このレッスンの役割
学校ルールの調整を学んだ次に、生命・安全・尊厳が脅かされる場面を扱います。被害者に解決の責任を負わせず、大人と制度がどう動くべきかを考えます。
今日の問い
被害を受けた子どもが「助けて」と言えなければ、周囲は何もしなくてよいのでしょうか。
基本をつかもう
子どもには暴力、虐待、いじめ、性的搾取などから守られる権利があります。恐怖や支配関係の中では本人が言葉にできないこともあるため、学校、家庭、自治体、相談機関には気づき、聴き、安全を確保する責任があります。
三段階で整理
相談では、まず安全を確保し、本人を責めずに話を聴きます。秘密を守ることは重要ですが、生命に差し迫った危険がある場合は、安全確保に必要な大人や機関へつなぐ必要があります。SNSの画像・メッセージは拡散せず、可能なら証拠を保存します。
具体例
クラスのグループで特定の生徒を繰り返し排除し、脅す投稿がある場合、「スマホを使った本人の責任」で終えません。画面記録を保存し、学校の相談担当や保護者等へつなぎ、投稿停止と本人の安全を優先します。
よくある誤解
相談は大ごとにする行為、証拠が完全にそろうまで誰にも話してはいけないと考えることです。疑いの段階でも安全な相談先へつながれます。
理解チェック
- 安全確保で本人の申告だけに頼れないのはなぜですか。
- 相談を受けた人が最初にすべきことは何ですか。
- ネット被害の証拠を扱うときの注意は何ですか。
次は、学び・意見・安全・差別防止を一つの身近な事例で統合します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。