LESSON 01

文節に区切ろう

文節に区切ろう:分け方・見分け方を使う

「ね」で仮に区切る、自立語を数える、迷う位置を補助動詞・複合語・形容動詞の基準で決める、数が一致するか確かめるという四段階で、文節区切りの手順を一行ずつ使います。

文節に区切ろう:分け方・見分け方を使う

このレッスンの役割

前のレッスンで、文節は自立語一つでできていると知りました。ここでは、「ね」で迷う位置を仕組みで決める手順を一つに決め、どんな文でも同じ順で区切れるようにします。

今回の中心技能は、「『ね』で仮に区切る → 自立語を数える → 迷う位置を基準で決める → 数が一致するか確かめる」の四段階を一行ずつ書けることです。目安時間は9分です。

今日の問い

妹は宿題をやってしまってから遊びに行った。

手順で区切ります。「ね」で仮に:妹は/宿題を/やって/しまって/から/遊びに/行った。自立語を数える:妹、宿題、やっ、しまっ、遊び、行っ → 六つ。迷う位置「から」は付属語なので前にくっつく:「しまってから」。数が六で一致。正解は「妹は/宿題を/やって/しまってから/遊びに/行った」の六文節。

手順を一行ずつ

段階 すること 今日の問いの場合
1 「ね」で仮に区切る 七つに仮区切り
2 自立語を数える 六つ
3 迷う位置を基準で決める 「から」は付属語 → 前に付く
4 数が一致するか確かめる 六文節で一致

段階2と4で数が合わなければ、段階3の判断を見直します。

段階3の基準①:補助動詞は自立語

形 区切り 理由
読んでいる 読んで/いる 「いる」は動詞(自立語)
やってしまう やって/しまう 「しまう」は動詞
見てみる 見て/みる 「みる」は動詞
置いておく 置いて/おく 「おく」は動詞
書いてある 書いて/ある 「ある」は動詞

「〜て+いる・しまう・みる・おく・ある・くる・いく」は二文節です。

段階3の基準②:複合語は一つの自立語

語 区切り 理由
走り出す 走り出す(一文節) 一語の複合動詞
飛び込む 飛び込む(一文節) 同上
春風 春風(一文節) 一語の複合名詞
読み終える 読み終える(一文節) 一語の複合動詞

「走りね、出す」とは言えません。一語になっているものは分けません。

段階3の基準③:形容動詞は一語

語 区切り 理由
静かに 静かに(一文節) 形容動詞「静かだ」の活用形
きれいな きれいな(一文節) 形容動詞「きれいだ」の活用形
元気で 元気で(一文節) 形容動詞「元気だ」の活用形

「静か/に」と分けません。「静かだ」で一語です。

段階3の基準④:付属語は前に付く

付属語 例
助詞(を、が、に、から、まで、ので、けれど) 宿題を、家から、暑いので
助動詞(た、ない、ます、れる、らしい) 行った、行かない、行きます

付属語が文節の先頭に来ることはありません。

例題

彼は走り出した。

仮区切り:彼は/走り出した。自立語:彼、走り出し → 二つ。「走り出す」は複合語。二文節。

妹はきれいな服を着てみた。

仮区切り:妹は/きれいな/服を/着て/みた。自立語:妹、きれいな、服、着、み → 五つ。「きれいな」は一語、「みた」は補助動詞。五文節。

よくある間違い

段階1だけで終わり、数を確かめない

「ね」だけだと、「しまって/から」のように付属語を切り離すことがあります。自立語の数と照合します。

補助動詞を付属語扱いする

「いる」「しまう」は動詞です。「読んでいる」は二文節。

形容動詞を分ける

「静かに」は一語。「静か/に」としません。

自分で確かめよう

確認1:「弟は本を読み終えてから寝てしまった」を四段階で

仮区切り → 自立語:弟、本、読み終え、寝、しまっ → 五つ → 「から」は付属語、「読み終える」は複合語、「しまう」は補助動詞 → 弟は/本を/読み終えてから/寝て/しまった の五文節。

確認2:「〜ている」が二文節である理由

「いる」が自立語(補助動詞)だから。

確認3:「静かに」を一文節とする理由

形容動詞「静かだ」の活用形で、一語だから。

まとめと次の一歩

手順は、「ね」で仮に区切る、自立語を数える、迷う位置を基準で決める、数が一致するか確かめる、の四段階です。基準は、補助動詞は自立語、複合語は一語、形容動詞は一語、付属語は前に付く、の四つです。

次のレッスンでは、文節区切りでよく起きる誤りを集め、どの基準で崩れたかを見抜けるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:文節区切りの手順

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「妹は宿題をやってしまってから遊びに行った」の文節数はいくつですか。
  2. 設問 1
    「読んでいる」「やってしまう」の「いる」「しまう」はどう扱いますか。
  3. 設問 2
    「走り出す」の文節数と理由はどれですか。
  4. 設問 3
    「静かに」を一文節とする理由はどれですか。
  5. 設問 4
    文節区切りの手順で、段階2で数えるものはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。