LESSON 01

景気・物価・雇用のつながり

雇用・賃金と景気

労働需要・失業・賃金を、企業の生産判断と結びます。

このレッスンの役割

景気の変化が働く人へ届く経路と、統計の読み方を学びます。

今日の問い

景気が回復したら、失業率はすぐ同じ時点で下がるでしょうか。

基本をつかむ

企業は生産を増やす見込みがあると雇用を増やしやすく、需要が弱いと採用や労働時間を抑える場合があります。ただし採用・訓練には時間がかかり、人口構成や働き方も影響するため、景気と雇用は同時に同じ幅では動きません。

雇用・賃金と景気の思考手順学習内容を三段階で整理した図1企業の生産・利益見通しを確認する2労働需要と雇用者数・労働時間を分ける3賃金・物価・実質所得への影響をたどる

考える順序

  1. 企業の生産・利益見通しを確認する
  2. 労働需要と雇用者数・労働時間を分ける
  3. 賃金・物価・実質所得への影響をたどる

例で確かめる

受注が増えても企業はまず残業や設備稼働で対応し、その後に採用する場合があります。このため雇用指標は遅れて動くことがあります。

よくある誤解

失業率低下だけで雇用状況が全面的に改善したと決めないこと。就業率、労働時間、賃金、求職を諦めた人なども見ます。

自分で説明できるか確認

  • 企業の需要から雇用へ至る経路を説明できますか。
  • 雇用統計を複数見る理由を言えますか。

次へのつながり

次は、景気・物価・雇用の複数資料を統合して政策を考えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。