LESSON 01

価格だけでは解決できない問題

市場の限界にどう対応するか

規制・課税・補助・情報提供を、目的と副作用から比べます。

このレッスンの役割

外部性・公共財・情報差への対策を、政策判断としてまとめます。

今日の問い

問題があるとき、政府はどの手段を選べばよいでしょうか。

基本をつかむ

政府は、安全基準などの規制、負担を価格に反映させる課税、望ましい活動への補助、表示制度や教育による情報提供、公共サービスの供給などを行います。どの手段にも費用や副作用があるため、目的と効果を比べます。

市場の限界にどう対応するかの思考手順三段階の考え方を左から右へ示す図1市場で起きている問題を特定する2対策が誰の行動をどう変えるか考える3効果・費用・公平性・予想外の影響を比…

考える順序

  1. 市場で起きている問題を特定する
  2. 対策が誰の行動をどう変えるか考える
  3. 効果・費用・公平性・予想外の影響を比べる

例で確かめる

環境負荷を下げるため、排出基準で上限を定める方法と、排出量に応じて負担させる方法では、確実性や企業の工夫の余地が異なります。

よくある誤解

政府が行えば必ず成功するとは限りません。情報不足、行政費用、制度の抜け道など政府側の限界も検討します。

自分で説明できるか確認

  • 外部不経済への対策を二つ挙げ、違いを説明できますか。
  • 政策を評価する四つの観点を言えますか。

次へのつながり

次のセクションでは、情報力に差がある消費者と事業者の関係を詳しく学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。