このレッスンの役割
前のレッスンでは、臨時政府が戦争と土地問題を解決できず、ソヴィエトと並ぶ二重権力になったことを学びました。今回は、ボリシェヴィキがどの要求をつかみ、政権を握ったかを考えます。
中心技能は、スローガンを人々の具体的な不満へ結びつけることです。
レーニンの帰国と四月テーゼ
亡命から帰国したレーニンは、臨時政府を支持せず、次を主張しました。
- 戦争を終わらせる
- 地主の土地を農民へ
- すべての権力をソヴィエトへ
- 社会主義革命へ進む
「平和・土地・パン」という分かりやすい要求は、兵士・農民・労働者の切実な問題に対応しました。
| 人々 | 求めたもの | ボリシェヴィキの訴え |
|---|---|---|
| 兵士 | 前線から帰る | 即時和平 |
| 農民 | 土地 | 地主の土地を移す |
| 都市労働者 | 食料と職場の権利 | パン、労働者統制 |
| ソヴィエト | 政治的な力 | 全権力をソヴィエトへ |
支持が急に広がる条件
戦争の失敗、物価上昇、食料不足が続きました。臨時政府の権威が下がる一方、ボリシェヴィキは都市のソヴィエトで支持を増やします。
臨時政府が約束を実現できない → 人々が別の選択肢を求める → 具体的要求を掲げるボリシェヴィキが伸びる → 首都の主要ソヴィエトで多数派へ
十月革命
1917年11月(当時のロシア暦では10月)、ボリシェヴィキはペトログラードの重要施設を押さえ、臨時政府を倒しました。ソヴィエト政権が成立します。
十月革命は首都での政権奪取だけで全国が直ちに安定した出来事ではありません。その後、反対勢力との内戦が続きます。
よくある間違い
「ボリシェヴィキは最初から全国民の多数に支持されていた」という誤りです。都市の労働者・兵士のソヴィエトで支持を伸ばしましたが、広大な農村を含む全国には別の政党や反対勢力も多くいました。
確認1:「平和・土地・パン」は誰のどんな要求に対応しましたか。
兵士の和平、農民の土地、都市労働者・住民の食料という要求に対応しました。
確認2:ボリシェヴィキが支持を伸ばした理由は何ですか。
臨時政府が戦争・土地・食料問題を解決できない中、具体的で即時の解決を掲げたからです。
確認3:十月革命で全国が直ちに安定したわけではないのはなぜですか。
地方や農村には別の政治勢力と反対者がおり、その後に内戦が起きたからです。
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新政権はまず戦争と土地へ対応します。次は布告とブレスト=リトフスク条約が何を実現し、何を失ったかを学びます。
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