LESSON 01

なぜ三権を分けるのか

権力集中はなぜ危険なのか

ルール作成・実行・裁判を同じ人が独占する危険から、三権分立の必要を考えます。

このレッスンの役割

違憲審査で司法が立法・行政を点検することを学びました。ここから三権分立の全体像へ広げます。

今日の問い

法律をつくる人が、逮捕し、有罪かどうかまで一人で決めたら何が起きるでしょうか。

基本をつかもう

国家は法律をつくり、実施し、強制し、争いを裁く大きな力を持ちます。これらが一か所に集中すると、自分に都合のよい法をつくり、反対者を処罰し、その正しさも自分で判断できてしまいます。

三段階で確認

権力集中はなぜ危険なのかの確認手順国家権力の三作用を特定、同じ主体への集中を想定、分離・相互点検へ設計 国家権力の三作用を特定 同じ主体への集中を想定 分離・相互点検へ設計

三権分立は、立法を国会、行政を内閣、司法を裁判所へ分け、互いに抑制・均衡させます。単に仕事を効率的に分担するだけでなく、自由と人権を守る仕組みです。

具体例

市長が自分を批判する記事を禁止する条例を一人でつくり、警察に処罰させ、自ら有罪判決を出せるなら救済の道がありません。

よくある誤解

三権分立は役所の仕事を三部署に分ける効率化だと考えることです。権力乱用を防ぐ目的が中心です。

理解チェック

  1. 国家権力の三作用は何ですか。
  2. 集中するとどんな連鎖が起きますか。
  3. 三権分立の最終目的は何ですか。

次は、国会・内閣・裁判所の中心的役割を整理します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。