LESSON 01

聞き取り・アンケートを行う

聞き取り・アンケートを行う

偏りを抑えた質問を作り、同意・回答者・件数の限界を記録する。

聞き取り・アンケートを行う

このレッスンの役割

「地域調査と地球的課題」の6/15です。偏りを抑えた質問を作り、同意・回答者・件数の限界を記録する。 このコースでは、正解を覚えるのではなく、根拠から確かめられる調査技能を一つずつ完成させます。

今回の調査技能

段階 実行すること
1 答えを誘導しない中立的な質問にする
2 調査目的と利用方法を説明し同意を得る
3 回答者の範囲と件数から、一般化できる範囲を考える

手順を使う

まず調査の問いを一文で書きます。次に、各段階で必要な記録や資料を決めます。実行後は「分かったこと」「まだ分からないこと」「次に確かめること」を分けます。

社会の調査では、事実と意見、結果と原因を混ぜないことが重要です。地図・統計・観察・聞き取りは、それぞれ見える範囲と限界が違います。

よくある間違い

少数の回答を町全体の意見として断定する。

問い、方法、資料、結論が一本につながっているかを見直すと修正できます。

理解チェック
  1. 表の手順を、実行する順番で言い直してください。
  2. 今回の技能で残すべき記録を一つ挙げてください。
  3. 典型的な偏りや限界を一つ説明してください。
  4. 次の調査段階へ渡す情報は何ですか。

次へ

次は今回の記録を受け取り、調査を一段進めます。

調査の一段階として理解する

この導入の中心は「聞き取りとアンケート」です。地域調査は、問い、計画、収集、整理、分析、提案の一連の手順です。今いる段階で何を決め、次の段階へ何を渡すのかを明確にします。

聞き取りとアンケートを含む調査の流れ問いから計画、資料収集、分析、結論提案へ進み、限界から問いへ戻る図 問い・計画何をどう調べる 収集・記録事実を残す 整理・分析比較と因果 結論・提案限界も示す

この段階では、質問・対象・件数・同意を記録する。資料は多ければよいのではなく、問いに答えるために必要かで選びます。地図・統計・観察・聞き取りには異なる強みと限界があるので、複数の方法で確かめます。

結論は「調査した範囲では〜が見られた。資料AとBから〜が理由の一つと考えられる。ただし〜は確認できていない」と書きます。限界は調査の弱さではなく、主張がどこまで成り立つかを示す情報です。

誤解を診断する

注意するのは、少人数を全住民の意見とすることです。予想に合う資料だけを残さず、合わない結果も記録します。相関と因果、事実と解釈、地域全体と調査範囲を分けましょう。

  • 問いと調査方法が対応していますか。
  • 事実と解釈を別々に書けますか。
  • 資料の年・単位・対象範囲を確認しましたか。
  • 別の原因と別の立場を一つずつ検討しましたか。
  • 提案の効果と負担を比較しましたか。
  • 限界と次の問いを示せますか。

迷ったときは、調査サイクルのどの段階へ戻るべきかを判断してください。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。