中心動詞の後ろの目的語の席を見つけよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、物の名詞と動作を表すto不定詞が同じ目的語の席へ入ることを確認しました。今回は、文の骨組みを取り出し、どのto不定詞が中心動詞の「何を」に答えるかを判定します。
目標は、中心動詞、問い、答えの三段階で目的語の席を特定し、目的を表すto不定詞と区別できることです。次は、want・hope・decideの後ろへ自分でto不定詞を置きます。
おすすめの学び方
文を左から訳す前に、中心動詞へ丸を付けます。その直後で「何を?」「何することを?」と問い、答えがto不定詞なら目的語の席です。
中心・問い・答えで判定する
まず骨組みを残す
Ken wants to play soccer.
to不定詞をいったん括弧に入れると、Ken wants [ ].という骨組みが見えます。空欄はwantの目的語の席です。
Ken wants [to play soccer].
「何を望む?」への答えなので名詞的用法です。
目的を表す形と比べる
Ken went to the park to play soccer.
中心wentへ「何を行った?」とは問いません。to play soccerは、「何のために公園へ行った?」への答えです。目的語ではなくwentの目的を説明します。
| 文 | 中心への問い | to不定詞の役割 |
|---|---|---|
| Ken wants to play. | 何を望む? | 目的語 |
| Ken went out to play. | 何のために出た? | 目的の説明 |
例題:似た二文を判定する
次の二文のto read the bookを比べます。
Aya decided to read the book.Aya went to the library to read the book.
一文目は「何を決めた?」への答えなので目的語です。二文目は「何のために図書館へ行った?」への答えなので目的を説明します。
意味だけでなく位置を見る
I hope to see you again.
hopeの後ろの空欄へto see you againが入り、望む内容を表します。「あなたにまた会うことを望む」という構造です。
I was happy to see you again.
happyは感情です。to see you againは「なぜうれしかったか」を説明し、目的語ではありません。
よくある間違い
日本語に「〜すること」と入れられるかだけで判断すると、無理な訳になることがあります。中心動詞と空欄の席を確認するほうが安定します。
また、to不定詞の直前の単語だけを見ず、文の中心が何かを先に確定します。
自分で確かめよう
確認1:We plan to visit Nara.のto visit Naraは何への答えですか。
planへ「何を計画する?」と問う答えで、目的語の席です。確認2:We went to Nara to visit a temple.のto visit a templeは目的語ですか。
いいえ。「寺を訪れるために」とwentの目的を説明します。確認3:I was surprised to hear the news.が名詞的用法でない理由は何ですか。
to hear the newsはsurprisedの「なぜ驚いたか」を説明し、中心動詞の目的語の席ではないからです。まとめと次の一歩
名詞的用法は、中心動詞を見つけ、「何を?」と問い、その答えになるto不定詞のまとまりです。目的や感情の理由を表す形とは、問いと文中の席で区別します。
次は、want・hope・decideの意味に合わせ、自分で目的語となるto不定詞を作ります。
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