LESSON 01

基本的人権と個人の尊重

基本的人権は誰のものか

人が生まれながらに持つ権利として、基本的人権の性質と保障の意味を学びます。

このレッスンの役割

国民主権を学んだあと、人権の学習へ入る最初のレッスンです。権利の名前を覚える前に、誰がどのような理由で権利を持つのかを理解します。

今日の問い

基本的人権は、国から条件つきで与えられるごほうびなのでしょうか。

基本をつかもう

基本的人権は、人が人として生きるために必要で、生まれながらに持つ権利だと考えられます。日本国憲法第11条は、国民が基本的人権の享有を妨げられないこと、永久の権利として信託されたことを定めます。権力者の好意で与えたり取り上げたりするものではありません。

考える道筋

基本的人権は誰のものかの思考手順権利を持つ主体を確認、人間らしい生活と結ぶ、国家の保障義務を確認 権利を持つ主体を確認 人間らしい生活と結ぶ 国家の保障義務を確認

人権には、国家から不当に干渉されない自由だけでなく、教育や生活を支える制度を求める権利、政治に参加する権利、侵害時に救済を求める権利があります。種類は違っても、一人ひとりの尊厳を守る目的につながります。

具体例

ある人が政府に反対する意見を持っていても、そのことを理由に基本的人権を失うわけではありません。人気、成績、国への貢献度によって人権の有無を決めることもできません。

よくある誤解

「権利は責任を果たした人だけが持てる」と考えることです。責任ある行使は大切ですが、人権を持つこと自体の条件ではありません。

理解チェック

  1. 基本的人権は誰が、いつから持つと考えますか。
  2. 人権が国家からのごほうびではないのはなぜですか。
  3. 異なる種類の人権に共通する目的は何ですか。

次は、人権全体を支える「個人の尊重」という考えを憲法第13条から学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。