このレッスンの役割
立憲主義を実際に働かせるには、憲法と他のルールの関係を理解する必要があります。今回は、憲法が最高法規であることを法の上下関係から捉えます。
今日の問い
法律と憲法が食い違うとき、どちらが優先されるのでしょうか。
基本をつかもう
日本国憲法第98条は、憲法が国の最高法規であり、憲法に反する法律・命令などは効力を持たないと定めます。国会がつくる法律、行政が定める政令や規則、自治体の条例は、それぞれ上位のルールに反してはなりません。
考える手順
上から、憲法、法律、命令・規則、条例などの関係を考えます。ただし、単に名前だけで判断せず、誰がどの権限に基づいて定めたかも確認します。最高法規性があるから、憲法は政治を評価する基準になります。
具体例で確かめよう
省庁の規則が、法律にない新しい罰則を勝手に設けたとします。行政の規則は法律に基づく必要があり、法律を超えて国民の権利を制限できません。さらに法律自体も憲法に適合しなければなりません。
よくある誤解
「新しくできた法律が古い憲法より優先される」と考えることです。通常の法律の新旧関係とは違い、憲法は最高法規として上位にあります。
理解チェック
- 憲法が最高法規であるとはどういう意味ですか。
- 下位のルールが上位のルールに反した場合はどうなりますか。
- 行政の規則が法律に基づく必要があるのはなぜですか。
次は、憲法に反する法律や処分を誰がどのように点検するかを学びます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。