LESSON 01

入試実戦の文章題

入試総合演習

セクション6から9までの文章題の型を混ぜ、入試レベルの問題を最後まで解ききる。問題文から条件を取り出す手順を型にして、初めて見る問題にも手がつけられるようにする。

入試総合演習

このレッスンでできるようになること

  • 長い問題文から、問われているもの・数量と単位・等しい関係を順に取り出せる
  • セクション6から9までの型を見分けて、どの道具を使うかを自分で決められる
  • \(x\) の置き方を選び、解いたあとの答えの吟味まで最後までやりきれる

前のレッスンの確認

  • 文章題を解く五つの手順:何を \(x\) とおくか決めて、単位まで書く → 数量を式で表す → 等しい関係を見つけて方程式を作る → 方程式を解く → 場面に合うか確かめて、単位をつけて答える
  • 速さ・時間・道のりの表:列の順は 速さ|時間|道のり
  • 食塩水の表:食塩水の重さ|濃度|食塩の重さ の3列
  • \(a : b = c : d\) ならば \(ad = bc\)
  • 年齢の表(人|今|\(x\) 年後):出てくる人全員に、同じ \(x\) を足す
  • 「個数|平均|合計」の表:平均 \(\times\) 個数 \(=\) 合計。たてに足せるのは個数と合計だけ
  • やりとりの表(人|はじめ|やりとりのあと):渡す側は \(-\)、受け取る側は \(+\)
  • 答えの吟味:求めた値がその量としてありえるかを見ること

問題文を読み取る五つのステップ

入試の文章題が難しいのは、計算が難しいからではありません。方程式の形はここまでとほとんど同じで、ちがうのは方程式を作るまでにやることが多い点だけです。だから、読み取るところを手順にします。

ステップ やること 紙に書くこと
1 問われているものに線を引く 「何 g か」の部分を囲む
2 数量とその単位を書き出す \(1.5\) km、\(21\) 分のように単位つきで並べる
3 何を \(x\) とおくか決める \(x\) = 歩いた時間(分)」と書く
4 等しい関係を探す 「合わせて」「〜になる」に印をつける
5 立式して解き、吟味する 値が場面に合うかを見る

これは文章題を解く五つの手順を置きかえるものではありません。五つの手順の①②③を、入試の長い問題文でも迷わないように細かく分けたものです。④と⑤はこれまでどおりです。

ステップ1が最初にくる理由は、答えるものが決まっていないと解いたあとに戻る先がないから。ステップ2が必要なのは、単位のそろわない数どうしを等号で結べないからです。

ステップ3がステップ1と別な理由は、問われているものを \(x\) にするとは限らないからです。「はじめの枚数」を問われても、「渡したあとの枚数」を \(x\) とおくほうが式が短くなることがあります。そのときは最後に問われているものへ直します。この直し忘れが入試で多い失点です。

ステップ4のこつは言葉を探すこと。「合わせて」なら合計、「〜になる」なら等号です。ステップ5で合わなければ、計算ではなく立式を疑います。

型の見分け表

セクション6から9までの型の一覧です。言葉から型を決め、型から道具を決めます。

問題文に出てくる言葉 使う道具
「合わせて◯個」「全部で◯人」 合計が決まっている型 一方を \(x\)、他方を \(◯ - x\)
「◯ずつ配ると足りない/余る」 過不足の型 総数を二通りに表す
「◯個買って合計△円」 代金と個数の型 表に整理して代金の列を式に
「◯より△大きい/小さい」 差が決まっている型 一方を \(x\)、他方を \(x + △\)
「分速◯ m」「時速◯ km」 速さの型 速さ|時間|道のりの表。単位をそろえる
「出会う」「追いつく」 出会い・追いつきの型 出会いは道のりの合計、追いつきは道のりが等しい
「◯%引き」「◯割増し」「定価」「原価」 割合の型 もとにする量 \(\times\) 割合 = 比べる量
「◯%の食塩水」「蒸発させる」 濃度の型 食塩水の表。食塩の重さで等式を作る
「◯ : △である」「同じ比になる」 比例式の型 \(a : b = c : d\) ならば \(ad = bc\)
「解が \(x = ◯\) である」 解から係数を求める型 解を代入して、その文字の方程式にする
「何年後」「何年前」 年齢の型 年齢の表(人|今|\(x\) 年後)。差は変わらない
「連続する3つの整数」「連続する偶数」 連続する整数の型 まん中を \(x\) とおくと \(x - 1\)\(x\)\(x + 1\)。偶数・奇数は \(2\) ずつ
「2けたの整数」「位を入れかえる」 整数の型 十の位が \(a\)、一の位が \(b\) なら \(10a + b\)(使う文字は \(x\) ひとつ)
「平均」 平均の型 「個数|平均|合計」の表。たてに足せるのは個数と合計だけ
「◯枚渡す」「◯円もらう」 やりとりの型 やりとりの表(人|はじめ|やりとりのあと)。渡す側は \(-\)、受け取る側は \(+\)

入試では二つの型が組み合わさることもよくあります。速さと割合、比例式と整数といった形です。それでも道具は変わりません。

例題1 歩きと走りで進んだ道のり

みなとさんは家を出て、はじめは分速 \(50\) m で歩き、途中の店に \(3\) 分立ち寄り、そのあとは分速 \(150\) m で走って図書館に着きました。家を出てから着くまでは \(21\) 分、家から図書館までは \(1.5\) km です。歩いた道のりは何 m ですか。

問われているのは歩いた道のりで、歩いた時間ではありません。km が一つ混ざっているので m にそろえます。

歩いた道のりと走った道のりの線分図 家から図書館までの千五百メートルの帯が、歩いた六百メートルと走った九百メートルの二つに分かれている図 道のりの分け方 歩き 600 m 走り 900 m 分速 50 m 分速 150 m 家から図書館まで 1500 m

\(21\) 分のうち \(3\) 分は店にいた時間なので、進んでいた時間は \(18\)。歩いた時間を \(x\) 分とおけば走った時間は \(18 - x\) 分。等しい関係は「道のりの合計が \(1500\) m」です。

この行でしたこと
歩いた時間を \(x\) 分とする 何を \(x\) とおくか決めた
\(1.5\) km \(= 1500\) m 単位を m にそろえた
\(21 - 3 = 18\) なので走った時間は \(18 - x\) 進んでいた時間を出し、残りを表した
\(50x + 150(18 - x) = 1500\) 道のりの合計で方程式を作った
\(50x + 2700 - 150x = 1500\) なので \(-100x = -1200\) かっこを外し、\(2700\) を移項した
\(x = 12\) 両辺を \(-100\) で割った
\(50 \times 12 = 600\) 問われている道のりに直した

確かめ

左辺 = 50 × 12 + 150 × (18 − 12) = 600 + 900 = 1500
右辺 = 1500
左辺 = 右辺 なので x=12 は解

吟味します。歩いた \(12\) 分も走った \(6\) 分もマイナスではありません。

答え 600 m

例題2 混ぜてから水を蒸発させる食塩水

\(6\)% の食塩水 \(200\) g に \(12\)% の食塩水を何 g か混ぜたところ、\(9\)% の食塩水になりました。次に、その食塩水から水を何 g か蒸発させて \(10\)% にしました。混ぜた \(12\)% の食塩水と、蒸発させた水はそれぞれ何 g ですか。

条件が二段です。混ぜる段蒸発させる段に分けて一段ずつ解きます。まず混ぜる段です。

食塩水の重さ(g) 濃度 食塩の重さ(g)
\(200\) \(6\)% \(12\)
\(x\) \(12\)% \(0.12x\)
\(200 + x\) \(9\)% \(0.09(200 + x)\)

3行は上から、加える前・加えるもの・加えたあと。等しい関係は「混ぜる前の食塩の重さの合計 = 混ぜたあとの食塩の重さ」です。

この行でしたこと
混ぜる食塩水を \(x\) g とする 何を \(x\) とおくか決めた
\(12 + 0.12x = 0.09(200 + x)\) 食塩の重さで方程式を作った
\(1200 + 12x = 1800 + 9x\) なので \(3x = 600\) 両辺を \(100\) 倍し、\(9x\)\(1200\) を移項した
\(x = 200\) 両辺を \(3\) で割った

確かめ

左辺 = 12 + 0.12 × 200 = 12 + 24 = 36
右辺 = 0.09 × (200 + 200) = 0.09 × 400 = 36
左辺 = 右辺 なので x=200 は解

次が蒸発させる段。混ぜたあとは \(400\) g で食塩は \(36\) g です。水が蒸発しても食塩の重さは変わらないので、蒸発させる水を \(x\) g とおいても食塩は \(36\) g のままです。

この行でしたこと
蒸発させる水を \(x\) g とすると蒸発後は \(400 - x\) g 減るのは水だけと考えた
\(36 = 0.1(400 - x)\) 食塩の重さで方程式を作った
\(360 = 400 - x\) 両辺を \(10\) 倍した
\(x = 40\) \(x\)\(360\) を移項して計算した

確かめ

左辺 = 36
右辺 = 0.1 × (400 − 40) = 0.1 × 360 = 36
左辺 = 右辺 なので x=40 は解

吟味します。蒸発させる \(40\) g はもとの \(400\) g より少なく、ありえる量です。

答え 混ぜた食塩水 200 g、蒸発させた水 40 g

例題3 カードのやりとりと置き方くらべ

けんたさんとみさきさんは、合わせて \(96\) 枚のカードを持っています。けんたさんがみさきさんに \(14\) 枚渡したところ、けんたさんの枚数はみさきさんの枚数の \(\dfrac{3}{5}\) 倍になりました。けんたさんがはじめに持っていた枚数は何枚ですか。

やりとりの型なので、まず合計が変わるかどうかを見ます。カードは二人の間で動くだけなので合計は \(96\) 枚のままです。

カードをやりとりする前と後の帯グラフ はじめは五十枚と四十六枚、十四枚渡したあとは三十六枚と六十枚になり、合計は変わらないことを示す図 カードのやりとり はじめ けんた 50 枚 みさき 46 枚 14 枚渡す あと けんた 36 枚 みさき 60 枚 合計 96 枚は変わらない

同じ問題を二通りの置き方で解きます。

置き方A 問われているはじめの枚数を文字でおく

はじめ(枚) やりとりのあと(枚)
けんた \(x\) \(x - 14\)
みさき \(96 - x\) \(96 - x + 14\)
この行でしたこと
はじめのけんたさんを \(x\) 枚とする 問われているものを \(x\) にした
みさきさんのあとは \(96 - x + 14 = 110 - x\) 表の右下をまとめた
\(x - 14 = \dfrac{3}{5}(110 - x)\) \(\dfrac{3}{5}\) 倍になった」で方程式を作った
\(5x - 70 = 330 - 3x\) なので \(8x = 400\) 両辺を \(5\) 倍し、\(-3x\)\(-70\) を移項した
\(x = 50\) 両辺を \(8\) で割った

置き方B 渡したあとの枚数を文字でおく

この行でしたこと
渡したあとのけんたさんを \(x\) 枚とする 問われているものとは別のものを \(x\) にした
渡したあとのみさきさんは \(96 - x\) 合計は変わらないので使えた
\(x = \dfrac{3}{5}(96 - x)\) \(\dfrac{3}{5}\) 倍になった」で方程式を作った
\(5x = 288 - 3x\) なので \(8x = 288\) 両辺を \(5\) 倍し、\(-3x\) を移項した
\(x = 36\) 両辺を \(8\) で割った
\(36 + 14 = 50\) 問われているはじめの枚数に直した

置き方Aでは \(330\)\(400\) という大きい数が出ましたが、置き方Bでは \(14\) が式に出てこず、数が小さくなっています。

\(x\) の置き方を変えると、同じ問題でも計算の重さが変わります。 目安は、いちばん条件が集まっているところを \(x\) にすること。ここでは「\(\dfrac{3}{5}\) 倍」も「合計 \(96\)」も渡したあとの条件なので、あとを \(x\) にすると軽くなります。そのかわり最後に \(14\) を足して戻す作業がつきます。楽な置き方には戻す作業がついてくると覚えてください。

確かめ

左辺 = 50 − 14 = 36
右辺 = (46 + 14) × 3 ÷ 5 = 60 × 3 ÷ 5 = 36
左辺 = 右辺 なので x=50 は解

吟味します。はじめは \(50\) 枚と \(46\) 枚で合計 \(96\) 枚。けんたさんは \(14\) 枚渡せます。

答え 50 枚

例題4 位を入れかえる2けたの整数

十の位の数と一の位の数の比が \(1 : 2\) である2けたの整数があります。この整数と、十の位の数と一の位の数を入れかえてできる2けたの整数との和は \(99\) です。もとの整数を求めなさい。

比例式の型と整数の型が組み合わさった問題です。比が \(1 : 2\) なので、十の位を \(x\) とおけば一の位は \(2x\)一つの文字で両方を表すのがこつです。2けたの整数は \(10a + b\) と表せました。

この行でしたこと
十の位の数を \(x\)、一の位の数を \(2x\) とする \(1 : 2\) を一つの文字で表した
もとは \(10x + 2x = 12x\)、入れかえると \(21x\) \(10a + b\) の形にあてはめた
\(12x + 21x = 99\) なので \(33x = 99\) 「和が \(99\)」で方程式を作り、まとめた
\(x = 3\) 両辺を \(33\) で割った
十の位は \(3\)、一の位は \(6\) 位の数に直した

確かめ

左辺 = 12 × 3 + 21 × 3 = 36 + 63 = 99
右辺 = 99
左辺 = 右辺 なので x=3 は解

吟味がとくに大事です。位の数は \(0\) から \(9\) の整数で、\(x = 3\)\(2x = 6\) はこれを満たします。\(x = 5\) なら一の位が \(10\) になり、位の数になれません。もとは \(36\)、入れかえると \(63\) で和は \(99\) です。

答え 36

今日の問い

初めて見る入試の文章題を前にしたとき、いつも同じところから手をつけることはできるでしょうか。

できます。ステップ1とステップ2は、方程式を考えなくてもできる作業だからです。線を引き、数量と単位を書き出す。これは読んだだけで終わり、そのあとで「等しい関係」がどの文にあるかが見えます。例題1でも \(21\) 分と \(3\) 分を並べて「進んでいた時間は \(18\) 分」が出ました。手が止まるのは、読み取りを飛ばして式を作ろうとしたときです。

よくある間違い

まちがい1:問われたものと違うものを答える

例題3を置き方Bで解くと \(x = 36\) が出ます。ここで止まる人がいます。

✗ x = 36 だから、はじめの枚数は 36 枚
○ x は渡したあとの枚数なので、はじめの枚数は 36 + 14 = 50 枚

置き方Bでは \(x\) を「渡したあとの枚数」と決めたのだから \(14\) を足して戻します。\(36\) 枚として場面に合うか見ます。

けんたの渡したあと = 36 − 14 = 22(枚)
みさきの渡したあと = (96 − 36) + 14 = 74(枚)
74 × 3 ÷ 5 = 44.4
22 と 44.4 は等しくないので、36 枚は場面に合わない

ステップ1で線を引くのは、この戻り先を作るためです。

まちがい2:単位をそろえ忘れる

例題1で、\(1.5\) km を m に直さずに立式した式です。

✗ 50x + 150(18 − x) = 1.5
○ 50x + 150(18 − x) = 1500

左辺は m の道のり、右辺の \(1.5\) は km。単位のちがう量を等号で結んでいます。解くと \(x = 26.985\) です。

左辺 = 50 × 26.985 + 150 × (18 − 26.985) = 1349.25 + (−1347.75) = 1.5
右辺 = 1.5
左辺 = 右辺 だが、走った時間がマイナスなので場面に合わない

左辺と右辺は一致します。式のとおり計算したのだから当然です。しかし歩いた時間が \(18\) 分より長く、走った時間は \(-8.985\) 分とマイナスです。式が解けたことと、場面に合うことは別です。単位は立式の前にそろえましょう。

まちがい3:条件を一つ使い忘れる

例題1で、立ち寄った \(3\) 分を使わずに立式した式です。

✗ 50x + 150(21 − x) = 1500
○ 50x + 150(18 − x) = 1500

\(21\) 分には立ち寄りも入るので、進んでいた時間は \(18\) 分。✗ を解くと \(x = 16.5\) となり、いっけん解けたように見えます。

歩いた道のり = 50 × 16.5 = 825(m)
走った道のり = 150 × (21 − 16.5) = 150 × 4.5 = 675(m)
825 + 675 = 1500 なので道のりは合う
しかし 16.5 + 4.5 + 3 = 24 で、かかった 21 分に合わない

道のりの条件は満たしていますが、時間の条件が満たされていません。使っていない数が残っていないかを、解き終わったあとに必ず見てください。使わなくてよい数なら理由を言えるはずです。言えないなら使い忘れです。

自分で確かめよう

紙に書いてから、答えを開いてください。まず、何を答える問題かに線を引くこと。

  1. ある中学校の去年の生徒数は \(620\) 人でした。今年は男子が \(5\)% 増え、女子が \(4\)% 減り、全体では \(4\) 人増えました。今年の男子は何人ですか。
  2. 弟が家を出て分速 \(65\) m で歩き始め、その \(8\) 分後に兄が分速 \(195\) m の自転車で同じ道を追いかけました。兄が弟に追いつく地点は、家から何 m のところですか。
  3. \(4\)% の食塩水 \(450\) g に食塩を何 g か加えて、\(10\)% の食塩水にします。加える食塩は何 g ですか。
  4. 折り紙を生徒に配ります。1人に \(4\) 枚ずつ配ると \(13\) 枚余り、\(6\) 枚ずつ配ると \(9\) 枚足りません。折り紙は全部で何枚ありますか。
  5. いま、姉は妹より \(6\) 歳年上です。\(4\) 年前、姉の年齢は妹の年齢の \(3\) 倍でした。いまの妹は何歳ですか。
  6. ある工場で作った製品の重さを調べました。午前に作った \(18\) 個の平均は \(46\) g、午後に作った分もふくめた \(30\) 個全体の平均は \(50\) g でした。午後に作った \(12\) 個の平均は何 g ですか。
  7. \(x\) についての方程式 \(\dfrac{2x - a}{3} = \dfrac{x + 5}{4}\) の解が \(x = 7\) であるとき、\(a\) の値を求めなさい。
  8. 兄と弟の所持金の比は \(7 : 5\) でした。兄が弟に \(300\) 円渡したところ、二人の所持金の比は \(5 : 4\) になりました。はじめに兄が持っていた金額は何円ですか。
  9. 連続する3つの整数があります。いちばん小さい数の \(5\) 倍は、他の2つの数の和より \(30\) 大きくなります。この3つの整数を求めなさい。
答えと考え方

1.割合の型 去年の男子を \(x\) 人とすると女子は \(620 - x\) 人。増減の差が \(4\) 人です。

この行でしたこと
\(0.05x - 0.04(620 - x) = 4\) 増えた人数から減った人数を引いた
\(5x - 2480 + 4x = 400\) なので \(9x = 2880\) 両辺を \(100\) 倍し、\(-2480\) を移項した
\(x = 320\) 両辺を \(9\) で割った

今年の男子は \(320 \times 1.05 = 336\) 人です。

確かめ

左辺 = 0.05 × 320 − 0.04 × (620 − 320) = 16 − 12 = 4
右辺 = 4
左辺 = 右辺 なので x=320 は解

答え 336 人

2.追いつきの型 兄が出発して \(x\) 分後に追いつくとすると弟の時間は \(x + 8\) 分。道のりは弟が \(65(x + 8)\) m、兄が \(195x\) m で、追いつくとき等しくなります。

この行でしたこと
\(65(x + 8) = 195x\) 二人の道のりが等しいとおいた
\(65x + 520 = 195x\) なので \(-130x = -520\) かっこを外し、\(195x\)\(520\) を移項した
\(x = 4\) 両辺を \(-130\) で割った

問われているのは地点なので \(195 \times 4 = 780\) m です。

確かめ

左辺 = 65 × (4 + 8) = 65 × 12 = 780
右辺 = 195 × 4 = 780
左辺 = 右辺 なので x=4 は解

答え 家から 780 m のところ

3.濃度の型 加えるのは食塩そのものなので、濃度は \(100\)% です。加える食塩を \(x\) g とします。

食塩水の重さ(g) 濃度 食塩の重さ(g)
\(450\) \(4\)% \(18\)
\(x\) \(100\)% \(x\)
\(450 + x\) \(10\)% \(0.1(450 + x)\)
この行でしたこと
\(18 + x = 0.1(450 + x)\) 食塩の重さで方程式を作った
\(180 + 10x = 450 + x\) なので \(9x = 270\) 両辺を \(10\) 倍し、\(x\)\(180\) を移項した
\(x = 30\) 両辺を \(9\) で割った

確かめ

左辺 = 18 + 30 = 48
右辺 = 0.1 × (450 + 30) = 0.1 × 480 = 48
左辺 = 右辺 なので x=30 は解

答え 30 g

4.過不足の型 生徒を \(x\) 人とし、枚数を二通りに表します。\(4\) 枚ずつなら \(4x + 13\) 枚、\(6\) 枚ずつなら \(6x - 9\) 枚です。

この行でしたこと
\(4x + 13 = 6x - 9\) 同じ枚数を二通りに表して等号で結んだ
\(-2x = -22\) \(6x\)\(13\) を移項してまとめた
\(x = 11\) 両辺を \(-2\) で割った

問われているのは枚数なので \(4 \times 11 + 13 = 57\) 枚。

確かめ

左辺 = 4 × 11 + 13 = 44 + 13 = 57
右辺 = 6 × 11 − 9 = 66 − 9 = 57
左辺 = 右辺 なので x=11 は解

答え 57 枚

5.年齢の型 いまの妹を \(x\) 歳とすると姉は \(x + 6\) 歳。\(4\) 年前は二人とも \(4\) 歳ずつ若いので、表はこうなります。

\(4\) 年前
\(x + 6\) \(x + 2\)
\(x\) \(x - 4\)
この行でしたこと
\(x + 2 = 3(x - 4)\) 年齢の表から方程式をつくった
\(x + 2 = 3x - 12\) なので \(-2x = -14\) かっこを外し、\(3x\)\(2\) を移項した
\(x = 7\) 両辺を \(-2\) で割った

確かめ

左辺 = 7 + 2 = 9
右辺 = 3 × (7 − 4) = 3 × 3 = 9
左辺 = 右辺 なので x=7 は解

いまの妹 \(7\) 歳、姉 \(13\) 歳。\(4\) 年前は \(3\) 歳と \(9\) 歳で、\(9\)\(3\)\(3\) 倍。

答え 7歳

6.平均の型 午後の平均を \(x\) g として表を書きます。

個数(個) 平均(g) 合計(g)
午前 \(18\) \(46\) \(828\)
午後 \(12\) \(x\) \(12x\)
全体 \(30\) \(50\) \(1500\)
この行でしたこと
\(18 \times 46 + 12x = 30 \times 50\) 二つの合計が全体の合計と等しいとおいた
\(12x = 1500 - 828 = 672\) かけ算を計算し、\(828\) を移項した
\(x = 56\) 両辺を \(12\) で割った

確かめ

左辺 = 18 × 46 + 12 × 56 = 828 + 672 = 1500
右辺 = 30 × 50 = 1500
左辺 = 右辺 なので x=56 は解

答え 56 g

7.解から係数を求める型 \(x = 7\) を代入すると \(a\) についての方程式になります。

この行でしたこと
\(\dfrac{14 - a}{3} = \dfrac{12}{4} = 3\) \(x\)\(7\) を代入して計算した
\(14 - a = 9\) なので \(-a = -5\) 両辺を \(3\) 倍し、\(14\) を移項した
\(a = 5\) 両辺を \(-1\) で割った

確かめ

左辺 = (2 × 7 − 5) ÷ 3 = 9 ÷ 3 = 3
右辺 = (7 + 5) ÷ 4 = 12 ÷ 4 = 3
左辺 = 右辺 なので a=5 のとき x=7 は解

答え \(a = 5\)

8.比例式とやりとりの型 比が \(7 : 5\) なので兄を \(7x\) 円、弟を \(5x\) 円とおいて表を書きます。

はじめ(円) やりとりのあと(円)
\(7x\) \(7x - 300\)
\(5x\) \(5x + 300\)
この行でしたこと
\((7x - 300) : (5x + 300) = 5 : 4\) あとの比を式にした
\(4(7x - 300) = 5(5x + 300)\) \(a : b = c : d\) ならば \(ad = bc\) を使った
\(28x - 1200 = 25x + 1500\) なので \(3x = 2700\) かっこを外し、\(25x\)\(-1200\) を移項した
\(x = 900\) 両辺を \(3\) で割った

\(x\) は比の \(1\) にあたる金額なので、兄のはじめは \(7 \times 900 = 6300\) 円です。

確かめ

左辺 = (7 × 900 − 300) × 4 = 6000 × 4 = 24000
右辺 = (5 × 900 + 300) × 5 = 4800 × 5 = 24000
左辺 = 右辺 なので x=900 は解

答え 6300 円

9.連続する整数の型 まん中を \(x\) とすると、3つは \(x - 1\)\(x\)\(x + 1\) です。

この行でしたこと
\(5(x - 1) = x + (x + 1) + 30\) 「小さい数の5倍」=「他の2つの和より30大きい」
\(5x - 5 = 2x + 31\) なので \(3x = 36\) 両辺を整理し、\(2x\)\(-5\) を移項した
\(x = 12\) 両辺を \(3\) で割った

確かめ

左辺 = 5 × (12 − 1) = 5 × 11 = 55
右辺 = 12 + 13 + 30 = 55
左辺 = 右辺 なので x=12 は解

3つとも整数で連続しています。

答え 11、12、13

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次のセクション10は、この単元の総仕上げです。計算と立式を最初から通して点検し、自分のミスがどの種類かを分けて、種類ごとの対策を決めます。符号のミス、かっこの外し方のミス、分母をはらうときのミス、立式そのもののミス。直し方はそれぞれちがいます。最後に単元全体のマスターチェックで、どこまでできるかを確かめます。

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クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:入試総合演習

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    次の問題は、どの型を組み合わせて解く問題ですか。「ある2けたの整数は、十の位の数と一の位の数の比が $2 : 3$ です。位を入れかえてできる2けたの整数は、もとの整数より $27$ 大きくなります。もとの整数を求めなさい。」
  2. 設問 1
    問題文を読み取る五つのステップで、問われているものに線を引くことを最初にするのはなぜですか。
  3. 設問 2
    あるテストで、受験した人全員の平均点は $64$ 点でした。合格した $30$ 人の平均点は $78$ 点、不合格だった人の平均点は $58$ 点です。受験した人を全部で $x$ 人とするとき、正しい方程式はどれですか。
  4. 設問 3
    姉と妹の所持金の比は $5 : 3$ でした。姉が妹に $100$ 円渡したところ、二人の所持金の比は $3 : 2$ になりました。はじめの姉の所持金を $5x$ 円、妹の所持金を $3x$ 円とするとき、正しい方程式はどれですか。
  5. 設問 4
    「けん さんは家から駅まで、はじめ分速 $60$ m で歩き、途中で $4$ 分休み、そのあと分速 $180$ m で走ったところ、家を出てから $24$ 分で着きました。家から駅までは $2.4$ km です。歩いた道のりは何 m ですか」という問題に、ある人が歩いた時間を $x$ 分として $60x + 180(24 - x) = 2400$ と立てました。この式のどこがちがいますか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。