LESSON 01

提案を効果と負担で比べる

効果・費用・公平性で比較

評価表で優先順位とトレードオフを示す正確な資料化を練習する。

このレッスンの役割

このレッスンでは、実現性・環境・将来影響まで評価することを中心技能にします。前の導入で見つけた疑問を、他の人が同じ方法で確かめられる調査へ変えます。次のレッスンでは、ここで作った資料や判断を使い、原因分析や提案へ進みます。

調査は答えを探す手順

良い調査は、初めから正解を証明する作業ではありません。問いを明確にし、必要な資料を集め、予想と違う結果も記録し、どこまで言えるかを判断します。

  1. 問いを場所・時期・対象・比較の形にする。
  2. 仮説と、それを確かめる資料を対応させる。
  3. 評価表で優先順位とトレードオフを示す。
  4. 結果と解釈を分け、別の原因も検討する。
  5. 結論の範囲と調査の限界を書く。
効果・費用・公平性で比較の調査サイクル問い、計画、収集、整理分析、結論提案を進み、限界から問いへ戻る循環 問い何を確かめる 計画安全・方法 収集事実を記録 整理・分析比較・因果 結論提案 限界・新しい疑問を次の問いへ戻す

根拠を正確に扱う

地図・統計・観察・聞き取りは、それぞれ得意なことと限界が違います。地図は位置関係、統計は量や変化、観察は現場の具体、聞き取りは経験や理由を示します。複数方法で同じ傾向が確かめられるかを見ます。

結論は「調査した範囲では〜が見られた。資料AとBから〜が理由の一つと考えられる。ただし〜は確認できていない」と書きます。限界を書くことは弱さではなく、主張の正確な範囲を示す力です。

よくある誤解

注意するのは、最も効果が大きい案が常に最善ことです。自分の予想に合う例だけを選ばず、合わない結果も残します。回答者が少ない、資料年が違う、観察時間が限られるなどの偏りを明記します。

  • 問いと資料が対応していますか。
  • 事実と解釈を分けていますか。
  • 別の原因を一つ検討しましたか。
  • 関係者の異なる立場を比べましたか。
  • 提案を効果・費用・公平性・将来影響で評価しましたか。
  • 調査の限界と次の問いを書けますか。

迷った段階が次の改善点です。調査サイクルのどこへ戻るべきかを自分で選びましょう。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。