LESSON 01

前提チェック:文・文節・単語

前提チェック:文・文節・単語:文の中の働きをつかむ

文・文節・単語という三つの単位の違いと、文法を学ぶとは「文をどこで区切り、各部分がどう働くかを言えること」だという入口をつかみます。

前提チェック:文・文節・単語:文の中の働きをつかむ

このレッスンの役割

このコース「文の成分と品詞」は、文を区切り、各部分の働きを言えるようにするコースです。最初のセクションは前提チェックです。小学校で学んだ主語・述語と、文を意味のまとまりに分ける考えが、今どのくらい使えるかを確かめます。

今回の中心技能は、文・文節・単語という三つの単位の違いを言い、文法とは「どこで区切り、どう働くかを言うこと」だと分かることです。目安時間は8分です。

今日の問い

次の文は、いくつの部分でできているでしょうか。

弟が庭で白い犬と遊んだ。

答えは「何を一つと数えるか」で変わります。意味のまとまりで区切れば「弟が/庭で/白い/犬と/遊んだ」の五つ。これ以上分けられない語で区切れば「弟/が/庭/で/白い/犬/と/遊ん/だ」の九つ。前者の単位を文節、後者を単語といいます。文法の最初の一歩は、この単位を区別することです。

三つの単位

単位 定義 例
文 一つのまとまった内容を表し、句点(。)で終わる 弟が庭で白い犬と遊んだ。
文節 文を、意味が分かる範囲で最も小さく区切ったまとまり 弟が/庭で/白い/犬と/遊んだ
単語 文節をさらに分けた、意味を持つ最小の語 弟/が/庭/で/白い/犬/と/遊ん/だ

文は文節に分かれ、文節は単語に分かれます。文節は「ね」を挟める位置で区切れます。「弟がね、庭でね、白いね、犬とね、遊んだね」。

文法で何をするか

すること 例
区切る 文を文節・単語に分ける
働きを言う 「弟が」は主語、「遊んだ」は述語、「白い」は「犬と」を修飾
種類を言う 「弟」は名詞、「遊ぶ」は動詞、「が」は助詞

入試の文法問題は、この三つのどれかを問います。

小学校で学んだこと

用語 意味 例
主語 「誰が」「何が」にあたる文節 弟が
述語 「どうする」「どんなだ」「何だ」にあたる文節 遊んだ
修飾語 ほかの文節を詳しくする文節 庭で、白い、犬と

「弟が/遊んだ」が文の骨組みで、ほかは骨組みに情報を足しています。

例題:単位を数える

次の文を、文節と単語に分けてください。

私は昨日新しい本を買った。

答え

文節:私は/昨日/新しい/本を/買った(五つ) 単語:私/は/昨日/新しい/本/を/買っ/た(八つ)

「買った」は「買っ」+「た」の二単語。「新しい」は一語で一文節です。

よくある間違い

文節と単語を混同する

「本を」は一文節ですが、「本」と「を」の二単語です。文節は「ね」で切れるまとまり、単語はそれをさらに分けたものです。

主語を「は」「が」の付く語だと決めつける

「私は昨日」の「昨日」は主語ではありません。主語は述語に対して「誰が・何が」と答える文節です。

文法を暗記だと思う

区切り方と働きには理由があります。「ね」を挟む、述語から主語を探す、といった手順で決まります。

自分で確かめよう

確認1:文・文節・単語の違いを一言ずつ

文は句点で終わる一まとまり、文節は意味が分かる最小の区切り、単語は意味を持つ最小の語。

確認2:「犬が走る。」の文節数と単語数

文節二つ(犬が/走る)、単語三つ(犬/が/走る)。

確認3:文法で問われる三つのこと

区切る、働きを言う、種類を言う。

まとめと次の一歩

文は文節に、文節は単語に分かれます。文法は、文を区切り、各部分の働きと種類を言うことです。小学校の主語・述語・修飾語は、その出発点です。

次のレッスンでは、文節に区切る方法と主語・述語の見分け方を診断します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:文・文節・単語

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「弟が庭で白い犬と遊んだ。」の文節数はいくつですか。
  2. 設問 1
    「本を」は文節と単語でそれぞれいくつですか。
  3. 設問 2
    文節に区切るときに挟む言葉として適切なのはどれですか。
  4. 設問 3
    「誰が・何が」にあたる文節を何といいますか。
  5. 設問 4
    文法で問われる三つのことはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。