LESSON 01

日本の参戦と東アジア

大戦景気で日本の産業と貿易はどう変わったのか

欧州製品の減少・輸出増・船成金から、景気拡大の仕組みを理解します。

このレッスンの役割

前のレッスンでは、日本が中国へ権益要求を強めたことを学びました。今回は、ヨーロッパの戦争が日本国内の工場・貿易・企業をどう成長させたかを考えます。

中心技能は、供給減少と需要増加の両方から大戦景気を説明することです。

なぜ日本の商品が売れたのか

ヨーロッパ諸国は軍需生産を優先し、アジアへの工業製品輸出が減りました。一方、連合国は軍需品・食料・船舶を必要としました。

欧州製品がアジア市場から減る + 連合国の軍需が増える → 日本製品への注文が増える → 輸出と工場生産が急増 → 大戦景気

成長した産業

産業 成長した理由
紡績・繊維 アジア市場で欧州製品の代わり
造船・海運 船舶不足と運賃上昇
鉄鋼・機械 軍需と工業化
化学工業 欧州からの輸入が難しく国産化
貿易・銀行 輸出と企業投資が拡大

日本は輸入超過から輸出超過へ変わり、対外債務国から債権国へ近づきました。

成金と企業成長

船舶不足で海運運賃が上がり、大きな利益を得た船成金などが現れました。財閥と新しい企業が工場を拡大し、都市の労働者も増えました。

輸出企業・海運には大きな利益 一方 固定収入の人には物価上昇 → 景気の利益が均等ではない

景気の危うさ

戦争という特別な需要と欧州製品の不足に依存していたため、終戦後に欧州の生産が戻ると競争が激しくなります。工場を増やしすぎた企業は不況に直面しました。

確認1:大戦景気を供給と需要から説明しましょう。

欧州製品のアジア供給が減る一方、連合国の軍需と船舶需要が増え、日本への注文が急増したからです。

確認2:造船・海運が成長した理由は何ですか。

戦争で船が不足し、物資輸送需要と海運運賃が大きく上がったからです。

確認3:大戦景気の利益が均等でなかったのはなぜですか。

輸出企業や海運業者は利益を得た一方、賃金が物価上昇に追いつかない人々は生活が苦しくなったからです。

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輸出と生産が伸びても、米の価格は急騰しました。次は1918年の米騒動が全国へ広がった理由を学びます。

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