LESSON 01

価格だけでは解決できない問題

みんなで使う公共財

非排除性と非競合性から、市場で供給しにくい理由を学びます。

このレッスンの役割

個人ごとの料金徴収が難しい財やサービスの仕組みを理解します。

今日の問い

街灯の光を使った人一人ずつから料金を取れるでしょうか。

基本をつかむ

代金を払わない人を利用から排除しにくく、一人が利用しても他の人の利用を大きく減らさない性質をもつものを公共財と呼びます。典型例では、ただ乗りが起こりやすく、市場だけでは必要量が供給されにくくなります。

みんなで使う公共財の思考手順三段階の考え方を左から右へ示す図1利用者を料金で排除できるか考える2一人の利用が他人の利用を減らすか考え…3民間だけで費用を回収できるか確かめる

考える順序

  1. 利用者を料金で排除できるか考える
  2. 一人の利用が他人の利用を減らすか考える
  3. 民間だけで費用を回収できるか確かめる

例で確かめる

地域の防災情報は、受け取る人が増えても他の人の情報が減りにくく、対象地域の住民を一人ずつ排除するのも難しい性質があります。

よくある誤解

国や自治体が提供するものをすべて公共財と呼ぶわけではありません。公共交通や水道には、混雑や料金による排除があり、性質は程度で考えます。

自分で説明できるか確認

  • 非排除性と非競合性を自分の言葉で説明できますか。
  • ただ乗りが供給不足につながる理由を言えますか。

次へのつながり

次は、政府が問題へ対応するときの手段と副作用を比べます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。