LESSON 01

違憲審査制と人権保障

違憲審査は何を憲法と比べるのか

法律・命令・規則・処分を憲法に照らし、人権と立憲主義を守る仕組みを学びます。

このレッスンの役割

司法独立と裁判参加を学んだので、ここから裁判所が他の国家権力を憲法から点検する違憲審査へ進みます。

今日の問い

国会が多数決でつくった法律でも、裁判所が憲法に反すると判断できるのはなぜでしょうか。

基本をつかもう

憲法第81条は、最高裁判所を終審裁判所として、法律・命令・規則・処分が憲法に適合するかを決定する権限を定めます。憲法が最高法規であり、多数決でも侵せない基本的人権を守るためです。

三段階で確認

違憲審査は何を憲法と比べるのかの確認手順争われる法令・処分を特定、関係する憲法条文、目的・手段・権利影響を比較 争われる法令・処分を特定 関係する憲法条文 目的・手段・権利影響を比較

違憲審査権は最高裁だけでなく下級裁判所も具体的事件の審理で行使できます。最高裁が終審として最終判断を行う点を区別します。

具体例

特定の思想を持つ人だけ公務員試験を受けられない法律なら、思想・良心の自由や法の下の平等との適合性を審査します。

よくある誤解

最高裁判所だけが違憲審査を行い、下級裁判所は憲法を判断できないと考えることです。

理解チェック

  1. 第81条の審査対象を四つ言えますか。
  2. 違憲審査が人権を守るのはなぜですか。
  3. 下級裁判所と最高裁の違いは何ですか。

次は、具体的事件の中で違憲審査が始まる流れを学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。