LESSON 01

累進課税と公平な負担

水平的公平と垂直的公平

同じ能力には同じ負担、異なる能力には異なる負担という考え方を学びます。

このレッスンの役割

公平という言葉を二つに分け、控除や累進性を評価します。

今日の問い

同じ所得なら、家族状況が違っても必ず同じ税額が公平でしょうか。

基本をつかむ

同じ負担能力の人が同じように負担することを水平的公平、負担能力が異なる人がその差に応じて負担することを垂直的公平といいます。何を同じ能力と見るかに、所得・家族・医療費などの判断が入ります。

水平的公平と垂直的公平の思考手順学習内容を三段階で整理した図1比較する人の所得や状況をそろえる2同じ能力の扱いと異なる能力の差を確認…3控除や税率が公平・簡素へ与える影響を…

考える順序

  1. 比較する人の所得や状況をそろえる
  2. 同じ能力の扱いと異なる能力の差を確認する
  3. 控除や税率が公平・簡素へ与える影響を評価する

例で確かめる

同じ年収でも大きな医療費を負担した世帯の支払能力は同じか、という問いが控除制度の議論につながります。

よくある誤解

水平は同額、垂直は高所得者だけ、という用語暗記にしないこと。基準となる負担能力を説明します。

自分で説明できるか確認

  • 二つの公平を自分の例で説明できますか。
  • 控除が公平と簡素へ与える反対方向の影響を言えますか。

次へのつながり

次は、複数の税を組み合わせる税制全体を評価します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。