このレッスンの役割
個人の尊重を学んだ次に、憲法第14条の法の下の平等へ進みます。最初に、平等を「どんな場合も全員に同じ扱いをすること」と誤解しない土台をつくります。
今日の問い
年齢や必要に違いがある人にも、まったく同じ対応をすることが平等なのでしょうか。
基本をつかもう
法の下の平等は、合理的な理由のない差別的な扱いを許さない原則です。違いに関係なく同じ扱いをすることが公平な場合もあれば、実際の条件の違いに応じた支援が必要な場合もあります。大切なのは、区別の目的と基準に合理性があるかです。
考える道筋
憲法第14条は、人種、信条、性別、社会的身分、門地により、政治的・経済的・社会的関係で差別されないと定めます。列挙された理由以外なら差別してよいわけではありません。
具体例
運転免許に一定の年齢条件を設けることは、安全確保との関係を検討できます。一方、出身地だけを理由に公共施設の利用を断ることには、目的との合理的な関係を見いだしにくいでしょう。
よくある誤解
「扱いが違えば、すべて差別で憲法違反」と考えることです。違いの有無だけでなく、目的・基準・不利益の大きさを見ます。
理解チェック
- 法の下の平等を「不合理」という語で説明できますか。
- 第14条に示される差別理由を三つ挙げられますか。
- 合理的な区別と差別を分ける問いは何ですか。
次は、形式的に同じ扱いをする平等と、実際の機会を整える平等を比べます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。