LESSON 01

社会権―人間らしく生きる保障

生存権と社会保障をつなげよう

健康で文化的な最低限度の生活と、社会保険・公的扶助などの制度を結びます。

このレッスンの役割

社会権の背景を学んだので、憲法第25条の生存権を、実際の社会保障制度と結びます。

今日の問い

「最低限度の生活」は、ただ命が続けばよいという意味なのでしょうか。

基本をつかもう

第25条は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を定め、国に社会福祉・社会保障・公衆衛生の向上と増進を求めます。食事と住居だけでなく、健康を保ち、社会の一員として生活できる条件を含む考えです。

三段階で考える

生存権と社会保障をつなげようの整理生活上のリスクを確認、対応する制度を特定、負担と給付の関係を考える 生活上のリスクを確認 対応する制度を特定 負担と給付の関係を考える

社会保障は、社会保険、公的扶助、社会福祉、公衆衛生などに整理されます。社会保険は保険料を出し合い、病気や老齢などに備えます。公的扶助は生活に困窮する人へ税を財源に最低生活を保障します。

具体例

病気で収入が減った人には、医療保険、傷病手当、生活保護など条件に応じた制度があります。一つの制度だけですべてを支えるのではなく、複数の安全網を組み合わせます。

よくある誤解

生存権から、誰でも同じ金額を無条件に受け取れると考えることです。権利の理念を、法律で定める対象・条件・給付の制度へ具体化します。

理解チェック

  1. 第25条の重要な表現を言えますか。
  2. 社会保障の四分野を挙げられますか。
  3. 社会保険と公的扶助の財源・対象の違いは何ですか。

次は、教育を受ける権利と保護者・国の役割を区別します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。