LESSON 01

依頼・質問・断り方

依頼・質問・断り方:動作主と向きで選ぶ

用件の種類を決める、相手と負担の重さから丁寧さの段階を選ぶ、前置きと本文を組み立てる、断りなら代案・依頼なら期限を添えるという四段階で、依頼・質問・断りの文を組み立てる手順を一行ずつ使います。

依頼・質問・断り方:動作主と向きで選ぶ

このレッスンの役割

前のレッスンで、二部構成と定型を知りました。ここでは、場面から依頼・質問・断りの文を組み立てる手順を一つに決めます。相手と用件の重さで丁寧さの段階を選ぶのが要点です。

今回の中心技能は、「用件の種類を決める → 相手と負担から丁寧さの段階を選ぶ → 前置きと本文を組み立てる → 断りなら代案・依頼なら期限を添える」の四段階を一行ずつ書けることです。目安時間は9分です。

今日の問い

先生に、推薦書を来週の金曜までに書いてもらいたい。

手順で組み立てます。種類:依頼。相手と負担:目上、負担が大きい → より丁寧。前置き+本文:「お忙しいところ恐れ入りますが、推薦書を書いていただけないでしょうか。」期限:「来週の金曜日までにお願いできますでしょうか。」全体:「先生、お忙しいところ恐れ入りますが、推薦書を書いていただけないでしょうか。来週の金曜日までにお願いできますと助かります。」

手順を一行ずつ

段階 すること 今日の問いの場合
1 用件の種類を決める 依頼
2 相手と負担から丁寧さの段階を選ぶ 目上・大 → していただけないでしょうか
3 前置きと本文を組み立てる お忙しいところ恐れ入りますが+書いていただけないでしょうか
4 断りなら代案、依頼なら期限を添える 来週の金曜日までに

段階2:丁寧さの段階表

相手 負担 依頼の形
友人 小 〜して、〜してくれる?
友人 大 〜してくれない?悪いんだけど
先生 小 〜していただけますか
先生 大 〜していただけないでしょうか
初対面・外部 小 〜していただけますでしょうか
初対面・外部 大 〜していただけますと幸いです(書き言葉)

「相手が目上」と「負担が大きい」の二軸で決めます。

段階3:前置きの選び方

用件 前置き
依頼(時間をもらう) お忙しいところ恐れ入りますが
依頼(手間をかける) お手数をおかけしますが
質問 一つお聞きしてもよろしいでしょうか/恐れ入りますが
断り 申し訳ありませんが/せっかくのお話ですが
相手に選択を残す もしよろしければ

段階4:補いの形

用件 補い 例
依頼 期限、理由 来週の金曜日までに/出願に必要なため
質問 聞きたい理由 準備のために確認したく
断り 代案、理由 別の日であれば/その日は家の用事があり

補いがあると、相手は判断しやすくなります。

例題:質問

先生に、提出物の書き方が分からないので聞きたい。

段階 内容
1 質問
2 目上・小 → 〜でしょうか
3 恐れ入りますが+提出物の書き方について教えていただけますでしょうか
4 理由:明日までに仕上げたいので

「先生、恐れ入りますが、提出物の書き方について教えていただけますでしょうか。明日までに仕上げたいので、お時間のあるときにお願いします。」

例題:断り

先輩から、土曜の練習の手伝いを頼まれたが、家の用事で行けない。

段階 内容
1 断り
2 目上(先輩)・中 → 申し訳ありませんが
3 申し訳ありませんが+土曜は家の用事があって手伝えません
4 代案:日曜なら手伝えます

「申し訳ありませんが、土曜は家の用事があって手伝えません。日曜でしたら手伝えます。」

よくある間違い

段階2で負担を見ずに相手だけで決める

先生への小さな依頼に「していただけないでしょうか」は重すぎることがあります。

段階3で前置きを二つ三つ重ねる

「お忙しいところ恐れ入りますが、お手数をおかけしますが、もしよろしければ…」は本文が遠くなります。一つで十分。

段階4を省いて相手に判断を任せる

期限や代案がないと、相手は「いつまでに?」「じゃあいつなら?」と聞き返すことになります。

自分で確かめよう

確認1:「先生に明日の放課後、相談の時間をもらいたい」を四段階で

依頼 → 目上・小 → していただけますか → お忙しいところ恐れ入りますが、明日の放課後、進路のことでお時間をいただけますか → 期限:明日の放課後。

確認2:丁寧さの段階を決める二つの軸

相手(目上か)と負担(大きいか)。

確認3:断りに添える補い

代案(別の日であれば)、理由。

まとめと次の一歩

手順は、用件の種類、相手と負担で丁寧さ、前置き+本文、補い(期限・代案)、の四段階です。前置きは一つ、本文は明確に、補いで相手の判断を助けます。

次のレッスンでは、依頼・質問・断りでよく起きる誤りを四つの型に分け、直せるようにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:依頼・質問・断りを組み立てる

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    依頼・質問・断りを組み立てる四段階の段階2はどれですか。
  2. 設問 1
    丁寧さの段階を決める二つの軸はどれですか。
  3. 設問 2
    先生に推薦書を来週までに書いてもらいたいときの補いはどれですか。
  4. 設問 3
    前置きの数として適切なのはどれですか。
  5. 設問 4
    先輩に土曜の手伝いを断る正しい形はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。