このレッスンの役割
前回は三大原則の違いを整理しました。今回は、違いを保ったまま、なぜ三つが一体となって憲法を支えるのかを考えます。
今日の問い
一つの原則だけが守られ、残り二つが弱い社会は、本当に民主的だと言えるでしょうか。
基本をつかもう
国民主権により国民が政治へ参加しても、表現の自由がなければ十分な情報や意見交換ができません。基本的人権が保障されても、戦争によって生命や生活が脅かされれば権利は実現しにくくなります。平和を保つ政策も、主権者である国民の判断と人権尊重を基礎にします。
三段階で整理
三原則は、①国民が政治の主人公となる、②その一人ひとりが尊重される、③生命と生活の基盤である平和を守る、という関係です。入試では「AがBを支える理由」を具体的に書けることが重要です。
具体例
政府を批判する表現が禁止された社会では、選挙があっても政策を比較しにくくなります。これは基本的人権の問題であると同時に、国民主権を十分に働かせるうえでの問題でもあります。
よくある誤解
三大原則には順位があり、一番重要なものだけ覚えればよいと考えることです。役割は異なりますが、相互に支え合います。
理解チェック
- 表現の自由が国民主権を支える理由は何ですか。
- 平和が人権保障の基盤になるのはなぜですか。
- 三原則の一つが欠けた例を、自分で説明できますか。
次は、具体的な社会問題がどの原則と関係するかを判断し、入試記述にまとめます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。