LESSON 01

依頼・質問・断り方

依頼・質問・断り方:会話・面接・入試で使う

場面に合う依頼文の作成、質問の言い換え、断りの文の修正、面接での質問の仕方を入試形式で解き、依頼・質問・断りの組み立てを本番で使える形にまとめます。

依頼・質問・断り方:会話・面接・入試で使う

このレッスンの役割

ここは「依頼・質問・断り方」の出口です。二部構成、定型、四段階の手順、誤りの四つの型を、会話・面接・入試形式の問題で通して使います。

中心技能は、場面に合う依頼文を作り、質問を丁寧に言い換え、曖昧な断りを直し、面接で質問を正しくすることです。目安時間は10分です。

入試でどう出るか

依頼・質問・断りは、三つの形で出ます。

  1. 作文:「次の場面で、先生に依頼する文を書け」
  2. 言い換え:「──線部を、相手に配慮した言い方に直せ」
  3. 選択:「断りの言葉として最も適切なものを選べ」

総合問題

問1

次の場面で、先生に依頼する文を、前置き・本文・補いをそろえて書きなさい。 「文化祭の展示に使うため、先生が持っている写真を借りたい。来週の月曜日に必要。」

問2

次の──線部を、面接官に配慮した言い方に直しなさい。 「①質問いいですか。②部活の見学って、いつできますか。」

問3

先輩から「日曜の大会の応援に来てほしい」と頼まれたが、塾の模試で行けない。断りの言葉として最も適切なものを選びなさい。 ア ちょっと日曜は無理っぽいです。 イ 考えておきます。 ウ 申し訳ありませんが、日曜は塾の模試があって伺えません。来週の練習試合には必ず応援に行きます。 エ 日曜ですか…。模試が…。

問4

次の依頼文の誤りを直しなさい。(生徒がお世話になった外部講師へのメール) 「先生、お忙しいところ恐れ入りますが、お手数ですが、もしよろしければ、この前の講演の資料、ください。」

答えと判断

問1

例:「先生、お忙しいところ恐れ入りますが、文化祭の展示に使いたいので、先生がお持ちの写真をお借りできないでしょうか。来週の月曜日に必要なのですが、お願いできますでしょうか。」前置き(恐れ入りますが)、理由(展示に使いたい)、本文(お借りできないでしょうか)、期限(月曜日)。

問2

①「一つお聞きしてもよろしいでしょうか。」②「部活動の見学は、いつ可能でしょうか。」「〜って」「できますか」を「〜は、〜でしょうか」に。

問3

ウ。お詫び+理由+明確な断り+代案。アは不足、イは断りになっていない、エは本文がない。

問4

「先生、お忙しいところ恐れ入りますが、先日の講演の資料をいただけないでしょうか。」前置きの重ね(恐れ入りますが、お手数ですが、もしよろしければ)を一つに、「ください」(命令に近い)を「いただけないでしょうか」に、「この前」を「先日」に。

誤答を診断する

誤答 型 戻るレッスン
問1で期限を書かなかった 補いの省略 動作主と向きで選ぶ(段階4)
問2で「見学はいつできますか」 丁寧さの不足(「でしょうか」) 人物関係と働きをつかむ
問3でイ 断りの曖昧さ 不自然な表現を直す(型③)
問4で「ください」を残した 命令に近い依頼 不自然な表現を直す(型②)

依頼文の組み立て表(問1)

部分 内容
呼びかけ 先生、
前置き お忙しいところ恐れ入りますが、
理由 文化祭の展示に使いたいので、
本文 写真をお借りできないでしょうか。
補い(期限) 来週の月曜日に必要なのですが、お願いできますでしょうか。

答案で落とさないための確認

確認 見るもの
本文(〜していただけますか)があるか 前置きだけで終わっていない
丁寧さは相手と負担に合うか 目上・大 → いただけないでしょうか
断りは、お詫び+断り+代案か 曖昧にしていない
前置きは一つか 重ねていない
話し言葉(〜って、この前)を直したか 〜は、先日

よくある間違い

作文で理由ばかり書いて本文を忘れる

採点は本文の有無を見ます。「〜していただけないでしょうか」を必ず入れます。

面接の質問を「〜ですか」で言う

「〜でしょうか」のほうが柔らかく、面接向きです。

メールで前置きを重ねて丁寧にしたつもりになる

一つで十分。重ねると本文が遠くなります。

自分で説明しよう

確認1:依頼文に必ず入れる四つの部分

前置き、理由、本文、補い(期限)。

確認2:面接で質問するときの前置き

「一つお聞きしてもよろしいでしょうか。」

確認3:断りの最も適切な形の構造

お詫び+理由+明確な断り+代案。

セクションの出口

場面に合う依頼文を四つの部分で書き、質問を「〜でしょうか」で言い換え、断りをお詫び+断り+代案で直し、面接で質問を正しくできたら完了です。

次のセクション「電話・手紙・メールの言葉」では、話し言葉と書き言葉の違いと、挨拶から結びまでの組み立てを扱います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。

UNDERSTANDING CHECK

理解チェック:依頼・質問・断りを入試で使う

70% 合格ライン
  1. 設問 0
    先生への依頼文に必ず入れる四つの部分はどれですか。
  2. 設問 1
    面接で「質問いいですか」を直したものはどれですか。
  3. 設問 2
    「部活の見学って、いつできますか」を面接官に配慮した言い方に直したものはどれですか。
  4. 設問 3
    先輩からの応援の依頼を断る言葉として最も適切なものはどれですか。
  5. 設問 4
    メール「お忙しいところ恐れ入りますが、お手数ですが、もしよろしければ、この前の資料、ください」の直し方はどれですか。

まずは自分で選んでみましょう。採点・学習履歴への記録は、回答APIとの連携時に追加します。