LESSON 01

近世社会と幕藩体制入試総合

年表から統一・幕府・改革・危機を復元しよう

近世史を六つの時期へ区切り、出来事の前後と同時代の世界を手がかりに並べ替え問題を解きます。

このレッスンの役割

前のレッスンで資料の分類方法を学びました。ここでは年表に集中します。

中心技能は、年号をすべて丸暗記せず、六つの時期の骨組みへ出来事を置き、前後関係を復元することです。

六つの時期の骨組み

時期 中心となる変化 代表的な手がかり
16世紀半ば 世界交易と伝来 鉄砲、キリスト教
16世紀後半 織豊統一 楽市・楽座、検地、刀狩
17世紀前半 幕府成立と制度化 関ヶ原、幕府、武家諸法度、鎖国形成
17世紀後半〜18世紀初め 経済・元禄文化 新田、三都、西鶴・芭蕉・近松
18世紀 財政改革 享保、田沼、寛政
19世紀前半 化政文化と内外の危機 北斎、天保飢饉、外国船、天保改革

最初にどの箱かを判断し、箱の中で順番を決めます。

絶対に押さえる基準年

  • 1543年:鉄砲伝来
  • 1549年:キリスト教伝来
  • 1600年:関ヶ原の戦い
  • 1603年:江戸幕府成立
  • 1630年代:海外渡航・来航の制限が進む
  • 1716年:吉宗が8代将軍となる
  • 1787年:寛政の改革が始まる
  • 1837年:大塩の乱・モリソン号事件
  • 1841年:天保の改革が始まる
  • 1842年:薪水給与令

すべての年を覚えるより、基準年との前後で考えます。

並べ替え例

問題:刀狩、武家諸法度、寛政の改革、異国船打払令を古い順に並べなさい。

  1. 刀狩は秀吉の統一政策
  2. 武家諸法度は江戸幕府の大名統制
  3. 寛政の改革は18世紀末
  4. 異国船打払令は外国船が増えた19世紀

答え:刀狩→武家諸法度→寛政の改革→異国船打払令

年号を全部知らなくても、時代箱で解けます。

同時代の世界と結ぶ

鉄砲・キリスト教伝来は大航海時代、鎖国体制はヨーロッパ勢力とキリスト教への警戒、外国船接近は産業革命後の欧米進出と関係します。

日本史だけの列と世界史だけの列に分けず、海を通じた接続を見ます。

よくある間違い

文化人物を年号だけで無理に一点へ置くと混乱します。活動期間には幅があります。「元禄期」「18世紀末」「19世紀前半」のまとまりで判断します。

自分で確かめよう

確認1:太閤検地と武家諸法度はどちらが先ですか秀吉の太閤検地が先で、江戸幕府の武家諸法度が後です。
確認2:享保・寛政・天保の改革を古い順に言えますか享保の改革→寛政の改革→天保の改革です。
確認3:1837年の国内外の二事件は何ですか国内の大塩平八郎の乱と、対外関係のモリソン号事件です。

次は地図を使い、四つの窓口、三都、街道、海運、産業地域を読み分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。