LESSON 01

to不定詞の名詞的用法

中心動詞の後ろの目的語の席を見つけよう

中心動詞へ何をと問い、to不定詞が目的語の席を埋める文を識別する

中心動詞の後ろの目的語の席を見つけよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、物の名詞と動作を表すto不定詞が同じ目的語の席へ入ることを確認しました。今回は、文の骨組みを取り出し、どのto不定詞が中心動詞の「何を」に答えるかを判定します。

目標は、中心動詞、問い、答えの三段階で目的語の席を特定し、目的を表すto不定詞と区別できることです。次は、want・hope・decideの後ろへ自分でto不定詞を置きます。

おすすめの学び方

文を左から訳す前に、中心動詞へ丸を付けます。その直後で「何を?」「何することを?」と問い、答えがto不定詞なら目的語の席です。

中心・問い・答えで判定する

中心動詞から何をと問いto不定詞の目的語を見つける図 Aya decided to study Englishで、中心動詞decidedへ何を決めたと問い、to study Englishが答えになるので目的語の席だと判断する。 三段階で目的語を見つける 1 中心動詞decided 2 問う何を決めた? 3 答えto study English Aya decided [to study English]. 答えになるまとまり全体が目的語

まず骨組みを残す

Ken wants to play soccer.

to不定詞をいったん括弧に入れると、Ken wants [ ].という骨組みが見えます。空欄はwantの目的語の席です。

Ken wants [to play soccer].

「何を望む?」への答えなので名詞的用法です。

目的を表す形と比べる

Ken went to the park to play soccer.

中心wentへ「何を行った?」とは問いません。to play soccerは、「何のために公園へ行った?」への答えです。目的語ではなくwentの目的を説明します。

文 中心への問い to不定詞の役割
Ken wants to play. 何を望む? 目的語
Ken went out to play. 何のために出た? 目的の説明

例題:似た二文を判定する

次の二文のto read the bookを比べます。

  1. Aya decided to read the book.
  2. Aya went to the library to read the book.

一文目は「何を決めた?」への答えなので目的語です。二文目は「何のために図書館へ行った?」への答えなので目的を説明します。

意味だけでなく位置を見る

I hope to see you again.

hopeの後ろの空欄へto see you againが入り、望む内容を表します。「あなたにまた会うことを望む」という構造です。

I was happy to see you again.

happyは感情です。to see you againは「なぜうれしかったか」を説明し、目的語ではありません。

よくある間違い

日本語に「〜すること」と入れられるかだけで判断すると、無理な訳になることがあります。中心動詞と空欄の席を確認するほうが安定します。

また、to不定詞の直前の単語だけを見ず、文の中心が何かを先に確定します。

自分で確かめよう

確認1:We plan to visit Nara.のto visit Naraは何への答えですか。planへ「何を計画する?」と問う答えで、目的語の席です。
確認2:We went to Nara to visit a temple.のto visit a templeは目的語ですか。いいえ。「寺を訪れるために」とwentの目的を説明します。
確認3:I was surprised to hear the news.が名詞的用法でない理由は何ですか。to hear the newsはsurprisedの「なぜ驚いたか」を説明し、中心動詞の目的語の席ではないからです。

まとめと次の一歩

名詞的用法は、中心動詞を見つけ、「何を?」と問い、その答えになるto不定詞のまとまりです。目的や感情の理由を表す形とは、問いと文中の席で区別します。

次は、want・hope・decideの意味に合わせ、自分で目的語となるto不定詞を作ります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。