LESSON 01

動詞と活用

動詞と活用:文の中の働きをつかむ

動詞は動作・存在を表し言い切りがウ段で終わる自立語で、文中で語尾が変わる「活用」をすること、活用の六つの形と基本形の考え方をつかみます。

動詞と活用:文の中の働きをつかむ

このレッスンの役割

「自立語・活用する」の箱には、動詞・形容詞・形容動詞が入ります。その中心が動詞です。動詞は、文中で「書く/書かない/書いた/書けば」と形を変えます。この形の変化が活用です。ここでは、動詞の見分け方と、活用の仕組みの核をつかみます。

今回の中心技能は、言い切りの形で動詞を見分け、活用には六つの形(活用形)があることを言えることです。目安時間は8分です。

今日の問い

書かない/書きます/書く/書くとき/書けば/書け

全部「書く」という一つの動詞です。なぜ形が違うのでしょうか。後ろに付く語(ない・ます・とき・ば)や、文の終わり方(言い切り・命令)に合わせて、語尾が変わっているからです。変わらない部分「書」を語幹、変わる部分「か・き・く・け」を活用語尾といいます。

動詞の見分け方

テスト 例 判定
言い切りの形がウ段(う・く・す・つ・ぬ・ぶ・む・る)で終わる 書く、読む、走る、来る、する 動詞
動作・作用・存在を表す 走る(動作)、咲く(作用)、ある・いる(存在) 動詞
「ない」を付けて活用する 書く→書かない 動詞

言い切りの形(基本形・終止形)で判定します。「書い」「書か」のように文中で形が変わっていたら、言い切りに戻します。

活用の六つの形

活用形 後ろに付く語・働き 「書く」の例
未然形 ない・う・よう・れる・せる 書か(ない)、書こ(う)
連用形 ます・た・て・、(中止) 書き(ます)、書い(た)
終止形 言い切り・と・から・けれど 書く。
連体形 名詞(とき・こと・の) 書く(とき)
仮定形 ば 書け(ば)
命令形 命令して言い切る 書け。

六つの形は、「ない・ます・言い切り・とき・ば・命令」の順で覚えます。

基本形(終止形)に戻す

文中の形 基本形
書いた 書く
読まない 読む
走れば 走る
来た 来る
した する
食べて 食べる

辞書に載っているのは基本形です。活用形の問題は、まず基本形に戻してから考えます。

例題:動詞を見つけて基本形に

弟は走って帰り、すぐに宿題を始めた。

文中の形 基本形 活用形
走っ 走る 連用形(て)
帰り 帰る 連用形(中止)
始め 始める 連用形(た)

よくある間違い

文中の形のまま動詞かどうか判断する

「走っ」だけでは動詞と分かりにくい。「走る」に戻すとウ段で終わる動詞だと分かります。

「ある」「いる」を動詞でないと思う

存在を表す「ある」「いる」も動詞です。補助動詞の「いる」も同じ。

活用形を「形の名前」だけで覚える

未然形は「ない」が付く形、連用形は「ます・た」が付く形、と後ろに付く語で覚えると使えます。

自分で確かめよう

確認1:動詞を見分ける決め手

言い切りの形がウ段で終わる。

確認2:活用の六つの形を順に

未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形。

確認3:「読まない」「読んだ」「読めば」の活用形

未然形、連用形、仮定形。

まとめと次の一歩

動詞は言い切りがウ段で終わる自立語で、後ろに付く語に合わせて語尾が変わります。活用形は六つで、「ない・ます・言い切り・とき・ば・命令」で判定します。

次のレッスンでは、活用形と活用の種類(五段・上一段・下一段・カ変・サ変)を判定する手順を一行ずつ使えるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:動詞と活用形

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    動詞を見分ける決め手はどれですか。
  2. 設問 1
    活用の六つの形を順に並べたものはどれですか。
  3. 設問 2
    「読まない」の「読ま」の活用形はどれですか。
  4. 設問 3
    「走って帰った」の「走っ」の基本形と活用形はどれですか。
  5. 設問 4
    「ある」「いる」の品詞はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。