目的に合う世界地図を選ぼう
このレッスンの役割
地図では面積・形・距離・方位を同時に完全には正しく表せないと学びました。今回は「何を知りたいか」から、使う地図を選びます。
地図は目的を持った表現
同じ世界でも、地図の作り方によって見え方が変わります。
| 調べたいこと | 重視する性質 |
|---|---|
| 国や大陸の面積を比べる | 面積 |
| 航海で進む方向を考える | 方位や角度 |
| 大陸の形を比べる | 形 |
| ある国を中心に周辺を見る | 中心の位置 |
| 二地点の最短経路を考える | 球面上の距離 |
面積比較に、方位を重視した地図を使うと、高緯度の地域を大きく見積もるおそれがあります。地図の名前を暗記する前に、何が正しく表され、何がゆがむかを確かめます。
選ぶ手順
- 問いが面積・形・距離・方位のどれかを確認する
- 地図の説明や凡例を読む
- 目的と地図の長所が合うか判断する
- 必要なら地球儀や統計資料と組み合わせる
よくある誤りは、一枚の地図だけで結論を出すことです。人口密度を考えるなら、面積だけでなく人口統計も必要です。地図は他の資料と組み合わせることで力を発揮します。
理解チェック
- 国土面積を比べるとき、何を正しく表す地図が必要ですか。
- 世界地図で最短経路を判断しにくいとき、何を使いますか。
- 一枚の地図だけで人口密度を判断できないのはなぜですか。
答え:1. 面積。2. 地球儀など球面を保つ表現。3. 人口の数値も必要だから。
次へ
次は、地図に込められた記号・色・凡例から情報を読み取ります。
操作を図で確かめる
目的に合う地図を選ぶ力は、資料問題で作成者の意図と制約を読む力につながります。
問いを面積・形・距離・方位・見やすさに分け、最優先の性質と許容できるゆがみを決めて地図を選びます。
誤解を自分で診断する
唯一の正しい世界地図があると思わず、中心や投影法による見え方も説明します。
- 使った基準と単位を言葉で説明できますか。
- 別の地図や数値でも同じ手順を再現できますか。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。