりは変わっていません。反対がわにうつっただけです。

例題1 4つの場合を、道具で計算する

次の計算をしなさい。

(1)\((-7)\times 9\) (2)\(7\times 12\) (3)\((-13)\times(-7)\) (4)\(18\times(-5)\)

\(4\) つとも、まず符号を決めます。そのあとで絶対値をかけます。

符号(手順①) 絶対値(手順②)
(1)\((-7)\times 9\) ちがう符号どうしで \(-\) \(7\times 9=63\) \(-63\)
(2)\(7\times 12\) 同じ符号どうしで \(+\) \(7\times 12=84\) \(84\)
(3)\((-13)\times(-7)\) 同じ符号どうしで \(+\) \(13\times 7=91\) \(91\)
(4)\(18\times(-5)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(18\times 5=90\) \(-90\)

確かめ

(1)(−7) を 9 回たすと −63 。左へ進むので負
(2)どちらも正なので、小学校のかけ算のまま 84
(3)負と負なので正。13 × 7 = 91 だから 91
(4)(−5) を 18 回たすと −90 。左へ進むので負

答えの吟味

(3)は負の数どうしなので、積は正の数です。\(|-13|\)\(13\)\(|-7|\)\(7\) です。

答え (1)\(-63\) (2)\(84\) (3)\(91\) (4)\(-90\)

例題2 絶対値が大きい数の乗法

次の計算をしなさい。

(1)\((-14)\times 9\) (2)\((-12)\times(-11)\)

数が大きくなっても、やることは変わりません。

この行でしたこと
(1)\((-14)\times 9\) 元の式
(1)符号は \(-\) 手順① ちがう符号どうし
(1)絶対値は \(14\times 9=126\) 手順②
(1)\(-126\) 二つを合わせた
(2)\((-12)\times(-11)\) 元の式
(2)符号は \(+\) 手順① 同じ符号どうし
(2)絶対値は \(12\times 11=132\) 手順②
(2)\(132\) 二つを合わせた

確かめ

(1)14 × 9 = 126 。符号は − だから −126
(2)12 × 11 = 132 。符号は + だから 132

答えの吟味

(1)はちがう符号どうしなので、積は負の数です。(2)は負の数どうしなので、積は正の数です。

答え (1)\(-126\) (2)\(132\)

例題3 絶対値が同じでも、符号でちがう

次の計算をしなさい。

(1)\(11\times 9\) (2)\(11\times(-9)\) (3)\((-11)\times 9\) (4)\((-11)\times(-9)\)

\(4\) つとも、かけた数の絶対値は \(11\)\(9\) です。ちがうのは符号だけです。

符号(手順①) 絶対値(手順②)
(1)\(11\times 9\) 同じ符号どうしで \(+\) \(11\times 9=99\) \(99\)
(2)\(11\times(-9)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(11\times 9=99\) \(-99\)
(3)\((-11)\times 9\) ちがう符号どうしで \(-\) \(11\times 9=99\) \(-99\)
(4)\((-11)\times(-9)\) 同じ符号どうしで \(+\) \(11\times 9=99\) \(99\)

確かめ

手順② の計算は 4 つとも同じ 11 × 9 = 99
(1)正と正 → +  (2)正と負 → −
(3)負と正 → −  (4)負と負 → +

答えの吟味

積の絶対値は \(4\) つとも \(99\) でした。符号だけが \(2\) 種類に分かれます。

答え (1)\(99\) (2)\(-99\) (3)\(-99\) (4)\(99\)

例題4 0 をふくむ乗法

次の計算をしなさい。

(1)\(0\times(-14)\) (2)\((-20)\times 0\)

\(0\) があるので、手順①へは進みません。

この行でしたこと
(1)\(0\times(-14)\) \(0\) をかける形なので、そのまま \(0\) \(0\)
(2)\((-20)\times 0\) \(0\) をかける形なので、そのまま \(0\) \(0\)

確かめ

(1)(−14) を 0 回たすので、0 から動かない
(2)(−20) を 0 回たすので、0 から動かない

答えの吟味

\(0\) に符号は付きません。だから \(+0\) とも \(-0\) とも書きません。

答え (1)\(0\) (2)\(0\)

例題5 1 と −1 をかける

次の計算をしなさい。

(1)\(1\times(-6)\) (2)\(8\times(-1)\) (3)\((-1)\times 13\) (4)\((-1)\times(-10)\)

\(1\) をかけるとそのままです。\(-1\) をかけると反対の数になります。

符号(手順①) 絶対値(手順②)
(1)\(1\times(-6)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(1\times 6=6\) \(-6\)
(2)\(8\times(-1)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(8\times 1=8\) \(-8\)
(3)\((-1)\times 13\) ちがう符号どうしで \(-\) \(1\times 13=13\) \(-13\)
(4)\((-1)\times(-10)\) 同じ符号どうしで \(+\) \(1\times 10=10\) \(10\)

確かめ

(1)1 をかけたので、−6 のまま
(2)8 の反対の数は −8
(3)13 の反対の数は −13
(4)−10 の反対の数は 10

答えの吟味

(2)(3)(4)は、どれも絶対値が変わっていません。符号だけが入れかわりました。

答え (1)\(-6\) (2)\(-8\) (3)\(-13\) (4)\(10\)

例題6 みじかくなるろうそく

火をつけたろうそくが、\(1\) 分ごとに \(12\) mm ずつみじかくなります。

長くなる変化を正の数、みじかくなる変化を負の数で表します。

\(5\) 分間で、ろうそくの長さはどれだけ変わりますか。

まず \(1\) 分あたりの変化を、符号付きの数にします。

この行でしたこと
\(-12\) \(1\) 分あたりの変化を数にした
\((-12)\times 5\) \(5\) 分ぶんにした
符号は \(-\) 手順① ちがう符号どうし
絶対値は \(12\times 5=60\) 手順②
\(-60\) 二つを合わせた

確かめ

1 分で −12 、2 分で −24 、3 分で −36
4 分で −48 、5 分で −60

答えの吟味

ろうそくはみじかくなっています。だから変化は負の数になるはずです。

答えは \(-60\) mm で、場面と合っています。

答え \(-60\) mm(\(60\) mm みじかくなる)

今日の問い

道具の名前は「符号が先、絶対値があと」でした。順番が名前に入っています。

では、なぜ符号を先に決めるのでしょうか。絶対値から計算してはいけないのでしょうか。

じつは、絶対値を先に計算しても答えは同じです。\((-15)\times 7\) で試してみます。

絶対値を先にかけると \(105\) です。あとから符号 \(-\) を付けて \(-105\) になります。

それでも、符号を先に決めるほうがよい理由が二つあります。

一つ目は、符号がすぐ決まるからです。符号は \(2\) 数の符号だけで決まります。

二つ目は、書き忘れを防げるからです。

絶対値を先に計算すると、出てきた \(105\) をそのまま書き写しがちです。符号が抜けて \(105\) と答えてしまいます。

先に \(-\) と書いておけば、あとは絶対値の計算に集中できます。

符号と絶対値を、同じ行で同時に考えないこと。 それが、この道具のねらいです。

よくある間違い

まちがい1:符号が同じなのに、積を負の数にする

\((-11)\times(-8)\) を計算する問題です。

✗ 負の数が出てくるから、答えも負
✗ 符号は −
✗ = −88

しかし手順①で見るのは、\(2\) 数の符号の組み合わせです。

\(-11\)\(-8\) も負の数です。つまり同じ符号どうしなので、積は正の数です。

○ 同じ符号どうしなので 積の符号は +
○ 積の絶対値は 11 × 8 = 88
○ 答えは 88

レッスン2で分かったことから確かめます。

(−11) × 8 = −88 。ちがう符号どうしなので負
かける数 8 を 反対の数 −8 に変えると 積も反対の数になる
−88 の反対の数は 88 。だから (−11) × (−8) = 88
誤答は −88 。正しい答え 88 と符号がちがうので、まちがい

\(2\) 数のかけ算では、二つの符号が同じかちがうかを見てください。

まちがい2:たし算の決まりを、かけ算に持ちこむ

\((-4)\times 13\) を計算する問題です。

✗ 絶対値は 4 と 13 で、13 のほうが大きい
✗ 大きいほうの符号 + を答えの符号にして
✗ = 52

これは、たし算の決まりを持ちこんだ間違いです。

たし算では、絶対値が大きいほうの符号を答えの符号にしました。異なる符号の数をたす三つの段階です。

かけ算で符号を決めるときは、絶対値の大きさは使いません。符号の組み合わせだけを見ます。

○ −4 と 13 は ちがう符号どうし
○ だから 積の符号は −
○ 積の絶対値は 4 × 13 = 52
○ 答えは −52

たし算の形に戻して確かめます。

(−4) を 13 回たすと −52 。ずっと左へ進む
誤答は 52 。正しい答え −52 と符号がちがうので、まちがい

絶対値の大きさで符号を決めるのは、たし算のときだけです。

まちがい3:−1 をかけたのに、数が変わらない

\((-1)\times 14\) を計算する問題です。

✗ 1 をかけても変わらないから
✗ = 14

変わらないのは、\(1\) をかけたときです。\(-1\)\(1\) ではありません。符号が付いています。

\(-1\) をかけると、反対の数になります。

○ −1 と 14 は ちがう符号どうし
○ だから 積の符号は −
○ 積の絶対値は 1 × 14 = 14
○ 答えは −14

数直線で確かめます。

14 は 原点から右へ 14 の点
その反対がわは 原点から左へ 14 の点で −14
誤答は 14 。もとの数のままなので、まちがい

\(1\)\(-1\) は、まったくちがう数です。 絶対値は同じでも、符号がちがいます。

自分で確かめよう

紙に書いてから、答えを開いてください。符号の行と絶対値の行を、分けて書くこと。

  1. 積の符号だけを答えなさい。絶対値は計算しなくてかまいません。 (1)\((-16)\times 3\) (2)\(7\times(-11)\) (3)\((-6)\times(-12)\) (4)\(13\times 6\)

  2. \((-8)\times 13\) を計算しなさい。

  3. \(9\times(-13)\) を計算しなさい。

  4. \((-5)\times(-11)\) を計算しなさい。

  5. \(14\times(-6)\) を計算しなさい。

  6. \((-12)\times(-8)\) を計算しなさい。

  7. \(16\times(-5)\) を計算しなさい。

  8. \((-17)\times 0\) を計算しなさい。

  9. \(0\times(-6)\) を計算しなさい。

  10. \((-1)\times 11\) を計算しなさい。

  11. \((-9)\times(-1)\) を計算しなさい。

  12. \(18\times(-1)\) を計算しなさい。

  13. \(-16\) の反対の数を、\(-1\) をかけて求めなさい。

  14. ある倉庫の在庫が、\(1\) 日ごとに \(8\) 箱ずつ減っていきます。増える変化を正の数、減る変化を負の数で表します。\(9\) 日間で在庫はどれだけ変わりますか。

  15. 次の計算はまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく計算しなさい。

(−1) × (−12)
−1 をかけると 反対の数になるから
= −12
  1. \((-12)\times 9\) の積について、符号と絶対値をそれぞれ書きなさい。
答えと考え方

1. 手順①だけを使います。\(2\) 数の符号が同じかちがうかを見ます。

符号の組み合わせ 積の符号
(1)\((-16)\times 3\) 負と正 \(-\)
(2)\(7\times(-11)\) 正と負 \(-\)
(3)\((-6)\times(-12)\) 負と負 \(+\)
(4)\(13\times 6\) 正と正 \(+\)

確かめ

(1)ちがう符号どうし → −
(2)ちがう符号どうし → −
(3)同じ符号どうし → +
(4)同じ符号どうし → +

答えの吟味

(3)は負の数どうしです。負が二つあっても、積は正になります。

答え (1)\(-\) (2)\(-\) (3)\(+\) (4)\(+\)

2.〜7. どれも同じやり方です。符号を決めてから、絶対値どうしをかけます。

符号(手順①) 絶対値(手順②)
2. \((-8)\times 13\) ちがう符号どうしで \(-\) \(8\times 13=104\) \(-104\)
3. \(9\times(-13)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(9\times 13=117\) \(-117\)
4. \((-5)\times(-11)\) 同じ符号どうしで \(+\) \(5\times 11=55\) \(55\)
5. \(14\times(-6)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(14\times 6=84\) \(-84\)
6. \((-12)\times(-8)\) 同じ符号どうしで \(+\) \(12\times 8=96\) \(96\)
7. \(16\times(-5)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(16\times 5=80\) \(-80\)

確かめ

2. 8 × 13 は 80 に 24 をたして 104 、符号は − だから −104
3. 9 × 13 は 90 に 27 をたして 117 、符号は − だから −117
4. 5 × 11 = 55 、符号は + だから 55
5. 14 × 6 は 60 に 24 をたして 84 、符号は − だから −84
6. 12 × 8 = 96 、符号は + だから 96
7. 16 × 5 = 80 、符号は − だから −80

答えの吟味

負の数どうしは 4 と 6 の二つです。この二つだけ、積が正の数になりました。

答え 2. \(-104\) 3. \(-117\) 4. \(55\) 5. \(-84\) 6. \(96\) 7. \(-80\)

8.〜9. \(0\) をかける形です。手順①へは進みません。

この行でしたこと
8. \((-17)\times 0\) \(0\) をかけるので、そのまま \(0\) \(0\)
9. \(0\times(-6)\) \(0\) をかけるので、そのまま \(0\) \(0\)

確かめ

8. (−17) を 0 回たすので、0 から動かない
9. (−6) を 0 回たすので、0 から動かない

答えの吟味

\(0+(-6)\) なら \(-6\) です。たすのかかけるのかで、答えが変わります。

答え 8. \(0\) 9. \(0\)

10.〜12. \(-1\) をかけるので、どれも反対の数になります。

符号(手順①) 絶対値(手順②)
10. \((-1)\times 11\) ちがう符号どうしで \(-\) \(1\times 11=11\) \(-11\)
11. \((-9)\times(-1)\) 同じ符号どうしで \(+\) \(9\times 1=9\) \(9\)
12. \(18\times(-1)\) ちがう符号どうしで \(-\) \(18\times 1=18\) \(-18\)

確かめ

10. 11 の反対の数は −11
11. −9 の反対の数は 9
12. 18 の反対の数は −18

答えの吟味

三つとも、絶対値は変わっていません。符号だけが入れかわりました。

答え 10. \(-11\) 11. \(9\) 12. \(-18\)

13. 反対の数は、\(-1\) をかければ作れます。

この行でしたこと
\((-1)\times(-16)\) \(-16\)\(-1\) をかけた
符号は \(+\) 手順① 同じ符号どうし
絶対値は \(1\times 16=16\) 手順②
\(16\) 二つを合わせた

確かめ

−16 と 16 は 符号だけがちがう
原点からのきょりは どちらも 16

答えの吟味

反対の数は、符号だけを変えた数でした。\(16\) で合っています。

答え \(16\)

14. \(1\) 日ごとの変化を、符号付きの数にしてから \(9\) 日ぶんにします。

この行でしたこと
\(-8\) \(1\) 日ごとの変化を数にした
\((-8)\times 9\) \(9\) 日ぶんにした
符号は \(-\) 手順①
絶対値は \(8\times 9=72\) 手順②
\(-72\) 二つを合わせた

確かめ

1 日で −8 、5 日で −40 、9 日で −72

答えの吟味

在庫は減っています。だから変化は負の数になるはずです。場面と合っています。

答え \(-72\) 箱(\(72\) 箱減る)

15. まちがっているのは、反対の数にしていないところです。

\(-1\) をかけると反対の数になります。\(-12\) の反対の数は \(12\) です。

○ −1 と −12 は 同じ符号どうし
○ だから 積の符号は +
○ 積の絶対値は 1 × 12 = 12
○ 答えは 12

確かめ

−12 は 原点から左へ 12 の点
その反対がわは 原点から右へ 12 の点で 12
誤答は −12 。もとの数のままなので、まちがい

答えの吟味

同じ符号どうしなので、積は正の数です。手順①と合っています。

答え 符号を \(-\) のままにしたのがまちがい。正しくは \(12\)

16. 符号は符号だけ、絶対値は絶対値だけで決めます。

\(-12\)\(9\) は、ちがう符号どうしです。だから積の符号は \(-\) です。

\(|-12|\)\(12\)\(|9|\)\(9\) です。かけると \(12\times 9=108\) になります。

確かめ

12 × 9 = 108 、符号は − だから 積は −108

答えの吟味

ちがう符号どうしなので、積は負の数です。手順①と合っています。

答え 符号は \(-\)、絶対値は \(108\)(積は \(-108\)

次のレッスンへ

計算の道具が決まりました。符号が先、絶対値があと です。

手順は二つでした。①符号を先に決める ②絶対値どうしをかける、です。

符号は、同じ符号どうしなら正、ちがう符号どうしなら負でした。

\(0\) をかけたら積は \(0\)\(-1\) をかけたら反対の数になりました。

ここまでは、かける数が \(2\) つの式だけを見てきました。

では \(2\) つより多いときは、どうすればよいでしょうか。

たとえば負の数が \(3\) つ出てくる式では、符号をどう決めるのでしょうか。

かける順番を変えてもよいのかも、まだ決めていません。

次のレッスンは「3つ以上の積と、かける順番」です。

負の数の個数で符号が決まることと、かける順番を変えてよい理由をあつかいます。

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UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:乗法の計算:符号と絶対値

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    このレッスンで決めた道具「符号が先、絶対値があと」は、二つの手順でできています。手順①と手順②の組み合わせとして正しいものはどれですか。
  2. 設問 1
    絶対値を先に計算しても、積は同じ数になります。それでも符号を先に決めるのは、なぜですか。
  3. 設問 2
    $(-7)\times(-16)$ を計算しなさい。
  4. 設問 3
    次の四つの式のうち、積が $0$ より大きくなるものはどれですか。
  5. 設問 4
    ある生徒が $(-3)\times 17$ を、次のように計算しました。「絶対値は $3$ と $17$ で、$17$ のほうが大きい。だから大きいほうの符号 $+$ を積の符号にして、$3\times 17=51$。答えは $51$。」この計算のまちがいとして正しいものはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。