このレッスンの役割
両院の性格の違いを学んだので、今回は意見が一致しない場合の衆議院の優越を理解します。
今日の問い
慎重な二院制なのに、なぜ一部の事項では衆議院の決定を強くするのでしょうか。
基本をつかもう
衆議院は任期が短く解散があり、民意をより反映しやすいと考えられるため、予算、条約承認、内閣総理大臣の指名で優越が認められます。法律案でも参議院が否決した場合などに、衆議院が出席議員の3分の2以上で再可決すれば成立します。
三段階で整理
予算は衆議院先議です。予算・条約は一定期間、首相指名はより短い一定期間、参議院が議決しない場合にも衆議院の議決が国会の議決となる仕組みがあります。設問では日数や条件を資料・条文で確認します。
具体例
法律案を衆議院の単純過半数だけで再可決できる、という説明は誤りです。出席議員の3分の2以上が必要です。
よくある誤解
衆議院の優越は、すべての議案で参議院を無視できる制度だと考えることです。事項ごとに条件が違います。
理解チェック
- 衆議院の優越が認められる主な事項を四つ挙げられますか。
- 法律案の再可決に必要な割合は何ですか。
- 優越の理由を任期と解散から説明できますか。
次は、参議院の独自の役割と衆議院解散中の緊急集会を学びます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。