LESSON 01

前提チェック:一文の骨組み

前提チェック:一文の骨組み:複数段落・入試で統合する

短い文章の情報を全部分けて矢印で結ぶ入試形式の診断を行い、結果からコースのどのセクションに時間をかけるかを決めます。

前提チェック:一文の骨組み:複数段落・入試で統合する

このレッスンの役割

ここは前提チェックの出口です。情報を分ける、矢印で結ぶ、名前を付ける、の三つを、短い文章で通して確かめ、結果をこのコースの学習計画に変えます。

中心技能は、短い文章の情報を全部分けて矢印で結び、誤答の型からどのセクションに時間をかけるかを決めることです。目安時間は10分です。

入試でどう出るか

情報の関係は、三つの形で出ます。

  1. 理由・原因の指摘:「──線部のようになったのはなぜか」
  2. 関係の選択:「空欄に入る接続語を選べ」「──線部と──線部の関係を答えよ」
  3. 要約・記述:「筆者の主張と根拠をまとめよ」

どれも、情報を分けて矢印で結ぶ力の上に成り立ちます。

総合問題

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

①今年の夏は雨が少なかった。②そのため、川の水位が下がった。③一方、山の上では雨が多く、土砂崩れが起きた。④つまり、同じ県の中でも、天候には大きな差があったのだ。

問1

①〜④の文に含まれる情報を、主語・述語の組で全部書き出しなさい。

問2

①と②の関係を矢印と名前で書きなさい。

問3

②と③の関係を矢印と名前で書きなさい。

問4

④は①〜③に対してどんな関係ですか。

答えと判断

問1

①雨が少なかった。②水位が下がった。③雨が多く/土砂崩れが起きた(二つ)。④差があった。合計五つ。

問2

雨が少なかった →(原因→結果)→ 水位が下がった。合図は「そのため」。

問3

水位が下がった(平地)⇔(対比)⇔ 土砂崩れが起きた(山)。合図は「一方」。

問4

①〜③の具体をまとめた抽象。差があった ←(抽象←具体)← ①②③。合図は「つまり」。

誤答を診断する

誤答 型 戻るセクション
問1で③を一つの情報 情報を分けられない 情報を一つずつ取り出そう
問2で矢印に名前なし 名前がない 原因と結果
問3で「原因→結果」 名前の取り違え(対比を因果に) 比較と対比
問4で「①が④の原因」 具体と抽象を因果と混同 具体と抽象

診断結果を学習計画にする

結果 計画
四問とも正解 コースを順に進め、接続語・指示語・段落で精度を上げる
問1で誤り 「情報を一つずつ取り出そう」を丁寧に
問2・問3で誤り 「原因と結果」「比較と対比」を重点的に
問4で誤り 「具体と抽象」「段落同士の関係」を重点的に

答案で落とさないための確認

確認 見るもの
情報を述語の数で数えたか ③は二つ
矢印の向きを合図で決めたか そのため→、つまり←
名前を付けたか 原因→結果、対比、抽象←具体
修飾語を情報と数えていないか 「今年の夏は」「山の上では」は付け足し

よくある間違い

文の数と情報の数を同じにする

一文に二つの情報があることは普通です。述語で数えます。

全部の矢印を「原因→結果」にする

「一方」は対比、「つまり」は抽象←具体。合図で名前を決めます。

診断して終わりにする

弱い型が分かったら、そのセクションに時間を配分します。

自分で説明しよう

確認1:情報の関係を読む三つの手順

情報を分ける、矢印で結ぶ、名前を付ける。

確認2:「つまり」が示す関係

抽象←具体(前をまとめる)。

確認3:自分がどのセクションに時間をかけるか

誤った問の型と、対応するセクションを言えれば完了です。

セクションの出口

短い文章の情報を全部分けて矢印で結び、誤答の型から戻るセクションを決められたら、前提チェックは完了です。

次のセクション「情報を一つずつ取り出そう」では、一文や段落から「誰が・何を・どうした」の情報の単位を正確に整理する方法を扱います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:前提チェック総合

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「今年の夏は雨が少なかった。そのため、川の水位が下がった」の関係はどれですか。
  2. 設問 1
    「川の水位が下がった。一方、山の上では土砂崩れが起きた」の関係はどれですか。
  3. 設問 2
    「つまり、同じ県の中でも天候には大きな差があった」は前の文に対してどんな関係ですか。
  4. 設問 3
    「山の上では雨が多く、土砂崩れが起きた」の情報の数はいくつですか。
  5. 設問 4
    情報の関係を読む三つの手順はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。