LESSON 01

並列・添加・選択

並列・添加・選択:関係を矢印で表す

並べる軸を決める、合図で切る、項目を一つずつ取り出す、関係の記号をつけて数を確かめるという四段階で、並べられた情報を漏れなく取り出す手順を一行ずつ使います。

並列・添加・選択:関係を矢印で表す

このレッスンの役割

前のレッスンで、並列・添加・選択の見分け方を知りました。ここでは、文章の中で並べられた情報を漏れなく取り出し、記号で表す手順を一つに決めます。「〜を三つ答えよ」で二つしか書けない誤りは、ここで消えます。

今回の中心技能は、「並べる軸を決める → 合図で切る → 項目を一つずつ取り出す → 記号をつけて数を確かめる」の四段階を一行ずつ書けることです。目安時間は9分です。

今日の問い

森には三つの働きがある。雨水をたくわえて洪水を防ぐこと、二酸化炭素を吸って空気をきれいにすること、そして、多くの生き物のすみかになることだ。さらに、人の心を落ち着かせる効果もあると言われる。

手順で取り出します。軸:森の働き。合図:読点と「そして」、「さらに」。項目:洪水を防ぐ、空気をきれいにする、すみかになる、心を落ち着かせる。記号:三つが並列(+)、四つ目が添加(上乗せ)。数:本文は「三つ」と言うが、添加で四つ目がある。

手順を一行ずつ

段階 すること 今日の問いの場合
1 並べる軸を決める 森の働き
2 合図で切る 読点、そして、さらに
3 項目を一つずつ取り出す 洪水、空気、すみか、心
4 記号をつけて数を確かめる +++(並列三つ)+添加一つ

段階1:軸の見つけ方

手掛かり 例
「〜には三つの〜がある」 森には三つの働きがある
「〜は、〜、〜、〜だ」 条件は、安さ、速さ、安全だ
同じ形の文が続く 第一に〜。第二に〜。第三に〜。

軸は「何を並べているか」の名前です。「働き」「条件」「理由」のように短く。

段階2:合図で切る

合図 切り方
読点+「こと」 〜こと、〜こと、〜こと
そして、また、および 最後の項目の前に置かれやすい
さらに、しかも 本来の列の外に上乗せ
〜も〜も、〜や〜 名詞の並び
第一に、第二に 段落単位の並び

段階4:記号と数

関係 記号 数え方
並列 A+B+C 全部数える
添加 A+B+C + D(上乗せ) 全部数えるが、Dは強調と記録
選択 A/B 一つとして扱う(どちらか)

本文に「三つ」とあっても、添加で四つ目があることがあります。設問が「本文で挙げられている働きをすべて」なら四つ、「三つの働き」なら最初の三つ。

例題:段落単位の並列

第一に、歩くことは体によい。第二に、歩くと町の変化に気づく。第三に、歩くと考えがまとまる。

項目 内容
軸 歩くことの良さ
項目 体によい、町の変化に気づく、考えがまとまる
記号 +++
数 三

段落単位でも手順は同じです。

選択の扱い

連絡は電話か、メールか、手紙で行う。

軸:連絡の手段。項目:電話/メール/手紙。記号:/。数:手段は三つあるが、選ぶのは一つ。「どれで連絡するか」には一つ答える。

よくある間違い

段階2で「そして」を見落とし、最後の項目を落とす

「そして」の後が最後の項目です。切ります。

段階3で二つの項目を一つにまとめる

「洪水を防ぎ、空気をきれいにする」は二つです。読点で切ります。

段階4で「さらに」の後を数に入れない、または入れすぎる

設問の語を見ます。「すべて」なら入れ、「三つ」なら本文の三つ。

自分で確かめよう

確認1:「条件は、安さ、速さ、そして安全だ。さらに、見た目も大切だ」を四段階で

軸:条件 → 合図:読点、そして、さらに → 項目:安さ、速さ、安全、見た目 → +++、見た目は添加。

確認2:「そして」はどこに置かれやすいですか

最後の項目の前。

確認3:選択の項目の数え方

項目は全部数えるが、選ぶのは一つ(/)。

まとめと次の一歩

手順は、軸を決める、合図で切る、項目を取り出す、記号をつけて数を確かめる、の四段階です。添加は上乗せとして記録し、設問の語で数に入れるか決めます。

次のレッスンでは、並列・添加・選択でよく起きる誤りを集め、どの段階で崩れたかを見抜けるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:並べられた情報を取り出す

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    並べられた情報を取り出す四段階の段階1はどれですか。
  2. 設問 1
    「そして」が置かれやすい位置はどれですか。
  3. 設問 2
    「森には三つの働きがある。〜、〜、そして〜だ。さらに、心を落ち着かせる効果もある」で「本文で挙げられている働きをすべて」答えるときの数はいくつですか。
  4. 設問 3
    「連絡は電話か、メールか、手紙で行う」で「どれで連絡するか」に答える数はいくつですか。
  5. 設問 4
    「第一に〜。第二に〜。第三に〜」の段落に対する扱いとして正しいものはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。