LESSON 01

公債と将来世代

将来世代への負担と資産

借金だけでなく、残る公共資産・教育・環境も含めて世代間公平を考えます。

このレッスンの役割

国債を現在対未来の単純対立にせず、引き継ぐもの全体を評価します。

今日の問い

将来世代へ国債残高を残すことと、何も整備しないことのどちらが公平でしょうか。

基本をつかむ

将来世代は国債の元利払いだけでなく、道路・防災施設・教育成果・技術・環境状態・経済力も引き継ぎます。支出が将来の便益や生産力を高めるか、維持費を含めて価値があるかを比べます。

将来世代への負担と資産の思考手順学習内容を三段階で整理した図1将来へ残る債務・資産・便益を列挙する2世代ごとの税負担と利用利益を考える3不確実性と意思決定へ参加できない将来…

考える順序

  1. 将来へ残る債務・資産・便益を列挙する
  2. 世代ごとの税負担と利用利益を考える
  3. 不確実性と意思決定へ参加できない将来世代を配慮する

例で確かめる

老朽施設を先送りすると国債を増やさなくても、将来に高い修繕費と災害リスクを残す場合があります。

よくある誤解

国債で行う支出はすべて投資、税で行う支出はすべて消費と決めないこと。支出内容と成果で評価します。

自分で説明できるか確認

  • 将来世代へ残る負担と資産を三つずつ挙げられますか。
  • 世代間公平を支出内容から説明できますか。

次へのつながり

次は、財政の持続可能性を複数指標で評価します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。