このレッスンの役割
このセクションの出口です。三つの重要語を別々に暗記せず、権力を制限して権利を守る一連の仕組みとして説明します。
今日の問い
法律によって権利が制限された人は、憲法をどのように使って救済を求められるのでしょうか。
基本をつかもう
答案では、①国会や行政が権力を使う、②その行為が基本的人権に影響する、③最高法規である憲法を基準にする、④裁判所が具体的事件で違憲審査を行う、という流れをつなぎます。これが立憲主義を制度として説明する骨組みです。
考える手順
用語だけ並べず、「なぜその仕組みが必要か」を最後に加えます。多数決で成立した法律を含めて国家権力を憲法の下に置き、少数者を含む一人ひとりの権利を保障するため、と結びます。
具体例で確かめよう
国への批判を一律に禁止する法律を想定します。国会の立法でも、表現の自由への影響を憲法から点検します。処罰を受けた人が裁判で争えば、裁判所は法律が必要以上に表現を制限していないか審査します。
よくある誤解
「最高裁判所が最も強い国家機関だから、国会より上に立つ」と考えることです。各機関の役割は異なり、裁判所も憲法と法律に従って判断します。
理解チェック
- 三つの重要語を、権力から救済までの順に説明できますか。
- 用語だけでなく制度の目的を書くのはなぜですか。
- 裁判所が国会より『偉い』わけではない理由を言えますか。
次のセクションでは、日本国憲法の三大原則が、この立憲主義をどのような社会の方向へ導くかを学びます。
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