LESSON 01

電話・手紙・メールの言葉

電話・手紙・メールの言葉:会話・面接・入試で使う

メールの作成、手紙の空欄補充、電話の応対の訂正、話し言葉から書き言葉への書き換えを入試形式で解き、電話・手紙・メールの組み立てを本番で使える形にまとめます。

電話・手紙・メールの言葉:会話・面接・入試で使う

このレッスンの役割

ここは「電話・手紙・メールの言葉」の出口です。三つの手段の違い、四つの部分、四段階の手順、誤りの四つの型を、入試形式の問題で通して使います。

中心技能は、場面からメールを書き、手紙の空欄を埋め、電話の応対を直し、話し言葉を書き言葉に書き換えることです。目安時間は10分です。

入試でどう出るか

電話・手紙・メールは、四つの形で出ます。

  1. メールの作成:「次の場面で、先生に送るメールを書け」
  2. 手紙の空欄:「手紙の( )に入る語を答えよ」(頭語・結語・時候)
  3. 電話の訂正:「次の電話の応対で不適切な部分を直せ」
  4. 書き換え:「──線部を書き言葉に直せ」

総合問題

問1

次の場面で、先生に送るメールの件名と本文を書きなさい。 「来週の面接練習の日程を、先生に確認したい。自分は火曜日と木曜日の放課後が空いている。」

問2

次の手紙の( )に入る語を答えなさい。 「( ① ) 秋冷の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。さて、( ② )は職場体験で大変お世話になりました。……今後ともよろしくお願いいたします。( ③ )」

問3

次の電話の応対で、不適切な部分を三か所直しなさい。 「①もしもし、明日の見学のことなんですけど、②集合って九時でしたっけ? ③はい、分かりました。じゃあ。」(生徒が見学先の担当者にかけた電話)

問4

次の──線部を書き言葉に直しなさい。 「①この前の説明会、②すごく参考になりました。③やっぱり御校で学びたいと思いました。」

答えと判断

問1

件名:面接練習の日程について(二年一組 田中) 本文:〇〇先生 お世話になっております。二年一組の田中です。来週の面接練習の日程について確認したく、ご連絡しました。私は火曜日と木曜日の放課後が空いております。ご都合のよい日をお知らせいただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。田中

問2

①拝啓 ②先日 ③敬具。「拝啓」と「敬具」の対、「さて」の後の「先日は」。

問3

①「もしもし、〇〇中学校の田中と申します。明日の見学の件でお電話しました。」(名乗りがない、話し言葉)。②「集合は九時でよろしいでしょうか。」(話し言葉)。③「承知しました。ありがとうございました。失礼いたします。」(結びの不備)。

問4

①先日の説明会 ②とても(大変) ③やはり。

誤答を診断する

誤答 型 戻るレッスン
問1で件名を「質問です」 件名の欠落(用件が分からない) 不自然な表現を直す(型②)
問1で「空いてます」 話し言葉の混入 不自然な表現を直す(型①)
問2③で「草々」 頭語と結語の不一致 不自然な表現を直す(型③)
問3③で「じゃあ」を残した 結びの不備 不自然な表現を直す(型④)

メールの組み立て表(問1)

部分 内容
件名 面接練習の日程について(二年一組 田中)
宛名 〇〇先生
挨拶 お世話になっております
名乗り 二年一組の田中です
用件 日程の確認+自分の都合
依頼 ご都合のよい日をお知らせいただけますでしょうか
結び お手数ですが、よろしくお願いいたします
署名 田中

答案で落とさないための確認

確認 見るもの
件名に用件と差出人があるか 〜について(〇〇)
冒頭に挨拶と名乗りがあるか お世話になっております。〇〇です
話し言葉が残っていないか 〜って、〜てる、この前、すごく
頭語と結語が対か 拝啓〜敬具
結びが定型か よろしくお願いいたします

よくある間違い

メールで自分の都合を書かずに相手に聞くだけ

「火曜と木曜が空いている」を添えると、相手は決めやすくなります。

電話で用件から話し始める

名乗り → 用件の予告 → 用件。

書き換えで「すごく」を「すごい」にする

形が変わっただけで話し言葉です。「とても」「大変」。

自分で説明しよう

確認1:メールの件名に入れる二つのもの

用件と差出人。

確認2:電話の冒頭で言う順序

名乗り → 用件の予告(〜の件でお電話しました)。

確認3:「この前」「すごく」「やっぱり」の書き言葉

先日、とても(大変)、やはり。

セクションの出口

場面からメールを件名つきで書き、手紙の頭語・結語を埋め、電話の名乗りと結びを直し、話し言葉を書き言葉に書き換えられたら完了です。

次のセクション「面接での言葉遣い」では、質問を正確に聞き、結論と理由を丁寧かつ自然な言葉で答える方法を扱います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:電話・手紙・メールを入試で使う

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    「( ① )秋冷の候、……さて、( ② )はお世話になりました。……( ③ )」に入る語はどれですか。
  2. 設問 1
    見学先にかけた電話「もしもし、明日の見学のことなんですけど」の直し方はどれですか。
  3. 設問 2
    電話の結び「はい、分かりました。じゃあ。」の直し方はどれですか。
  4. 設問 3
    「やっぱり御校で学びたい」の「やっぱり」の書き言葉はどれですか。
  5. 設問 4
    日程を確認するメールで、相手が決めやすくなるように添えるものはどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。