LESSON 01

修飾語と被修飾語

修飾語と被修飾語:文の中の働きをつかむ

修飾語は他の文節を詳しくする文節で、名詞を詳しくする連体修飾語と、動詞・形容詞などを詳しくする連用修飾語の二種類があることをつかみます。

修飾語と被修飾語:文の中の働きをつかむ

このレッスンの役割

主語と述語が文の骨組みなら、修飾語は骨組みに情報を足す部分です。「白い犬が静かに走る」の「白い」「静かに」が修飾語です。ここでは、修飾語の働きと二つの種類をつかみます。

今回の中心技能は、修飾語と被修飾語の関係を言い、連体修飾語と連用修飾語を見分けられることです。目安時間は8分です。

今日の問い

白い犬が静かに走る。

「白い」は何を詳しくしていますか。「静かに」は何を詳しくしていますか。

「白い」は「犬が」を詳しくしています(白い犬)。「静かに」は「走る」を詳しくしています(静かに走る)。詳しくする側を修飾語、詳しくされる側を被修飾語といいます。「白い→犬が」「静かに→走る」のように、矢印で表します。

修飾語の二種類

種類 被修飾語 例 見分け
連体修飾語 名詞(体言)を含む文節 白い→犬、大きな→家、母の→料理 名詞に係る
連用修飾語 動詞・形容詞・形容動詞(用言)を含む文節 静かに→走る、とても→美しい、本を→読む 用言に係る

「体言」は名詞のこと、「用言」は動詞・形容詞・形容動詞のことです。連体=体言に連なる、連用=用言に連なる、と覚えます。

連体修飾語の形

形 例
形容詞 白い犬、大きい家
形容動詞の「〜な」 静かな部屋、きれいな花
連体詞 大きな家、この本、あらゆる人
名詞+の 母の料理、学校の庭
動詞(連体形) 走る人、読んだ本

連用修飾語の形

形 例
副詞 とても美しい、ゆっくり歩く
形容詞の「〜く」 速く走る、美しく咲く
形容動詞の「〜に」 静かに読む、きれいに書く
名詞+を・に・で・へ・と 本を読む、駅に着く、庭で遊ぶ
動詞(連用形)+て 走って帰る

「本を」「庭で」のような名詞+助詞も、動詞を詳しくするので連用修飾語です。

例題:矢印で結ぶ

妹は昨日新しい服をうれしそうに着た。

修飾語 被修飾語 種類
昨日 着た 連用
新しい 服を 連体
服を 着た 連用
うれしそうに 着た 連用

「妹は」は主語、「着た」は述語で、残りが全部修飾語です。

よくある間違い

修飾語は形容詞だけだと思う

「本を」「昨日」「庭で」も修飾語です。主語・述語以外の文節は、ほとんど修飾語です。

連体と連用を「〜な」「〜に」の形だけで決める

被修飾語が名詞か用言かで決まります。「静かな部屋」は連体、「静かに読む」は連用。

被修飾語を隣の文節だと決めつける

「昨日」は隣の「新しい」ではなく、離れた「着た」を修飾します。意味で決めます。

自分で確かめよう

確認1:連体修飾語と連用修飾語の違い

連体は名詞(体言)を、連用は動詞・形容詞・形容動詞(用言)を詳しくする。

確認2:「静かな部屋」と「静かに読む」の「静か」はそれぞれどちらですか

前者は連体修飾語、後者は連用修飾語。

確認3:「妹は昨日新しい服を着た」の「昨日」の被修飾語

「着た」。隣の「新しい」ではない。

まとめと次の一歩

修飾語は他の文節を詳しくし、名詞に係る連体修飾語と、用言に係る連用修飾語があります。被修飾語は隣とは限らず、意味で決まります。

次のレッスンでは、離れた被修飾語を見つける手順を一行ずつ使えるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:修飾語の二種類

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「白い犬が静かに走る」の「白い」の被修飾語はどれですか。
  2. 設問 1
    連体修飾語と連用修飾語の違いはどれですか。
  3. 設問 2
    「静かに読む」の「静かに」はどちらですか。
  4. 設問 3
    「本を読む」の「本を」は何ですか。
  5. 設問 4
    「妹は昨日新しい服を着た」の「昨日」の被修飾語はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。