LESSON 01

文節と単語の違い

文節と単語の違い:文の中の働きをつかむ

文節を単語に分けると、単独で意味を持つ自立語と、自立語に付いて働く付属語に分かれ、品詞はこの二つの中でさらに分類されることをつかみます。

文節と単語の違い:文の中の働きをつかむ

このレッスンの役割

ここまでは文節を単位に、文の成分を学びました。ここからは、文節をさらに単語に分け、単語の種類(品詞)を学びます。品詞は十種類ありますが、その入口は「自立語と付属語」の二分類です。ここでは、その二つの違いをつかみます。

今回の中心技能は、文節を単語に分け、各単語が自立語か付属語かを言えることです。目安時間は8分です。

今日の問い

犬が静かに眠っている。

この文を単語に分けると、「犬/が/静かに/眠っ/て/いる」の六単語です。このうち、単独で意味が分かる語はどれでしょうか。「犬」「静かに」「眠る」「いる」の四つ。「が」「て」は単独では意味を持ちません。前者を自立語、後者を付属語といいます。文節の数(四)と自立語の数(四)が一致していることにも注意してください。

自立語と付属語

種類 特徴 例
自立語 単独で意味が分かる。文節の最初に来る。一文節に一つ 犬、静かに、眠る、いる、白い、昨日、しかし、ああ
付属語 単独では意味が分からない。自立語の後ろに付く。一文節に複数あることもある が、て、を、た、ない、ます、られる
文節 自立語 付属語
犬が 犬 が
静かに 静かに なし
眠って 眠っ て
いる いる なし
読まれました 読ま れ、まし、た

単語に分ける基準

基準 例
文節の最初が自立語 「眠って」→ 眠っ+て
助詞(が・を・に・て・は)は一単語 「犬が」→ 犬+が
助動詞(た・ない・ます・れる)は一単語 「読んだ」→ 読ん+だ
活用する語の語幹と語尾は分けない 「眠っ」は一単語(「眠」+「っ」とはしない)

品詞の全体像

分類 品詞
自立語・活用する 動詞、形容詞、形容動詞
自立語・活用しない 名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞
付属語・活用する 助動詞
付属語・活用しない 助詞

品詞は十種類で、「自立語か付属語か」と「活用するかしないか」で四つの箱に分かれます。このコースの後半は、この箱を一つずつ埋めていきます。

例題:単語に分けて自立語・付属語を言う

姉は新しい本を買った。

単語 自立・付属
姉 自立
は 付属
新しい 自立
本 自立
を 付属
買っ 自立
た 付属

七単語、自立語四つ(四文節)、付属語三つ。

よくある間違い

文節と単語の数を混同する

「姉は新しい本を買った」は四文節、七単語です。設問がどちらを問うているかを見ます。

「いる」「ある」を付属語だと思う

補助動詞の「いる」「ある」は自立語(動詞)です。だから別の文節になります。

活用語尾を別の単語にする

「眠っ」「買っ」は一単語です。活用で変わる部分(語尾)は切り離しません。

自分で確かめよう

確認1:自立語と付属語の違い

自立語は単独で意味が分かり文節の最初に来る。付属語は単独では意味が分からず自立語の後ろに付く。

確認2:「読まれました」の自立語と付属語

自立語:読ま。付属語:れ、まし、た。

確認3:品詞を分ける四つの箱

自立語で活用する、自立語で活用しない、付属語で活用する、付属語で活用しない。

まとめと次の一歩

文節を単語に分けると、自立語と付属語に分かれます。一文節に自立語は一つ、付属語はゼロ個以上です。品詞十種類は、自立語か付属語か、活用するかしないかの四つの箱に分かれます。

次のレッスンでは、文節を単語に分け、自立語・付属語と活用の有無を判定する手順を一行ずつ使えるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:自立語と付属語

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「犬が静かに眠っている」の単語のうち、付属語はどれですか。
  2. 設問 1
    自立語の特徴として正しいものはどれですか。
  3. 設問 2
    「読まれました」の付属語はどれですか。
  4. 設問 3
    品詞を分ける四つの箱の基準はどれですか。
  5. 設問 4
    「姉は新しい本を買った」の文節数と単語数はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。