このレッスンの役割
前のレッスンでは、選挙参加の拡大と思想取締りが同時に進んだことを学びました。今回は、職場と農村で人々が団結し、生活条件を変えようとした方法を考えます。
中心技能は、労働運動と農民運動を、参加者・要求・方法で比較することです。
工場の労働運動
工業化で労働者が都市の大工場に集まると、一人では難しい賃金・時間の交渉を組合で行うようになりました。
- 1912年、友愛会が結成される
- のちに日本労働総同盟へ発展
- 1920年、日本最初のメーデー
- 賃上げ、八時間労働、団結権などを要求
労働者が団結 → ストライキで生産を止める → 企業・政府へ交渉圧力 → 賃金・時間・安全の改善を求める
農村の小作争議
地主から土地を借りる小作農は、収穫の一部を小作料として納めました。米価や収入が下がっても小作料が重いと、引下げを求める争議が起きました。
1922年、日本農民組合が結成され、各地の運動を結びました。
| 見る点 | 労働運動 | 農民運動 |
|---|---|---|
| 主な場所 | 工場・鉱山・交通 | 農村 |
| 相手 | 企業・経営者 | 地主 |
| 要求 | 賃金・時間・安全 | 小作料・耕作権 |
| 方法 | 組合・ストライキ | 農民組合・小作争議 |
取り締まりと政治参加
政府と企業は運動を警戒し、警察による取り締まりや解雇も行いました。一方、普通選挙後は無産政党が労働者・農民の要求を選挙と議会へ持ち込もうとしました。
確認1:労働運動と農民運動の要求を一つずつ答えましょう。
労働運動は賃上げ・時間短縮など、農民運動は小作料引下げ・耕作権などです。
確認2:組合を作る意味は何ですか。
一人では弱い立場の人々が団結し、ストライキや交渉で企業・地主・政府へ圧力をかけられることです。
確認3:普通選挙は社会運動へどう影響しましたか。
労働者・農民の要求を無産政党と選挙を通じ議会へ届ける道を広げました。
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女性も雑誌、団体、請願を通じて政治参加と社会制度の改革を求めました。
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