LESSON 01

接続詞・感動詞

接続詞・感動詞:分け方・見分け方を使う

活用せず「が」も付かないことを確かめる、修飾していないことを確かめる、つなぐなら接続詞・独立なら感動詞と決める、接続詞は前後の関係を判定するという四段階で、接続詞・感動詞の判定を一行ずつ使います。

接続詞・感動詞:分け方・見分け方を使う

このレッスンの役割

前のレッスンで、接続詞と感動詞の働きを知りました。ここでは、同じ形で別品詞になる語(また、それで、はい)を区別し、接続詞の関係を判定する手順を一つに決めます。

今回の中心技能は、「活用せず『が』も付かないことを確かめる → 修飾していないことを確かめる → つなぐなら接続詞・独立なら感動詞 → 接続詞は前後の関係を判定する」の四段階を一行ずつ書けることです。目安時間は9分です。

今日の問い

彼は走った。また、泳いだ。/彼はまた来た。

二つの「また」は同じ品詞でしょうか。一つ目は、前の文「走った」と後の文「泳いだ」をつないでいます(並立)。接続詞です。二つ目は、「来た」を修飾しています(再び)。副詞です。同じ形でも、文中の働きで品詞が変わります。

手順を一行ずつ

段階 すること 「また、泳いだ」の場合 「また来た」の場合
1 活用せず「が」も付かない またが× またが×
2 修飾していないか していない 「来た」を修飾 → 副詞
3 つなぐなら接続詞、独立なら感動詞 前後をつなぐ → 接続詞 ―
4 接続詞は前後の関係を判定 並立 ―

段階2:修飾しているか

語 文 修飾しているか 品詞
また また、泳いだ いいえ(つなぐ) 接続詞
また また来た 「来た」を修飾 副詞
それで それで、中止だ いいえ 接続詞
それで それで書く 「書く」を修飾(それ=道具) 代名詞+助詞
しかし しかし、行った いいえ 接続詞

接続詞は、読点で区切られて文頭に来ることが多いのが目印です。

段階3:感動詞の判定

語 文 独立しているか 品詞
はい はい、分かりました 独立 感動詞
はい はいと答えた 「答えた」の対象(引用) 感動詞(引用されている)
おはよう おはよう、今日は寒いね 独立 感動詞
山田さん 山田さん、どうぞ 独立だが名前 名詞

感動詞は他の文節と係り受けの関係を持ちません。名前は名詞です。

段階4:接続詞の関係

前 後 関係 接続詞
予想どおりの結果 順接 だから、それで
予想と逆の結果 逆接 しかし、でも
同じ種類のものを足す 並立・添加 そして、また、しかも
選ぶ、比べる 対比・選択 または、一方
言い換え、理由、例 説明・補足 つまり、なぜなら、たとえば
話題を変える 転換 ところで、さて

例題:同形異品詞

一方、彼は反対した。/一方の意見だけ聞く。

前者は接続詞(対比)、後者は名詞(「一方の」で「意見」を修飾する連体修飾語)。

ところで、話は変わる。/彼が住んでいるところで会った。

前者は接続詞(転換)、後者は名詞「ところ」+助詞「で」。

よくある間違い

文頭にあれば接続詞だと思う

「また来た」の「また」は文頭でも副詞。修飾しているかで決めます。

読点があれば接続詞だと思う

「山田さん、」は読点付きでも名詞。独立語の品詞は感動詞か名詞か確かめます。

接続詞の関係を語だけで決める

「そして」は並立が基本ですが、文脈で順接に近く使われることもあります。前後の内容で確かめます。

自分で確かめよう

確認1:「また、泳いだ」と「また来た」の「また」の品詞

前者は接続詞、後者は副詞。

確認2:「山田さん、どうぞ」の「山田さん」の成分と品詞

成分は独立語、品詞は名詞。

確認3:「なぜなら」の関係

説明・補足(理由)。

まとめと次の一歩

手順は、活用せず「が」も付かない、修飾していない、つなぐか独立か、接続詞の関係、の四段階です。「また」「一方」「ところで」は文中の働きで品詞が変わります。

次のレッスンでは、接続詞・感動詞でよく起きる誤りを集め、どの段階で崩れたかを見抜けるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:接続詞・感動詞の判定手順

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「彼は走った。また、泳いだ」と「彼はまた来た」の「また」の品詞はどれですか。
  2. 設問 1
    接続詞と副詞を見分ける基準はどれですか。
  3. 設問 2
    「一方、彼は反対した」と「一方の意見だけ聞く」の「一方」の品詞はどれですか。
  4. 設問 3
    「はい、分かりました」の「はい」の品詞はどれですか。
  5. 設問 4
    「押した。すると開いた」の「すると」の関係はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。