このレッスンの役割
国会の地位を学んだので、今回は立法の中心が国会に置かれる理由と、行政の命令との違いを考えます。
今日の問い
内閣や省庁も規則を作るのに、なぜ国会が唯一の立法機関なのでしょうか。
基本をつかもう
立法とは、国民の権利・義務に関わる一般的なルールである法律をつくることです。法律は国民代表の国会で審議・議決します。内閣の政令や省庁の規則は、憲法と法律の範囲内で、法律を実施するために定めます。
三段階で整理
行政へ細かな基準づくりを委ねる場合も、目的・範囲の根拠は法律に必要です。行政が法律を超えて新しい義務や罰則を自由に設けると、国民代表の審議を通らない権力行使になります。
具体例
新しい感染症対策で店舗へ義務を課すなら、法律で目的・対象・制限を定め、その委任の範囲で政令が細部を定めます。
よくある誤解
政令や条例もルールだから、国会が唯一の立法機関という説明は誤りだと考えることです。法律と他の法規の権限・範囲を区別します。
理解チェック
- 立法とは何をつくる働きですか。
- 政令・省令は何に基づきますか。
- 行政への委任範囲が必要なのはなぜですか。
次は、国会の公開審議が多様な意見と少数者の権利をどう扱うかを学びます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。