文の成分と品詞マスターチェック:文の中の働きをつかむ
このレッスンの役割
このセクションは、コース「文の成分と品詞」の最終確認です。十四のセクションで、文節の区切り、文の成分、品詞十種類、活用、長い文の構造を学んできました。ここでは、それらを一つの地図にまとめ、入試の問題を見たときに「どの技能を使うか」をすぐに決められるようにします。
今回の中心技能は、文法問題を見て、問われている技能と使う手順を言えることです。目安時間は8分です。
今日の問い
次の四問は、それぞれどの技能を問うていますか。
- 「次の文はいくつの文節からできているか」
- 「──線部の文節の成分を答えよ」
- 「──線部『ない』と同じ品詞のものを選べ」
- 「──線部の動詞の活用形を答えよ」
1は文節の区切り(自立語の数)、2は文の成分(五種類の消去法)、3は品詞の識別(「ぬ」テスト)、4は活用(後ろの語)。形から技能が決まり、技能から手順が決まります。
技能の地図
| 技能 | 問われ方 | 手順の核 | 学んだセクション |
|---|---|---|---|
| 文節の区切り | 文節数、区切り線 | 「ね」+自立語の数+四つの基準 | 文・文節・単語、文節に区切ろう |
| 文の成分 | 成分名、主語・述語の対応、係り受け | 独立語→述語→主語→接続語→修飾語 | 主語と述語、修飾語、接続語・独立語 |
| 単語の分類 | 単語数、自立語・付属語、活用の有無 | 文節の先頭=自立語、「ない・た・ば」で活用 | 文節と単語の違い |
| 品詞の識別 | 品詞名、同じ品詞の選択 | 四つの箱→各箱のテスト | 名詞〜助動詞の八セクション |
| 活用 | 活用の種類、活用形 | 基本形→「ない」→後ろの語 | 動詞と活用、形容詞・形容動詞 |
| 助詞・助動詞の意味 | 同じ意味・用法の選択 | 言い換え、前の形 | 助詞の働き、助動詞の働き |
| 長文の構造 | 長い文の主語、要点 | 文末から骨組み、節を外す | 長い文の構造 |
品詞十種類の地図
| 箱 | 品詞 | 決め手 |
|---|---|---|
| 自立語・活用する | 動詞 | 言い切りがウ段 |
| 形容詞 | 言い切りが「い」 | |
| 形容動詞 | 言い切りが「だ」、「〜な」で名詞に続く | |
| 自立語・活用しない | 名詞 | 「が」が付く |
| 副詞 | 用言を修飾 | |
| 連体詞 | 名詞だけを修飾 | |
| 接続詞 | 前後をつなぐ | |
| 感動詞 | 独立する | |
| 付属語・活用しない | 助詞 | 活用しない |
| 付属語・活用する | 助動詞 | 活用する |
問題の形と手順の対応
| 問題の形 | 最初にすること |
|---|---|
| 文節数 | 自立語に印をつける |
| 成分 | 文末の述語を決める |
| 品詞 | 自立語か付属語か、活用するか |
| 同じ品詞・同じ意味 | 本文の語のテストを先に済ませる |
| 活用形 | 基本形に戻し、後ろの語を見る |
| 長い文の主語 | 文末の述語に「何が」と問う |
よくある間違い
問題の形を見ずに、見た瞬間の答えを書く
形から技能と手順が決まります。手順を踏む数秒が一点を守ります。
品詞の識別で、箱を決めずに十種類から選ぶ
自立語か付属語か、活用するかで箱を決めれば、候補は二〜五個です。
文法を暗記科目だと思う
ほとんどの問題はテスト(「ね」「が」「ない」「ぬ」「〜な」)で決まります。覚えるのはテストです。
自分で確かめよう
確認1:「──線部『ない』と同じ品詞」はどの技能で、何を使いますか
品詞の識別。「ぬ」に置き換えられるか。
確認2:品詞を決める最初の二つの問い
自立語か付属語か、活用するかしないか。
確認3:長い文の主語を決める最初の一手
文末の述語に「何が」と問う。
まとめと次の一歩
入試の文法問題は、七つの技能のどれかを問います。問題の形から技能が決まり、技能から手順とテストが決まります。品詞は四つの箱から絞ります。
次のレッスンでは、入試本番で文法問題を解く手順を一行ずつ使えるようにします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。