LESSON 01

文節に区切ろう

文節に区切ろう:長文・入試で使う

入試形式の文節数の問題と、長い文の文節区切りを四段階の手順で解き、時間内に正確に数える型をまとめます。

文節に区切ろう:長文・入試で使う

このレッスンの役割

ここは「文節に区切ろう」の出口です。文節の仕組み、四段階の手順、誤りの四つの型を、入試形式の問題と長い文で通して使います。

中心技能は、入試形式の文節数の問題を手順で正確に解き、長い文でも数を外さないことです。目安時間は10分です。

入試でどう出るか

文節は、三つの形で出ます。

  1. 文節数:「次の文はいくつの文節からできているか」
  2. 区切り線:「次の文を文節に区切り、/を入れよ」
  3. 文節の抜き出し:「──線部を含む文節を抜き出せ」(文節の範囲が分かっているか)

どれも、自立語の数と四つの基準で決まります。

総合問題

問1

次の文はいくつの文節からできているか、漢数字で答えなさい。

私たちは、長い間待ち続けていた手紙をようやく受け取ることができた。

問2

次の文を文節に区切り、/を入れなさい。

祖母は毎朝静かに庭の花に水をやってから、ゆっくりと新聞を読み始める。

問3

次の文の──線部「来て」を含む文節を抜き出しなさい。

友人が家まで来てくれたので、一緒に出かけてみることにした。

問4

次の文はいくつの文節からできているか。

空が暗くなってきたので、急いで帰らなければならない。

答えと判断

問1

十。私たちは/長い/間/待ち続けて/いた/手紙を/ようやく/受け取る/ことが/できた。 「待ち続ける」は複合語で一語、「いた」は補助動詞で別文節、「ことが」は名詞+助詞で一文節、「できた」は動詞で一文節。

問2

祖母は/毎朝/静かに/庭の/花に/水を/やってから/ゆっくりと/新聞を/読み始める。十文節。 「静かに」「ゆっくりと」は一文節(形容動詞・副詞)、「やってから」は「から」が付属語、「読み始める」は複合語。

問3

「来て」。「来て/くれたので」で、「くれる」は補助動詞なので別文節。「来て」だけが文節。

問4

七。空が/暗く/なって/きたので/急いで/帰らなければ/ならない。 「なってきた」は「なって/きた」(補助動詞)、「ので」は付属語、「帰らなければならない」は「帰らなければ/ならない」(「ならない」の「なる」は自立語)。

誤答を診断する

誤答 型 戻るレッスン
問1で「待ち/続けて」 複合語を分けた 誤った分析を直す(型②)
問1で「待ち続けていた」を一文節 補助動詞をくっつけた 誤った分析を直す(型①)
問2で「静か/に」 形容動詞を分けた 誤った分析を直す(型③)
問3で「来てくれた」 補助動詞をくっつけた 誤った分析を直す(型①)
問4で「きた/ので」 付属語を切り離した 誤った分析を直す(型④)

長い文で数を外さないコツ

コツ 説明
自立語に印をつける 自立語の数=文節数。先に数える
「〜て」のあとを見る いる・しまう・くる・くれる・ほしい は別文節
「〜だ」で言える語は一語 静かに、きれいな、ゆっくりと(副詞も一語)
「ね」が入らない結合は一語 待ち続ける、読み始める、飛び込む
最後に「ね」で通読 全部の境目で自然かを確かめる

答案で落とさないための確認

確認 見るもの
自立語の数と文節数が一致するか 数えて照合
補助動詞を分けたか いる・しまう・みる・おく・ある・くる・いく・くれる・ほしい・ない
複合語を一語にしたか 「ね」が入らない結合
形容動詞・副詞を一語にしたか 静かに、ゆっくりと
付属語を前に付けたか から・ので・た・ない
漢数字の指定か 「七」「十」

よくある間違い

急いで目で数える

長い文ほど目で数えると外れます。自立語に印をつけてから数えます。

「〜なければならない」を一文節にする

「帰らなければ/ならない」の二文節。「ならない」は自立語(動詞「なる」+ない)です。

「ことが」「ものを」を前にくっつける

「受け取る/ことが」の「こと」は名詞(自立語)なので、別文節です。

自分で説明しよう

確認1:長い文の文節数を数える最初の一手

自立語に印をつけて数える。文節数は自立語の数と同じ。

確認2:「帰らなければならない」の文節数と理由

二文節。「ならない」の「なる」が自立語だから。

確認3:「来てくれた」の文節数と理由

二文節。「くれる」が補助動詞(自立語)だから。

セクションの出口

入試形式で、長い文の文節数を自立語の数と四つの基準で正確に答えられたら完了です。

次のセクション「主語と述語を対応させよう」では、誰が・何がと、どうする・どんなだ・何だを結びつけ、文の中心を捉える方法を扱います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:文節区切りを入試で使う

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「私たちは、長い間待ち続けていた手紙をようやく受け取ることができた。」の文節数はいくつですか。
  2. 設問 1
    「空が暗くなってきたので、急いで帰らなければならない。」の文節数はいくつですか。
  3. 設問 2
    「友人が家まで来てくれた」の「来て」を含む文節はどれですか。
  4. 設問 3
    「帰らなければならない」の文節数はいくつですか。
  5. 設問 4
    長い文の文節数を数えるときの最初の一手はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。