反対の数と、たす順番を変えてよい理由
このレッスンでできるようになること
- ある数の反対の数を答え、たして \(0\) になる組を見つけられる
- たす順番を入れかえても和が変わらない理由を、数直線の移動で説明できる
- どこからたしても和が変わらないことを、二通りの計算で確かめられる
前のレッスンの確認
- 絶対値 … ある数を表す点と原点との距離。\(|-14|\) のように縦線ではさんで書く。いつも0か正の数
- たし算の役割分担 … 最初の数が出発点、たす数の符号が向き、たす数の絶対値が距離
- 同じ符号の数をたす二つの段階 … ①共通の符号を、そのまま答えの符号にする ②二つの絶対値をたす
- 異なる符号の数をたす三つの段階 … ①二つの絶対値をくらべる ②絶対値が大きいほうの符号を、答えの符号にする ③大きい絶対値から小さい絶対値を引く
前のレッスンで残しておいた二つのこと
前のレッスンでは、和が \(0\) になる組に出会いました。\((+16) + (-16)\) のような組です。まだ名前を付けていません。
順番を入れかえても答えが同じになることも見ました。同じになることは確かめました。でも、なぜ変えてよいのかは説明していません。
このレッスンで、二つとも片づけます。
符号だけを変えた数
数直線に \(+10\) と \(-10\) を置きます。\(+10\) は原点から右へ \(10\)、\(-10\) は原点から左へ \(10\) のところです。
二つの点は、原点から同じだけ離れています。ちがうのは、原点のどちらがわにいるかだけです。
\(+14\) と \(-14\) も同じです。どちらも原点から \(14\) 離れていて、いるがわだけがちがいます。
こういう組に名前を付けます。
反対の数 … 符号だけを変えた数のこと
\(+10\) の反対の数は \(-10\) です。\(-10\) の反対の数は \(+10\) です。
変えるのは符号だけです。絶対値はそのままにします。 \(|+10| = 10\)、\(|-10| = 10\) で、原点からの距離は同じです。
| もとの数 | 反対の数 | 変えたところ |
|---|---|---|
| \(+10\) | \(-10\) | 符号だけ |
| \(-25\) | \(+25\) | 符号だけ |
| \(+0.7\) | \(-0.7\) | 符号だけ |
小数でも分数でも同じです。見るのは符号だけです。
0の反対の数は0
\(0\) には符号が付いていません。では、\(0\) の反対の数はどうなるでしょうか。
\(0\) は原点そのもので、原点からの距離は \(0\) です。
反対がわへ同じ距離だけ移そうとしても、距離が \(0\) なので動きません。移した先も、やはり原点です。
だから \(0\) の反対の数は \(0\) です。\(0\) だけは、自分自身が反対の数になります。
反対の数どうしをたすと0になる
\((+25) + (-25)\) を計算します。二つの絶対値は、どちらも \(25\) です。
異なる符号の三つの段階では、大きい絶対値から小さい絶対値を引きました。ここでは \(25 - 25 = 0\) になります。
残る長さも、残る向きもありません。だから和は \(0\) です。
\((+25) + (-25) = 0\)
\((-10) + (+10)\) も同じです。原点から左へ \(10\) 進み、右へ \(10\) もどれば、また原点に立っています。
反対の数どうしをたすと、和は \(0\) になります。
前のレッスンで見た \((+16) + (-16) = 0\) も、この形でした。名前がついたので、これからは「反対の数の組」と呼べます。
符号がちがうだけでは \(0\) になりません。 絶対値も等しくなければ、打ち消しきれずに残りが出ます。
二通りの道で、同じ場所に着く
\((+14) + (-10)\) と \((-10) + (+14)\) をくらべます。使っている数は同じで、書く順番だけがちがいます。
数直線では、二通りの道になります。両方とも原点から出発します。
道Aは、原点から右へ \(14\) 進みます。そこから左へ \(10\) もどります。途中では \(+14\) を通りました。
道Bは、原点から左へ \(10\) 進みます。そこから右へ \(14\) 進みます。途中では \(-10\) を通りました。
通る場所はまるでちがいます。それでも、着いた点はどちらも \(+4\) でした。
\((+14) + (-10) = +4 \qquad (-10) + (+14) = +4\)
途中がちがうのに、着く場所が同じになる理由
二つの道でしていることを並べます。どちらも「右へ \(14\)」と「左へ \(10\)」を、一回ずつしています。
ちがうのは順番だけです。右へ進んだ長さの合計も、左へ進んだ長さの合計も、まったく同じです。
反対向きの移動は打ち消し合いました。消えるのは、短いほうの \(10\) までです。
先に右へ行っても、先に左へ行っても、消える長さは \(10\) で変わりません。残るのは、右へ \(14 - 10 = 4\) です。
| くらべること | 道A | 道B |
|---|---|---|
| 使った移動 | 右へ \(14\) と左へ \(10\) | 右へ \(14\) と左へ \(10\) |
| 動く順番 | 右が先 | 左が先 |
| 途中で通る点 | \(+14\) | \(-10\) |
| 打ち消し合った長さ | \(10\) | \(10\) |
| 残った移動 | 右へ \(4\) | 右へ \(4\) |
| 着いた点 | \(+4\) | \(+4\) |
道はちがっても、右と左の長さが同じなら、着く場所は同じです。
符号がそろっているときも同じです。右へ二回動くなら、どちらを先にしても進む合計は変わりません。例題3で確かめます。
加法の交換法則
ここまでで分かったことを、一つの言い切りにします。
加法の交換法則 … たす順番を入れかえても、和は変わらない
名前は長いですが、中身は「入れかえてよい」というだけです。
どこからたしても、和は変わらない
こんどは数を三つにします。\((+6) + (-14) + (+14)\) を考えます。
たし算は、二つずつしかできません。三つ並んでいるときは、どこかを先に計算することになります。
まとめ方は二通りあります。両方やってみます。
①では、はじめの二つを先にまとめました。\((+6) + (-14) = -8\) で、そこに \(+14\) をたすと \(+6\) です。
②では、あとの二つを先にまとめました。\((-14) + (+14) = 0\) で、そこに \(+6\) をたすと \(+6\) です。
数直線で見ても分かります。「右へ \(6\)」「左へ \(14\)」「右へ \(14\)」の三つの移動を、この順にしています。
まとめ方を変えても、動く順番は入れかわりません。変わるのは、どこまでを一区切りとして数えるかだけです。だから着く場所も同じです。
加法の結合法則 … どこからたしても、和は変わらない
②のほうがらくでした。反対の数の組を先にまとめると \(0\) になり、\(0\) をたしても位置は変わらないからです。
この二つの法則がそろうと、たし算だけの式は自由に組みかえてよいことになります。計算しやすい形を作る練習は、次のレッスンでたっぷりします。
例題1 反対の数を答える
次の数の反対の数を答えなさい。
(1)\(+14\) (2)\(-10\) (3)\(-\dfrac{4}{9}\)
絶対値には手を付けません。符号だけを書きかえます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\(+14\) の符号は \(+\) | 符号だけを見た |
| (1)\(+\) を \(-\) に変えて \(-14\) | 絶対値の \(14\) はそのままにした |
| (2)\(-10\) の符号は \(-\) | 符号だけを見た |
| (2)\(-\) を \(+\) に変えて \(+10\) | 絶対値の \(10\) はそのままにした |
| (3)\(-\dfrac{4}{9}\) の符号は \(-\) | 分数でも見るところは同じ |
| (3)\(-\) を \(+\) に変えて \(+\dfrac{4}{9}\) | 絶対値の \(\dfrac{4}{9}\) はそのままにした |
確かめ
三組とも、二つの絶対値が等しく符号だけがちがう
打ち消し合って何も残らないので、和はどれも 0
答えの吟味
三つとも、絶対値は元の数のままです。原点からの距離が変わっていないので、正しく作れています。
(2)は元が負の数で、反対の数は正になりました。反対の数がいつも負になるわけではありません。
答え (1)\(-14\) (2)\(+10\) (3)\(+\dfrac{4}{9}\)
例題2 和が0になる組をつくる
次の□に入る数を答えなさい。
(1)\((-14) + \square = 0\) (2)\(\square + (+25) = 0\)
和が \(0\) になるのは、反対の数の組のときでした。相手の反対の数を書けばよいことになります。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)和が \(0\) なので、□は \(-14\) の反対の数 | 反対の数どうしの和が \(0\) を使った |
| (1)符号だけ変えて \(+14\) | 絶対値は \(14\) のまま |
| (2)和が \(0\) なので、□は \(+25\) の反対の数 | 前にあっても後ろにあっても同じ |
| (2)符号だけ変えて \(-25\) | 絶対値は \(25\) のまま |
確かめ
(1)左へ 14 進んでから右へ 14 もどると、もとの原点。和は 0
(2)左へ 25 進んでから右へ 25 もどると、もとの原点。和は 0
答えの吟味
(2)では□が前にあります。それでも、やることは(1)と同じでした。加法の交換法則があるので、前後の入れかえは答えに影響しません。
答え (1)\(+14\) (2)\(-25\)
例題3 順番を入れかえて確かめる
次の二つを計算し、答えが同じになるか確かめなさい。
(1)\((+6) + (+14)\) と \((+14) + (+6)\) (2)\((-25) + (-14)\) と \((-14) + (-25)\)
どちらも符号がそろっています。同じ符号の数をたす二つの段階を使います。入れかえるときは、符号もいっしょに動かします。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)どちらも \(+\) なので符号は \(+\)、\(6 + 14 = 20\) で \(+20\) | 段階1と2 |
| (1)入れかえても符号は \(+\)、\(14 + 6 = 20\) で \(+20\) | 同じ答えになった |
| (2)どちらも \(-\) なので符号は \(-\)、\(25 + 14 = 39\) で \(-39\) | 段階1と2 |
| (2)入れかえても符号は \(-\)、\(14 + 25 = 39\) で \(-39\) | 同じ答えになった |
確かめ
(1)右へ 6 のあと右へ 14 でも、右へ 14 のあと右へ 6 でも、右へ 20
(2)左へ 25 のあと左へ 14 でも、左へ 14 のあと左へ 25 でも、左へ 39
答えの吟味
符号がそろっているときは、共通の符号がそのまま残ります。絶対値の和も、たす順番では変わりません。だから答えも同じでした。
答え (1)どちらも \(+20\) (2)どちらも \(-39\)
例題4 どこからたすかを変えて確かめる
\((-10) + (+25) + (+10)\) を、二通りのまとめ方で計算しなさい。
一つ目は、書かれた順に左からまとめます。二つ目は、反対の数の組を先にまとめます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \((-10) + (+25) = +15\) | ①左の二つを先にまとめた |
| \((+15) + (+10) = +25\) | ①残りをたした |
| \((-10) + (+10) + (+25)\) | ②交換法則で \(+25\) と \(+10\) を入れかえた |
| \((-10) + (+10) = 0\) | ②反対の数の組を先にまとめた |
| \(0 + (+25) = +25\) | ②残りをたした |
確かめ
①の道 左へ 10 が右へ 25 の一部を消して右に 15 、そこへ右へ 10 で 25
②の道 左へ 10 と右へ 10 が打ち消し合って 0 、残るのは右へ 25 だけ
答えの吟味
①は \(+15\) を通り、②は原点を通りました。それでも着いた点は同じです。
②のほうが暗算しやすくなっています。反対の数の組を見つけたら、先にまとめると計算がらくになります。
答え どちらも \(+25\)
今日の問い
\((-10) + (+25)\) を入れかえます。動かすのは数だけでよいのでしょうか。
数の \(10\) と \(25\) だけを入れかえると、\((+10) + (-25)\) になります。位置は入れかわりましたが、符号はもとの場所に残ったままです。
二つを計算してくらべます。
(−10) + (+25) → 絶対値は 10 と 25 、大きいのは 25
→ 符号は + 、25 − 10 = 15 なので +15
(+10) + (−25) → 絶対値は 10 と 25 、大きいのは 25
→ 符号は − 、25 − 10 = 15 なので −15
答えが \(+15\) と \(-15\) に分かれました。この二つは別の式です。
もとの式は、左へ \(10\) 進んでから右へ \(25\) 進む動きでした。右のほうが長いので、着く点は原点の右がわのはずです。\(-15\) は原点の左がわにあり、動きと合いません。
\(-10\) の \(-\) は、\(10\) に付いているしるしです。符号は数といっしょに動く、一つのかたまりです。 動かすなら \(-10\) ごと動かします。
| 動かすもの | 入れかえた式 | 答え |
|---|---|---|
| \(-10\) と \(+25\) をかたまりのまま | \((+25) + (-10)\) | \(+15\) |
| 数だけを入れかえて符号を置いてくる | \((+10) + (-25)\) | \(-15\) |
この「符号ごと動かす」という見方は、セクション4でもう一度、名前を付けて扱います。
よくある間違い
まちがい1:入れかえるときに、符号を置いてきてしまう
\((-14) + (+25)\) の順番を入れかえる問題です。
✗ 入れかえて (+14) + (−25) にする
✗ 大きい絶対値は 25 で符号は − 、25 − 14 = 11 なので −11
もとの式を数直線の移動に戻して確かめます。
出発点は −14 で、原点より左
たす数 +25 の符号は + なので、進む向きは右
原点まで 14 進み、残りの 11 が原点より右に出る
着く点は原点の右がわなので、答えは正の数のはず
誤答の \(-11\) は原点の左がわです。動きと合いません。
○ 入れかえて (+25) + (−14) にする
○ 大きい絶対値は 25 で符号は + 、25 − 14 = 11 なので +11
入れかえるのは、符号の付いた数のかたまりです。 数だけを動かすと、別の式になってしまいます。
まちがい2:反対の数はいつも負の数だと思う
\(-25\) の反対の数を答える問題です。
✗ 反対の数はマイナスが付いた数だから、−25 のまま
反対の数どうしをたすと \(0\) になるはずです。この答えで確かめます。
(−25) + (−25) は、符号がそろっている形
共通の符号は − で、絶対値は 25 + 25 = 50
和は −50 で、0 にならない
\(0\) にならないので、\(-25\) は \(-25\) の反対の数ではありません。
○ −25 の符号だけを変えて +25
○ (−25) + (+25) = 0 なので、確かに反対の数
反対の数は「符号を \(-\) にすること」ではありません。「符号を反対にすること」です。 元が負なら、反対の数は正になります。
まちがい3:符号がちがえば和は0になると思う
\((-10) + (+6)\) を計算する問題です。
✗ 符号がちがうので、打ち消し合って 0
打ち消し合うのは本当です。ただし、消えるのは短いほうの長さまでです。
原点から左へ 10 進み、そこから右へ 6 もどる
もどった 6 が、左へ進んだ 10 の一部を消す
消えなかった 10 − 6 = 4 が、原点より左に残る
残りがあるので、原点には届いていません。
○ 絶対値は 10 と 6 で、大きいのは 10
○ 大きいほうは −10 なので符号は − 、10 − 6 = 4
○ 答えは −4
和が \(0\) になるのは、絶対値まで等しいときだけです。 符号がちがうだけでは足りません。
自分で確かめよう
紙に書いてから、答えを開いてください。順番を入れかえるときは、符号もいっしょに動かすこと。
次の数の反対の数を答えなさい。 (1)\(+31\) (2)\(+6\) (3)\(-0.7\) (4)\(0\)
次の□に入る数を答えなさい。 (1)\((+6) + \square = 0\) (2)\(\square + (-10) = 0\) (3)\(0 + \square = 0\)
次の二つを計算し、答えが同じになるか確かめなさい。 (1)\((+25) + (+10)\) と \((+10) + (+25)\) (2)\(\left(-\dfrac{4}{9}\right) + \left(+\dfrac{4}{9}\right)\) と \(\left(+\dfrac{4}{9}\right) + \left(-\dfrac{4}{9}\right)\)
\((-25) + (+14) + (+25)\) を、二通りのまとめ方で計算しなさい。
東を正の向きとします。地点Oから、Aさんは東へ \(6\) m進み、そのあと西へ \(25\) m進みました。Bさんは西へ \(25\) m進み、そのあと東へ \(6\) m進みました。二人の式をそれぞれ書き、着いた場所を答えなさい。
次の計算はまちがっています。どこがまちがっているかを書き、正しく直しなさい。
(−14) + (+10) + (+14)
(−14) と (+14) は反対の数だから、たすと 0 。
答えは 0 。
- たす順番を入れかえても和が変わらない理由を、数直線の移動の言葉で説明しなさい。
答えと考え方
1. 絶対値はそのままで、符号だけを変えます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)\(+31\) の \(+\) を \(-\) に変えて \(-31\) | 絶対値は \(31\) のまま |
| (2)\(+6\) の \(+\) を \(-\) に変えて \(-6\) | 絶対値は \(6\) のまま |
| (3)\(-0.7\) の \(-\) を \(+\) に変えて \(+0.7\) | 小数でも見るところは同じ |
| (4)\(0\) は原点にあり、距離が \(0\) | 動かす向きがないので \(0\) のまま |
確かめ
(1)(+31) + (−31) = 0
(2)(+6) + (−6) = 0
(3)(−0.7) + (+0.7) = 0
(4)0 + 0 = 0
答えの吟味
四つとも、たすと \(0\) になりました。反対の数の組になっている印です。(4)だけは、元の数と反対の数が同じでした。
答え (1)\(-31\) (2)\(-6\) (3)\(+0.7\) (4)\(0\)
2. 和が \(0\) になる相手は、その数の反対の数です。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)□は \(+6\) の反対の数なので \(-6\) | 符号だけを変えた |
| (2)□は \(-10\) の反対の数なので \(+10\) | 符号だけを変えた |
| (3)□は \(0\) の反対の数なので \(0\) | \(0\) の反対の数は \(0\) |
確かめ
(1)右へ 6 進んで左へ 6 もどると、もとの原点
(2)左へ 10 進んで右へ 10 もどると、もとの原点
(3)どちらも動かないので、原点のまま
答えの吟味
(2)は□が前にありますが、答え方は変わりません。加法の交換法則があるからです。
答え (1)\(-6\) (2)\(+10\) (3)\(0\)
3. 入れかえるときは、符号もいっしょに動かします。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| (1)どちらも \(+\) なので符号は \(+\)、\(25 + 10 = 35\) で \(+35\) | 同じ符号の二つの段階 |
| (1)入れかえても \(10 + 25 = 35\) で \(+35\) | 同じ答えになった |
| (2)絶対値はどちらも \(\dfrac{4}{9}\) で等しい | 異符号の段階1 |
| (2)差は \(0\) なので、和は \(0\) | 反対の数の組だった |
| (2)入れかえても絶対値は等しいままで、和は \(0\) | 同じ答えになった |
確かめ
(1)右へ 25 のあと右へ 10 でも、右へ 10 のあと右へ 25 でも、右へ 35
(2)9 分の 4 だけ進んで同じだけもどるので、先がどちらでも原点
答えの吟味
(2)は反対の数の組です。順番を変えても、打ち消し合う長さは変わりません。だから和は \(0\) のままです。
答え (1)どちらも \(+35\) (2)どちらも \(0\)
4. 一つ目は左から順に、二つ目は反対の数の組を先にまとめます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| \((-25) + (+14) = -11\) | ①左の二つを先にまとめた |
| \((-11) + (+25) = +14\) | ①残りをたした |
| \((-25) + (+25) + (+14)\) | ②交換法則で \(+14\) と \(+25\) を入れかえた |
| \((-25) + (+25) = 0\) | ②反対の数の組を先にまとめた |
| \(0 + (+14) = +14\) | ②残りをたした |
確かめ
①の道 左へ 25 のうち 14 が消えて左に 11 、そこへ右へ 25 で右に 14
②の道 左へ 25 と右へ 25 が打ち消し合って 0 、残るのは右へ 14 だけ
答えの吟味
①は途中で \(-11\) を通り、②は原点を通りました。通る場所はちがいますが、着いた点は同じです。②では引き算が一度も出てきませんでした。
答え どちらも \(+14\)
5. 東が正なので、西へ進む移動には \(-\) を付けます。
| 式 | この行でしたこと |
|---|---|
| Aさんは \((+6) + (-25)\) | 進んだ順に符号を付けた |
| 絶対値は \(6\) と \(25\) で、符号は \(-\)、\(25 - 6 = 19\) で \(-19\) | 異符号の三つの段階 |
| Bさんは \((-25) + (+6)\) | 進んだ順に符号を付けた |
| 絶対値は \(25\) と \(6\) で、符号は \(-\)、\(25 - 6 = 19\) で \(-19\) | 異符号の三つの段階 |
確かめ
1 目盛りが 1 m の数直線で、地点 O を原点とする
A は東へ 6 のあと西へ 25 。原点まで 6 もどり、さらに西へ 19
B は西へ 25 のあと東へ 6 。西へ 25 のうち 6 が消えて西へ 19
答えの吟味
二人は同じ二つの移動を、ちがう順番でしています。加法の交換法則があるので、着く場所は同じです。西へ進んだ \(25\) mのほうが長いので、地点Oより西側に残りました。
答え 式はAさんが \((+6) + (-25) = -19\)、Bさんが \((-25) + (+6) = -19\)。二人とも地点Oから西へ \(19\) m
6. まちがっているのは、\(+10\) を落としているところです。
\(-14\) と \(+14\) を先にまとめてよいところまでは合っています。二つは反対の数なので、和は \(0\) です。
落ちているのは、そのあとです。式にはもう一つ \(+10\) があります。
(−14) + (+14) = 0 まではよい
残っている (+10) をたしていない
0 + (+10) = +10 が抜けている
確かめ
書かれた順に左からたしても確かめられる
(−14) + (+10) = −4
(−4) + (+14) = +10
どちらのまとめ方でも +10 。合っている
答えの吟味
三つの数のうち、二つだけを計算して止まっていました。まとめ方は変えてよいのですが、数を減らしてよいわけではありません。
答え \(+10\)
7. 説明の中に、向きと長さの二つを入れてください。
たし算は、数直線の上を動くことでした。順番を入れかえても、使う移動は同じ二つです。
右へ進む長さの合計も、左へ進む長さの合計も変わりません。打ち消し合う長さも同じです。だから残る向きと長さも変わりません。
答え 使う移動が同じなら、右と左の長さの合計も打ち消し合う長さも変わらないので、着く点が同じになるから
次のレッスンへ
このレッスンで、二つの道具がそろいました。反対の数の組と、順番や組み合わせを変えてよいという二つの法則です。
次のレッスン「3つ以上の数をたす」では、この道具を実際に使います。数がいくつ並んでいても、計算しやすい組を作ってから計算できるようになります。
動かすのは、符号の付いた数のかたまりです。この見方には、セクション4で正式な名前が付きます。単元でいちばん大事な考え方になります。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。