このレッスンの役割
多数決の前提を学んだので、今回は多数派の決定にも限界があることを、立憲主義と基本的人権から考えます。
今日の問い
100人中99人が賛成すれば、残り1人の人権を奪ってよいのでしょうか。
基本をつかもう
民主政治では多数決を使いますが、基本的人権は多数派の好みだけで奪えません。少数意見には、見落とされた危険を示し、将来の社会変化で支持を得る可能性があります。
判断の流れ
少数者へ発言時間を保障する、反対理由を記録する、異議申立てを認める、一定期間後に見直すなどの仕組みがあります。多数派も将来は少数派になり得ます。
具体例
クラスの多数が一人の生徒だけ行事に参加させないと決めても、合理的理由のない排除は平等や個人の尊重に反します。参加条件を調整すべきです。
よくある誤解
少数意見を必ず採用しなければ尊重にならないと考えることです。意見を聴き、理由を検討し、権利を侵さず、決定理由を説明します。
理解チェック
- 多数決で奪えないものは何ですか。
- 少数意見を残す制度を三つ挙げられますか。
- 多数派も少数者保護から利益を得るのはなぜですか。
次は、投票の前に意見が変わり得る熟議の役割を学びます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。