LESSON 01

公共の福祉と権利の調整

公共の福祉を入試事例で説明しよう

自由・安全・プライバシー・知る権利などの衝突を、根拠と代替案つきで記述します。

このレッスンの役割

このセクションの出口です。公共の福祉、四つの問い、必要最小限の点検を一つの答案に結びます。

今日の問い

権利制限に賛成・反対を述べるだけでなく、採点される理由説明を書くには何が必要でしょうか。

基本をつかもう

答案は、①衝突する二つの権利、②制限の目的、③手段と目的の関係、④より制限の小さい代替案、⑤結論の順に書きます。「公共の福祉のため」で終えず、誰のどんな権利をどう調整するかを示します。

判断の三段階

公共の福祉を入試事例で説明しようの考え方二つの権利と目的を書く、手段と代替案を比較、条件つき結論を示す 二つの権利と目的を書く 手段と代替案を比較 条件つき結論を示す

記述の型は「○○の自由と△△の権利が衝突する。□□という目的は重要だが、現在の手段は◇◇まで制限する。そこで、期間・対象を限定した☆☆により、双方をできるだけ保障すべきである」です。

具体例

災害時の避難者名簿公開では、安否確認という利益とプライバシーが衝突します。本人の意思確認、閲覧者の限定、公開期間、要配慮情報の非表示などを組み合わせます。

よくある誤解

両論を一文ずつ書き、最後に「バランスが大切」とだけ結ぶことです。どの条件なら、どちらの不利益をどの程度減らせるかを具体化します。

理解チェック

  1. 入試記述の五つの要素を言えますか。
  2. 条件つき結論が単純な賛否よりよいのはなぜですか。
  3. 名簿公開で両方の権利を守る条件を二つ挙げられますか。

次のセクションでは、中学生自身が権利の主体であることを、学校・家庭・地域の事例から学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。