LESSON 01

ロシア革命と社会主義

革命政権は平和と土地の約束をどう実行したのか

平和布告・土地布告・制憲議会・講和の成果と代償を理解します。

このレッスンの役割

前のレッスンでは、ボリシェヴィキが「平和・土地・パン」を掲げて政権を握ったことを学びました。今回は、新政権がその約束を政策に変えたとき、どんな成果と矛盾が生まれたかを考えます。

中心技能は、一つの政策を「実現したこと」と「代償・限界」に分けて評価することです。

平和布告と土地布告

新政権は、無併合・無賠償の講和を各国へ呼びかける平和布告を出しました。また土地布告で地主の土地所有を廃止し、農民による土地分配を認めました。

約束 政策 人々への意味
平和 平和布告・ドイツとの交渉 兵士が前線から帰れる期待
土地 地主地の没収 農民が耕す土地を得る
労働者の力 工場への労働者統制 経営への発言を広げる
民族の権利 民族自決を宣言 帝国内民族の独立要求が強まる

ブレスト=リトフスク条約

連合国は戦争を続けたため、ロシアはドイツと単独交渉しました。1918年3月、ブレスト=リトフスク条約を結び戦争から離脱します。

ロシアは広い領土と人口、資源を失う厳しい条件を受け入れました。

和平を実現 → 兵士と国民の要求に応える しかし → 領土・資源を大きく失う → 国内の反対が強まる

制憲議会との対立

革命前から選挙が予定されていた制憲議会では、ボリシェヴィキは多数派になりませんでした。ボリシェヴィキ政権は議会を解散しました。

これは旧体制からの革命を守るという説明で行われましたが、複数政党による民主的政治を狭める重要な転換でもあります。

よくある間違い

「戦争を終えたので、ロシア国内は平和になった」という誤りです。対外戦争から離れた後、革命政権と反対勢力による内戦が激しくなりました。

確認1:土地布告は何を認めましたか。

地主の土地所有を廃止し、農民が土地を分配して利用することを認めました。

確認2:ブレスト=リトフスク条約の成果と代償は何ですか。

戦争から離脱して平和の約束を実行した一方、広い領土・人口・資源を失いました。

確認3:制憲議会解散はどんな限界を示しますか。

革命政権が権力を集中し、複数政党による民主的な政治を狭めたことを示します。

次のレッスンへ

次は、赤軍・白軍・外国軍が戦った内戦と、戦時共産主義が人々の生活へ与えた影響を学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。