LESSON 01

自由権―国家から不当に干渉されない

経済活動の自由を事例で調整しよう

職業選択・居住移転・財産権を理解し、安全や福祉との調整を入試事例で考えます。

このレッスンの役割

このセクションの出口です。精神・身体に続く経済活動の自由を学び、自由権全体を事例に当てはめます。

今日の問い

職業や財産の自由は、なぜ安全や生活環境のために一定の規制を受けることがあるのでしょうか。

基本をつかもう

職業選択の自由、居住・移転の自由、財産権は、自分の生活基盤をつくるための権利です。一方、薬品販売の資格、建物の安全基準、土地利用の規制など、生命・健康・環境や公正な取引を守るための規制があります。

三段階で考える

経済活動の自由を事例で調整しようの整理経済上の自由を特定、規制目的を確認、必要性と代替手段を比較 経済上の自由を特定 規制目的を確認 必要性と代替手段を比較

経済活動は他者や社会へ広く影響することがあります。規制が目的に役立つか、範囲が広すぎないか、負担が特定の人に偏らないかを検討します。財産権も公共の福祉に適合するよう法律で内容が定められます。

具体例

飲食店に衛生基準と営業許可を求めることは、職業の自由を制限しますが、食中毒から利用者を守る目的との関係があります。ただし、必要のない高額な設備を一律に要求するなら過大な制限かを考えます。

よくある誤解

経済規制はすべて自由権侵害、または公共目的なら何でも許される、と二択にすることです。目的・効果・負担を比較します。

理解チェック

  1. 経済活動の自由を三つ挙げられますか。
  2. 衛生基準が職業の自由と両立し得る理由は何ですか。
  3. 自由権の事例を考える共通手順を説明できますか。

次のセクションでは、国家の不干渉だけでなく、人間らしい生活の条件を社会に求める社会権を学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。