LESSON 01

選挙の四原則

普通選挙の広がりを歴史から読もう

納税額・性別・年齢による選挙権制限の変化から、普通選挙の意味を学びます。

このレッスンの役割

四原則の全体像を持ったので、まず普通選挙を歴史的に理解します。現在の制度を当たり前とせず、参加資格が広がった因果を資料から読みます。

今日の問い

日本では最初からすべての成人男女に選挙権があったのでしょうか。

基本をつかもう

1890年の最初の衆議院議員選挙では、直接国税を一定額以上納める25歳以上の男性などに限られました。1925年に25歳以上のすべての男性、1945年の法改正後の選挙から女性を含む20歳以上へ広がり、2016年から選挙権年齢は18歳以上となりました。

三段階で考える

普通選挙の広がりを歴史から読もうの考え方時期と資格条件を確認、拡大した対象を比較、社会運動・制度変化と結ぶ 時期と資格条件を確認 拡大した対象を比較 社会運動・制度変化と結ぶ

普通選挙は、財産・性別・身分などを理由に選挙権を不合理に制限しない考えです。年齢や国籍など現行の条件がまったくないという意味ではありません。

具体例

有権者数の増加グラフでは、人口増加だけでなく、1925年・1945年・2016年の制度変更を確認します。線が急増した時点と法改正を結びます。

よくある誤解

普通選挙は「全世界の誰でも日本の選挙に投票できる」制度だと考えることです。対象となる選挙と資格条件を確認します。

理解チェック

  1. 日本の選挙権拡大を三つの転換点で説明できますか。
  2. 普通選挙がなくそうとする制限は何ですか。
  3. 有権者数の急増を人口だけで説明できないのはなぜですか。

次は、一人一票でも地域によって票の価値が変わる問題を学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。